空間オーディオに対応したNetflixがマジで凄すぎるんですけど
Appleの空間オーディオに遂にNetflixが対応したので、早速試してみました。
空間オーディオとは分かりやすく言うと、対応機器を使うと、普通にヘッドホンで聴いていても音声が左右からではなく、どう見てもたくさんスピーカーがあるかのように、別のところから音が聴こえるようになるという仕組み。
これがともかく凄いです!
例えば普通なら左右のヘッドホンから聴こえるはずの音が、何故か正面から聴こえたりします。
ここまでならまだ分かるんですが、ここで顔を右に向けると、今度はその音が左から聞こえるんです。
つまりちゃんとその方向に音源があるように聴こえるわけですね。
これはヘッドトラッキングという技術で、特殊なチップを使ってリアルタイムで周波数処理をすることで、そのような聴覚上の錯覚を引き起こすようになっているのです。
これ技術自体はソニーの360オーディオとかにも使われているのですが、 Appleの空間オーディオは後付けで立体音響にした音楽と違って、元々劇場で映画を上映するためのフォーマットDolby Atmosをそのままソースに使っているので、Netflixのような映画をメインにすると、ともかく迫力が段違いなのです。
正直あまりにヘッドホンから聞こえている様に感じないので、もしかして外部スピーカーから出力しているのではないかと疑って、ヘッドホンを外して確かめたほど(本当です)
しかも!これが凄いのですが、何故かDolby Atmosに対応していない筈の普通のTVドラマとかアニメとかでさえも、ちゃんと分かるくらいの立体音響で聴こえます。
この効果は聞き比べるまでもなく、本当に素人でも一発でわかるほど、明確な差があります。
その昔自宅のシアタールームに大枚叩いて9.1chの音響システムとか作ったものですが、今はヘッドホンやイヤホン一つで、どこにいても同じ環境が再現できます。
なんとも凄い時代になったものです。