記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

今だからこそ『GOTHAM/ゴッサム』を語りたい

もっぱら好評だったと噂の映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のスピンオフドラマ『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』
バットマンのヴィランの1人であるペンギンを主役にしたドラマですが、実はペンギンがメインのドラマがもう1つあるのです。(主役じゃないけど)
それが『GOTHAM/ゴッサム』なのです!

『GOTHAM/ゴッサム』はバットマンが活動を開始する10年前の話で若きゴッサム市警であるジェームズ・ゴードン(通称ジム・ゴードン)が主役でゴッサムシティの犯罪やヴィランを相手に立ち向かう話となっています。

ゴードンが表の主人公ならペンギンは裏の主人公としてギャングの下っ端から裏社会のトップまで成り上がるストーリーとなっています。

自分がペンギンを好きになったのもこのドラマの影響が大きいです。

『GOTHAM/ゴッサム』の概要とか詳細なのですがウィキペディアにめちゃくちゃ細かく記載されているのでそちらを見ていただきたいです。(どのくらい細かいかというと全100エピソードの解説が書かれているくらい細かい)

なのでここでは各キャラクターの印象や好きなエピソードについて語ろうと思います。
ネタバレありです。

あと前提として最終的にバットマンの物語に移行する流れなのですが諸々我々の知ってるバットマンの話とは異なる点も多いです。
特に本作では名だたるヴィラン達が登場・誕生するのですがそのほとんどにゴードンが絡んでいるのでバットマンよりもゴードンの方がヴィランとの因縁が強いという状況になっています。
あと本来バットマンの活動中は生存していたキャラクターも本作の中で死亡したり、キャラクター同士の関係性も異なっています。
まあでも細かいことは気にせず楽しんだ方が面白いです。


登場キャラクターについて


ジェームズ・ゴードン(ジム・ゴードン)

主人公。後にゴッサム市警本部長にしてバットマンの親友となる。
正義感が強く汚職がはこびるゴッサム市警でも汚職に屈さなかった男。でもどうしようもなくなったらギャングのペンギンに頼ることも多々ある。
1話でペンギンを殺さなかったのでバットマンと同じ不殺主義なのかと思いきや無抵抗の相手は殺さないだけで自分や他人に危害を加える相手は容赦なく殺すのでした。
唯一テオ・ギャラバンだけは合法的に裁けなかったのでペンギンがボコボコにして無抵抗の状態で殺したが毎晩夢に見るくらいトラウマになっている。
話の途中で警察をクビになったり自ら辞めたりブラックゲート刑務所に入れられたり賞金稼ぎになったりと慌ただしい。
海外ドラマらしく恋人がコロコロ変わる・・・とまでは言わないけど何回か変わる。終盤で明らかに異常者のバーバラとまたくっつくのはなんか納得できなかった。でも最終的にレスリーと結婚したので良かったです。
最終話でコミックのように髭を生やしたが結局剃った。
吹き替え版での声優さんは小野大輔さんでイケボ。
ちなみに小野大輔さんは『ニンジャバットマン』でナイトウィングを演じていてペンギンと対決する。



ブルース・ウェイン(バットマン)

後にバットマンとなる大富豪の少年。
第1話で両親を謎の男に殺されてそれから両親の死の真相に迫っていく。
両親を殺した犯人を見つけると約束したゴードンと友情を育むがゴードンが全然犯人を見つけないことにキレたこともある。
同年代のセリーナとは仲良くなったり喧嘩したりを繰り返す。
思春期になると反抗期でクラブで豪遊したりもする。アルフレッドに対してはほとんど反抗期スタイル。
少年ながらにしてテオ・ギャラバンに恨まれたりジョーカー(になる奴)に因縁つけられたりラーズ・アル・グールに目をつけられるなどバットマンになる前から波乱万丈。
最終話では満を持してバットマンになる。



オズワルド・コブルポッド(ペンギン)

