『THE BATMAN-ザ・バットマン-』スピンオフドラマ『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』第7話トップ・ハット 感想 ネタバレあり
前回に続き、映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のスピンオフドラマ『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』の7話を視聴しましたので感想です。
既に最終話の8話まで配信されているので今ならまとめて見れますのでまだ見ていない方はおすすめです!
本作の概要、第1話の感想と登場キャラクターの原作コミックとの比較はこちら
第2話の感想と登場キャラクターの原作コミックとの比較はこちら
第3話の感想と原作コミックとの比較はこちら
第4話の感想と登場キャラクターの原作コミックとの比較はこちら
第5話の感想と原作コミックとの比較はこちら
第6話の感想と原作コミックとの比較はこちら
第7話 トップ・ハット 感想(ネタバレあり)
冒頭はペンギンの子ども時代、まだ兄弟のジャックとベニーが生きていた頃から始まります。
ペンギンの子役の子、けっこうペンギンに似ています。
ペンギンは母であるフランシスへの独占欲が強く、フランシスが兄弟に構うと不満そうにします。
3人兄弟姉妹の真ん中って上と下に挟まれて親への愛情を感じ辛いという話を聞いたことがあります。(上は頼られ、下は甘やかされやすいとのこと)
ペンギンはフランシスに頼まれて兄弟たちとレックス・カラブレーゼに帳簿を渡すことに。
1話から存在を語られていたレックス・カラブレーゼがついに登場。
めちゃくちゃスマートでハンサムな紳士でした。(原作コミックでは体重120キロのおっさん)
(レックス・カラブレーゼについては1話の感想・解説参照)
レックスに帳簿を渡したペンギン達兄弟は現在アジトにしている地下トンネルでかくれんぼをすることに。
しかし鬼となったペンギンに対して足が悪いのにはしごを使わせようとしたジャックとベニーに対して怒ったペンギンは2人を水路に閉じ込めて1人で帰ります。
帰ったペンギンはフランシスに2人は映画に行ったと嘘とつき、フランシスと2人きりの時間を過ごします。
外では豪雨が降っており、ジャック達の閉じ込められた水路は放水用の水路でどんどん水が溜まっていきます。
ペンギンは無言で外の雨を見ますが、何もフランシスには言いません。
結局ジャック達は溺死してしまいました。
ここ結構衝撃で、幼い兄弟(15歳と10歳)の子どもが同じ兄弟に見殺しにされて溺死するということでドキドキしました。
始めから殺す意図は無いにしても2人が死ねば母を独占できるという思惑がありペンギンは母親に嘘をつきました。
ペンギンの母親からの愛の異常な独占欲が明かされました。
前回は母親に対して献身的に介護をしていましたが、この異常な独占欲を見た後だとまた少し見え方も変わります。
物語は前回の続きに戻り、クラウン・ポイントの隠れ家にペンギンが戻るとソフィアによってビクターは気絶させられていてフランシスが誘拐された後でした。
ペンギンはすぐにビクターを逃がしますが直後マローニが入ってきてペンギンはマローニに拷問されて捕まります。
ソフィアは誘拐したフランシスと対面してペンギンについて語りあいます。
その中で死んだ兄弟についてソフィアがフランシスに聞くとフランシスは情緒不安定になり、ソフィアは精神科医であるジュリアンにフランシスからペンギンとの過去を聞き出そうとするのでした。
ペンギンはマローニにブリスの製造場所に連れてこられますが上手く隙を作って逃げ、マローニと格闘している内にマローニは倒れて死にます。
恐らく以前ペンギンの刺客に刺された場所が原因で死んだのでしょう。
「俺はあんたを倒したぞ!いいな?俺の勝ちだ!」
ファルコーネファミリーに次ぐ組織のマローニファミリーを壊滅させたペン
ギンは勝ち誇り勝利を宣言します。
「汚いコソ泥め!ザマ見やがれ!俺が築いたものを横取りしようとしやがって!」
ブリスは元々はソフィアとアルベルトの計画だったのにそれを横取りしたのはペンギンなんですけどね。
これで残る敵はソフィアのみとなりました。
ソフィアはファルコーネファミリーの生き残りであるカーラの娘のジアが児童養護施設に居ると聞き、会いにいきます。
ジアはソフィアが両親を殺害したことを知っていましたがソフィアは両親達が悪だったことを説明し、乗り切ります。
しかしかつて冤罪でアーカム・アサイラムに投獄されたことから罪の無いジアを施設に送ってしまったことに対してソフィアは罪悪感を抱くのでした。
ソフィアはペンギンからマローニの死を聞かされ、ブリスとフランシスを交換することになりました。
ソフィアはジュリアンに自身の望みは「自由になりたい」と語るのでした。
そして「オズ(ペンギン)を苦しませたい」とも。
ペンギンは地下のアジトでソフィアを待ち構えますが、来たのは爆弾を積んだ車のみで爆弾に気づいたペンギンは逃げ出し、かつて兄弟のジャックとベニーが死んだ放水路に逃げ込んで助かります。
爆弾の威力は凄まじく、地表の道路は陥没して地下も地上も多数の死者が出ました。
噴煙の中ペンギンが歩いていると2話でソフィアに買収されたゴッサム市警の汚職警官にペンギンは警棒で殴られ、気絶して連れて行かれるのでした。
場面は冒頭の過去の続きへと移り、ジャックとベニーを失ったフランシスは引きこもっていましたがペンギンと「モンローズ」という店に行き、2人はダンスを踊ります。
フランシスはペンギンにいい暮らしをさせることを約束させます。
ペンギンも幸せにするまで頑張ると応えます。
7話にして明かされたペンギンの兄弟の死の真相。
それはペンギンによってもたらされた死でした。
兄弟の死により母フランシスは精神的に不安定になり、フランシスの人生もペンギンの人生も狂っていきました。
正直前回まではペンギンは他人には冷たいが家族である母には優しい善良な息子だと思っていましたがそうではありませんでした。
ペンギンの愛情は相手の為のように見えて本当は相手からの愛情に飢えており、そのためには相手を騙して自分を良く見せて愛を得ようとする独善的な愛なのでした。
しかしペンギンは10年以上もマフィアのボスであるカーマイン・ファルコーネの側近をしてアイスバーグ・ラウンジまで任されていたのに母親に約束したいい暮らしを与えられないとは、カーマイン・ファルコーネはソフィアの言う通りかなりケチだったようですね。
まとめ
というわけで『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』第7話の感想でした!
次回最終話も感想を書きたいと思います!
ペンギンの狂気染みた母への愛の末路
ソフィアとの決着
ゴッサムの支配者の行方
ビクターとの関係
これらはどう描かれるのか・・・楽しみです!
読んでいただきましてありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?