都内の在宅勤務事情〜Withコロナ商品ができるまで〜
ご無沙汰しております。みぽりんです。
企業で会社員をしながら、副業で北海道に仲間と林業会社BATONPLUSを立ち上げ、主にPR担当をしています。
最近は本業の方で私の”地方での副業”についての取材が重なり、本来私自身がやりたかったこと・BATONPLUSでやるべきことを再認識する良い機会をいただいています。
テレワークが加速し、働く場所の制限がなくなりつつあることは皆さんも肌で感じられているとは思いますが、こうした取材のお話をいただくことが増えたのも、地方移住・多拠点生活・地方でのプロボノや複業など、その人やライフスタイルに合わせた生き方の選択が可能になっていく時代の流れを表しているのではと感じます。
さて、今回は東京のIT企業で働く、前地キャプテン(51)にお話を伺いました。
本業でのダイレクトマーケティング・ECの業務経験を活かして、ECを含むWEBコミュニケーションを担当し、いつも独特なユーモアセンスで場を和ませてくれています。
まさに北海道×東京ならではの発想で生まれた、集中スペースとして使用できる組立式小部屋「Room+(ルームプラス)」の開発ストーリーについてお伝えします。
都内在住 IT企業勤務の、コロナ禍の働き方
本業ではECモールに関する出店営業やネット広告、プロダクトの企画を行う部署で、主に広告主に対する提案営業を業務としています。
前職も通販やコールセンター関連の業務でしたので、ダイレクトマーケティングの経験が活かされているとは思いますが、ネット広告は進化のスピードが速いので、追いつくのが大変です。(もはや追いついていないですが。。)
コロナ禍の今は基本在宅勤務で、外出は週に1度クライアント先へ訪問する時しかありません。
在宅勤務の日は、8時ごろから自分の部屋か、家に誰もいなければダイニングテーブルでPCを開き仕事を開始します。
午前中はできるだけミーティングを入れずに、提案や企画を考えたり、資料作成の時間に充て、午後はZoomを使用し社内外の方とのミーティングをしています。そう考えるとほぼ1日中PCの前に座っていますね。
とある日のミーティング、雑談から生まれた商品
3月下旬、全国的に緊急事態宣言が発令される少し前ですが、定例ミーティングで北海道・東京・大阪メンバーがそれぞれ近況報告をしていた時のことです。
すでに東京メンバーは会社から在宅勤務を推奨されていたので、急遽家で仕事しなければならなくなった中、夫婦2人とも同じ場所で在宅勤務をせざるを得なかったり、子どもがいたりすると、仕事に集中できないといった困りごとが話題に挙がりました。
確かに、特に都心の住宅状況だと個室を持てる人も多くないので、同じように困っている人は少なくないはず、ということで、部屋の一角に組み立てることで集中スペースを確保できる小部屋「Room+」の商品化が決まりました。
私ももともと集中しないと仕事が捗らないタイプなので、普段から周囲に不必要なモノを置かないようにしていましたし、外出時はコワーキングスペースに寄って仕事することもありましたが、周りの人の動きや、会話が気になって仕事に集中できないことがあったので、そんな時は「視界や音を遮ってくれるものがあればいいのに」と思っていました。
在宅勤務のオンオフの切り替えに適切
早速、家具デザイナーの祐くんがデザインしプロトタイプを東京に発送してくれました。
十勝の板材をアイアンフレームに固定しているので、想像していたよりしっかりとした作りで、「本物の小部屋に近い」という感覚でした。
実際に中に入ってみても、適度な狭さと視界が壁に覆われている閉塞感が、仕事に集中するのに適しているなと感じました。
在宅勤務だと、どうしてもオンとオフの境目がなくなってくることも考えられるので、仕事中はRoom+で、仕事以外はRoom+を出ることによって、オン・オフの切り替えができそうだと感じています。
働き方が変わってくる中で、精神的なストレスを軽減するためにも、このような環境整備は大切にしていきたいところです。
組立がかなり複雑!完成品ができるまでの試行錯誤
とはいえ、勿論良いことばかりではなく、プロトタイプから現在の商品としている完成品まで、ユーザー視点の東京メンバーと製作側の北海道メンバーで何度もやりとりを重ねました。
Room+は複数の板材とフレームを梱包して発送されるため、お客様自身で組み立てていただく必要があるのですが、サイズの異なる板材とそれらを固定するネジの種類が複雑で、どこにどの板をはめればよいのかが分かりにくい仕様となっていました。
製作側へ正直な感想をフィードバックし、板材とネジは統一し汎用性をもたせることで組立を極力シンプルに、また部屋のレイアウトに合わせられるよう、入り口の位置を4角どこでも選べるよう改良しました。組み立てから設置まで、ずいぶん使用しやすくなったと感じています。
アフターコロナの働き方と理想の生き方を考える
これからも私たちの働き方は確実に変わっていくと思います。
在宅勤務は移動時間や無駄な会議の削減ができ、仕事の効率化としては効果がある反面、顔を合わせる会議での雑談や移動時の気持ちの切り替えは、それなりに精神的なストレス解消ができていたのだと気づきました。
ずっと家にいることで、オン・オフの切り替えができなかったり、深夜まで仕事することもあり、逆にストレスによって効率が低下してしまうことも予感しています。
Room+は単に機能的な仕事場にとどまらず、日常と仕事を適度に切り分けることで、生活の一部としてより豊かな日常生活を過ごしていただく価値を提供できればと思います。
元々私は複数拠点での生活や、複業に興味がありました。
子どもが大きくなり休日相手もしてくれないので(笑)、これから趣味を見つけて何か活動したいと思っています。
理想の暮らしは、平日は本業の仕事を東京で行いながら、土日は複業の仕事や趣味に関することを、環境を変え自然のある郊外で実施することです。
土日だけですので特別広い空間は必要なく、逆に最低限の空間と設備が良く、タイニーハウスを自分でDIYしてみたいと思っていました。
Room+と同様に、私の夢のタイニーハウスもいつか実現してみたいです。
(スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールドにあるタイニーハウス)
Room+のECサイト(Yahoo!ショッピング)はこちらから
Room+のリリースはこちらから
商品名:Room+(ルームプラス)
価格:181,500 円(税込・送料込み)
サイズ(組立時):W1480×D995×H1605
■商品特長
1.北海道十勝で育った木材「カラマツ」とアイアンフレームを使用した、上質なデザイン
本格的な木ならではのやわらかな手触りや香りを楽しんでいただけます。
2.広い作業スペースを確保(W945×D550)
PC や書類、小物などを置く広さを十分に確保しております。高さ調節可能。
3.部屋やインテリアに合わせてアレンジ可能
部屋の間取りやインテリアに合わせて、入り口の位置を変更可能。