後にゴッサムシティの裏社会を支配するヴィランとなる。
最初はファルコーネファミリー傘下のフィッシュ・ムーニーのギャング団の下っ端の傘持ちだったが狡猾に裏切りを繰り返しのし上がっていく。
他人はとことん利用するが母親や気に入った子どもには優しかったりする。
途中リドラー(ニグマ)を本気で愛する謎展開があるがその後はリドラーとライバル的な関係になる。
終始犯罪者なのにのうのうと好き勝手しているが最終回では10年間も捕まっていたという。(そしてコミックの見た目に寄せるために急激に太った)



エドワード・ニグマ(リドラー)

後にバットマンと知能対決をするヴィランとなる。
最初はゴッサム市警のなぞなぞ好きな鑑識官だったが徐々に内面の凶悪な人格(リドラー)が出てくる。
リドラーとして覚醒してからはやりたい放題する。
しばらくミスター・フリーズに氷づけにされてペンギンのアイスバーグ・ラウンジに飾られていた時期があったが解凍されて復活した。
解凍されてしばらくは頭が悪かった。
ペンギンとは共闘したり憎み合ったり関係の変化が激しい。
一回死んだがヒューゴ・ストレンジによって生き返った。
最終回ではペンギンと一緒にバットマンにビビっていた。



セリーナ・カイル(キャット・ウーマン)

後にキャットウーマンとしてゴッサムシティの大泥棒となる美少女。
1話から登場するレギュラーキャラクター。
同年代のブルース・ウェインとは友人だが超ツンデレなので喧嘩が多い。
すさんだ生活をしていたので人殺しもけっこうする。
ジェレマイアに撃たれて死にかけたがポイズン・アイビーの種で復活した。
最終回では10年後の成長した姿で登場した。



アイビー・ペッパー(ポイズン・アイビー)

後にポイズン・アイビーとして植物と誘惑を駆使するヴィランとなる。
最初は少女として登場してセリーナの友人だったが途中で強制的に大人に成長させられてさらに変な薬を飲んでまた姿が変わる。
見た目は大人、頭脳は子どもとコナンくんの逆バージョン。
ペンギンとはしばらく一緒に行動していた。



ハービー・デント(トゥーフェイス)

後にトゥーフェイスとなってバットマンと因縁深いヴィランとなる。
ゴッサムシティの若き地方検事。内面には凶暴な本性が潜んでいて時々発露される。トゥーフェイスということを分かりやすくするために顔の半分が影で隠れるという演出をしつこいくらいしてくる。
トゥーフェイスになるかと思ったらまだ時代的に早いのかならず、あんまり登場もしなくなる。



ジョナサン・クレイン(スケアクロウ)

後にスケアクロウとして恐怖ガスをばら撒くヴィランとなる。
コミックと違ってイケメン。
父親のせいで案山子の悪夢に苦しむが自分自身が案山子(スケアクロウ)となり他人を恐怖に陥れることで悪夢から解放されている。
ジャービス・テッチ(マッドハッター)とは仲良さそう。



ジャービス・テッチ(マッドハッター)

後にマッドハッターとして不思議の国のアリスに固執するヴィランとなる。
チート級の催眠術を使えるシスコンの変態。



ヒューゴ・ストレンジ

後に知能犯としてバットマンと対決するヴィランとなる。
俳優さんと髭の組み合わせでコミックそっくりの見た目となっている。
死人を蘇生できる天才という便利設定のキャラクター。
ファイヤーフライ、ミスター・フリーズ、アズラエル、ベイン等の多数のヴィランを生み出した。
戦闘力は皆無なので暴力にはめっぽう弱い。



テオ・ギャラバン(アズラエル)

シーズン2のボスキャラ。
ウェイン家に恨みをもつデュマ家の家系で色々やった結果ペンギンとゴードンの怒りを買い殺された・・・・がヒューゴ・ストレンジに蘇生させられてキャラ変して自分を騎士アズラエルと思い込む。(鎧や鉄仮面も着ちゃう)
最後はバイオハザードみたいにロケットランチャーで吹っ飛ばされた。
ちなみにコミックのアズラエルはバットマンの仲間。



ブリジット・パイク(ファイヤーフライ)

後に空を駆ける放火魔となるヴィラン。コミックでは男性だがこちらでは女性。
セリーナの友人で気弱な性格だったがヴィランとして覚醒してからは大暴れする。
大やけどのせいで耐火服が脱げない。ヴィランとなってからは目が怖い。
ミスター・フリーズとは対立関係。



ビクター・フライス(ミスター・フリーズ)

後に冷凍銃を駆使してバットマンの強敵となるヴィラン。
コミックより若いからか髪があってイケメン。
冷凍スーツを着て冷凍銃を使うコミックの再現度が高いキャラ。
ファイヤーフライとは対立関係。



ビクター・ザーズ(ミスター・ザーズ)

後に凶悪殺人鬼としてバットマンの前に現れるヴィラン。
人を殺した時に身体に傷を付ける習慣があるがまだ若いのできれいな顔をしている。
最初はファルコーネのヒットマンとして仕えていたが後にペンギンに仕える。
ビクター・フライス(ミスター・フリーズ)と名前が被っていて作中でも
ペンギン「ビクターを呼べ」
ザーズ「・・・俺?」
ペンギン「フライスだ!!」
とネタにされてる。



ラーズ・アル・グール

コミック同様不死の存在。
こいつが登場したせいで一気に世界観がオカルトになった。
死んでも蘇るキャラクターなのでこの時代でも殺された。



ブッチ・ギルジーン(ソロモン・グランディ)

フィッシュ・ムーニーの側近だったがビクター・ザーズに洗脳されてペンギンの側近になる。
腕を切り落とされたり結構ひどい目にあうがタビサという美人の彼女をゲットする。(しかもむちゃくちゃ愛されてる)
実は本名は「サイラス・ゴールド」で死んでからソロモン・グランディとして蘇るがペンギンによりブッチに戻されて直後にまた殺される。
ラーズ・アル・グール同様、急にオカルトみたいな設定になった。



カーマイン・ファルコーネ

ゴッサムシティを牛耳るファルコーネファミリーのボス。
色んなメディアに登場するキャラだが一番大物っぽい。(映画『バットマン ビギンズ』は小物っぽい。映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』ではゲスい。)
実はゴードンの父親と親しかったのでゴードンを気にかけている。
最後は娘のソフィアの陰謀で殺された。



ソフィア・ファルコーネ

カーマイン・ファルコーネの娘。
『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』よりも先に登場していた実写版ソフィア。(こちらもコミックと違いスリムな美人)
色々と暗躍して父カーマインを殺したが最後はレスリーに撃たれて昏睡状態という中途半端な状態で終わったキャラ。



レスリー・トンプキンス

コミックではバットマンの正体を知るブルース・ウェインの理解者の女医。
こちらではアーカム・アサイラムの精神科医でゴードンと恋仲になる。
その結果命を狙われたり妊娠したり別れたり新しい恋人をゴードンに殺されたり大変な目にあう。
コミックでは非暴力を信念とするがそんなこと言ってられない状況の連続に強くなった結果ファイヤーフライを倒すほどになる。
一回死んだがヒューゴ・ストレンジによって生き返った。
途中リドラーとも恋仲になるが正直納得してない。
最後は無事ゴードンと結婚した。良かった。
ちなみにゴードンの役のベン・マッケンジーさんとレスリーの役のモリーナ・バッカリンさんはドラマ放送中に結婚している。



バーバラ・キーン

登場初期はゴードンの恋人だったが色々な事件に巻き込まれてどんどんおかしな方向に行った人。
コミックや映画ではゴードンの奥さんなのでメインヒロインかと思っていると度肝を抜かれる。
一回死んだ・・・けどラーズ・アル・グールに復活させられた。
ゴードンの子どもを妊娠して出産するがゴードンはレスリーと結婚した。
しかし関係は良好な様子。



アルフレッド・ペニーワース

ウェイン家の執事でブルースに仕える。後にブルースがバットマンになった後もサポートする。
ブルースがまだ子どもで反抗期なのでかなり振り回される。(バットマンになってからも振り回されてるけど)
元特殊航空部隊でけっこう武闘派でブルースを鍛える。
立場上なんども殺されかける。
一回死んだ・・・けどラーズ・アル・グールに復活させられた。



ルーシャス・フォックス

後にバットマンのガジェットを開発してサポートすることになる。
そのためかブルース・ウェインを終始めちゃくちゃひいきしてるように見える。
リドラーとのなぞなぞ対決に勝った結果リドラーに粘着されることになる。



ハービー・ブロック

ゴードンとバディを組むゴッサム市警。コミックではゴードンの部下。
当初は腐っていたが実は熱い男。
それ以上に熱血なゴードンに振り回される。
上司がどんどん死んだ結果昇進しまくる。



ジェローム・ヴァレスカ

ジョーカーっぽい笑いや言動していたけどジョーカーじゃなかったやつ。
死んで蘇ってまた死ぬ。ブルースに執着する。
ある意味ジョーカーを生んだ存在。



ジェレマイア・ヴァレスカ(ジョーカー)

ジェロームの双子という設定で役者を使いまわす。
ジェロームの作ったガスによって狂気を含むサイコパスとなる。
こいつもブルースに執着する。
薬品タンクに落ちて廃人となるが実はジョーカーとなっていた。
最後はバットマンとなったブルースにあっさり倒される。



好きなエピソード

ここからは個人的に印象に残っている好きなエピソードやセリフを紹介します。


シーズン1


「俺はジェームズ・ゴードン。刑事だ。君の名前は?」「ブルース・・・僕はブルース・ウェイン」ワクワクが止まらない
!第1話『正義の消えた街』

ブルース・ウェイン、ジェームズ・ゴードン、ペンギン、キャットウーマン、アイビー、ファルコーネ等々・・・未来のバットマンの時代で活躍するキャラクターがぞろぞろ出てきて期待が止まらない。
しかも各キャラクターの解釈一致感がすごい。
バットマンとなった後も友情を育むゴードンとブルースとの出会い、好きです。
両親を失い、悲しみに暮れるブルースをゴードンが励まします。


ゴードン「覚えておけ。今この世界がどんなに暗く恐ろしくても、光は必ず差す。いいか必ずだ、ブルース」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン1第1話『正義の消えた街』



後にゴッサム市警本部長となるゴードンと裏社会の王となるペンギンがお互いに下っ端のころに出会っていたというのも良い。
ラストでゴードンがペンギンを殺さなかったことで犠牲者が増えていくのはとてもバットマンらしい話ですね。



「こんにちは・・・僕がオズワルド・コブルポットだ」ペンギン死んでません!第6話『ヤギの悪魔』

ペンギン殺害の容疑で逮捕されるゴードンの前にペンギン本人がゴッサム市警に来て殺されていないことを証明するというファインプレー。
時に敵対し、時に味方をするゴードンとペンギンの関係性が好きです。



「ごきげんよう。俺はビクター・ザーズだ」ミスター・ザーズ登場!第7話『ペンギンの狡計』

ファルコーネのヒットマンとしてゴッサム市警に乗り込んできたビクター・ザーズとゴードンの対決。
前回といいゴッサム市警のセキュリティガバガバすぎる。
これ以降もゴッサム市警のオフィスは何度も戦場になる。
ビクター・ザーズことミスター・ザーズの人を殺したら自分の身体に傷をつけるという行為をしたのはこの話くらいしか覚えていない。



「コインで決めよう。表か裏か」ハービー・デント登場!第9話『ハービー・デント』

後にトゥーフェイスとなるハービー・デント登場。
わかりやすく初登場時にコイントスをしてくれる。

ハービー「なぜか十代の子ども達は必ず表と言う。どちらも表。」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン1第9話『ハービー・デント』



・・・そ、そうなの?
今後も出るキャラかと思いきやあんまり登場しない。



「HAHAHAHAHA!!」こいつがジョーカー!?第16話『笑う男』

サーカス団の殺人事件で捕まった青年が突然ジョーカーのような笑い方をする。
正体不明のジョーカーの素顔と素性が出てきたということで当時ちょっとザワついてた。



「あなたの座をいただきますよ。そしてゴッサムのキングになる!」ペンギン勝利!第22話『街の存亡』

シーズン1最終話ということで色々起こってシーズン2に続く。
前髪伸びたペンギンがイケメン。
フィッシュ・ムーニーを倒し「俺はゴッサムのキングだー!!」と叫ぶペンギン。がんばれ。
どんどんリドラー化していくニグマも見どころ。



シーズン2


「リハーサルと違ってすまないジェローム」えっ死ぬの!?第3話『最後の笑い』

脱獄してジョーカーらしい振る舞いをしていたジェロームがブルースを人質にとるがギャラバンに裏切られて殺されてしまうという。
えっ!?死ぬの?じゃあやっぱりジェロームはジョーカーじゃないのか・・・と思わせて・・・
ジェロームの狂気と笑いが感染していくラストが好き。
ペンギンの「この笑いは使えるかも」というセリフも好き。



「残念だよ。美しい朝を迎えるといい。さよならジム・ゴードン」ゴードンとペンギンの共闘!第11話『正義と使命』

やりたい放題してゴードンとペンギンに憎まれたギャラバンはペンギンにバットでボコボコにされてゴードンに射殺されてしまう。
よくやったという顔でゴードンを見るペンギンとは対比して無抵抗な相手を殺してしまうという過ちをしてしまったゴードンの表情が良いです。
ギャラバンの遺体にはペンギンの傘が突っ込まれていました。怖いです。



「また正解!」ゴードン対ニグマ!第17話『無実の証明』

凶悪な内面が発露し、闇に落ちていくニグマ。
罪を重ねていき、ついにゴードンと対決することになる。
シンプルに覚醒したニグマがかっこいいエピソード。



ヴィラン大集合!第22話『地下に眠る怪物』

シーズン2最終回だけあってアーカム・アサイラム(インディアン・ヒル)にブルース(バットマン)、ゴードン、ルーシャス・フォックス、セリーナ(キャットウーマン)、ニグマ(リドラー)、ヒューゴ・ストレンジ、ファイヤーフライ、ミスター・フリーズが集合する豪華な話。
クレイフェイスも登場。梟の法廷の匂わせもある。
ファイヤーフライの炎とミスター・フリーズの冷凍光線の間に入って生きてるヒューゴ・ストレンジ強すぎ。


シーズン3


「俺の顔はどこだ?」推しの顔の皮を剥いで被るよ!第13話『蘇る狂気』

ジェロームの教信者のドワイトがジェロームの顔の皮を剥いで被って自分自身がジェロームになろうとする。怖い。
コミックでもジョーカーが自分の皮を剥いでまた被っている。ということはやっぱりジェロームがジョーカーなのか!?

ジェローム相手に対話を試みるレスリーが好き。
ジェローム「ギャラバンも生き返ったってことか?」
レスリー「うん」

ここの会話なんかかわいい。

ドワイト役のデヴィッド・ダストマルチャンは映画『ダークナイト』でもジョーカーの部下トーマス・シフだった。(あとアントマンの仲間でスーサイド・スクワッドのポルカドットマン)
このドワイト、なぜかPixiv百科事典が作られている。



ブルース対ジェローム!第14話『サーカスの夜』

実質バットマン対ジョーカー。
ジェロームを殺すことに葛藤して慟哭するブルースが良い。
最後はゴードンに殴られてジェロームの顔の皮は剥がされてしまう。



「君は友達だった」悲しき友情の果て 第17話『梟の法廷』

ニグマに梟の法廷を紹介するのを待つゴードンとニグマの会話、『GOTHAM/ゴッサム』で一番好きかもしれない。

ゴードン「覚えてるか?リーの家でメシを食ったな。大昔のことみたいだ」
ニグマ「レスリーが作ったフォンデュに、ワインはボルドーだった。熟成して良い渋味だったよ。・・・クリングルさんは、ピンクの縁取りの黒いドレスで・・・」
ゴードン「俺は嫌だったんだけど、リーがどうしてもって。・・・だけど楽しかったな。・・・君は友達だった」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン3第17話『梟の法廷』


ここのニグマ、いつもの演技がかった笑いではなく自然な感じで少し笑うんですよね。
ニグマにとっても楽しかった思い出のように語るところも好きです。
友達というストレートな言葉も良いです。



「お前に勝ち目はない」「・・・そのうち分かる」ペンギンとリドラーのライバル関係!第19話『罪と罰』

梟の法廷に捕まってしまったペンギンとリドラーは協力して脱出するが直後にお互いを煽り合う。
お互いに一歩も引かない感じが良いです。
このシーンも『GOTHAM/ゴッサム』の中でかなり好きなシーン。
この2人、この先何十年も関わるんだよなあと思うと感慨深いです。



「運は強い者に味方する」やっぱりペンギンの勝利!第22話『希望の光』

シーズン3最終回。
アリスのウィルスによって歪んでしまったゴードンとレスリーの関係。
解毒剤を打ち、手を繋ぎながら眠る2人が切ないです。
ペンギンとリドラーの勝負はペンギンの作戦勝ち。
リドラーの思考と行動を先読みして勝つペンギンはすごい。
ポイズン・アイビーとミスター・フリーズを従えてるのもさすが。
ラストは自警団として人助けの活動を始めるブルースで締め。
確実にバットマンへの道筋が出来ている感じが良いです。



シーズン4


「恐怖を克服した」克服した!?第2話『恐怖の死神』

スケアクロウとして覚醒したジョナサン・クレインの恐怖ガスに侵されたゴードンは自殺するレスリーの幻覚を見る。
ゴードンも自殺しかけるが「いやだ。リーは俺を愛してる。レスリーはこんなこと言わない」と解釈違いの幻覚で目を覚まし恐怖をあっさり克服した。
これにはスケアクロウも「嘘だ!!」とブチ切れ。
スケアクロウとして最初に作った恐怖ガスだからまだ効果が弱いんですかね。
スケアクロウのコスチュームと武器の鎌がかっこいいです。



「200万ドルでどうだ!!」大富豪ってすごい!第3話『動き出した歯車』

ラーズ・アル・グールに関わる短剣をオークションで競り落とすためにバーバラと競うブルース。
親の莫大な遺産の力で見事に競り落とします。
嫌な金持ちを演じるのはこの頃から上手なブルースなのでした。
ゴードンはソフィア・ファルコーネとキスしていた。(レスリーはどうした)



「その子を傷つけるな」ペンギン対ソフィア!第10話『吹き荒れる嵐』

実は『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』よりも前に描かれていたペンギンとソフィアの対決。
マーティンという少年をソフィアから守るペンギンはかっこよかった。



「助け合うんだ」一言で全員救え!第16話『集団催眠』

冒頭でアーカム・アサイラムを脱獄するジェロームとテッチとジョナサン。
ジョーカー、マッドハッター、スケアクロウのトリオ良いぞ~。
独房のトイレで薬品を作るジョナサンにドン引くテッチが好き。

脱獄したテッチはラジオで大勢の人間を催眠にかけて屋上に立たせる。
ゴードンに追い詰められたテッチは次の声に従えとの催眠をかけてゴードンは一言で全員救わなければならなくなる。(直接助かるような言葉はNG)
ゴードンは悩んだ末、「助け合うんだ」と言ってお互いを助け合わせることで全員を救う。上手い。



ヴィラン連合結成!第17話『ザンダー・ワイルド』

ジェローム主導でペンギン、スケアクロウ、マッドハッター、ファイヤーフライ、ミスター・フリーズのヴィラン連合『恐怖の軍団』を結成。
食卓の場なのに全員ちゃんとヴィランのコスチュームを着ていて面白い。
あとペンギンの髪型がかっこいい。



「俺は肉体を超える。俺は思想だ。哲学だよ。不満を持つ者の中に俺は生き続ける」やっぱり死ぬの!?第18話『ジェローム・ショー』

ジョーカーのように振る舞い、ジョーカーのように生きたジェロームは最後に自分は生き続けると言い残してビルから落下して死んでしまう。
ラストで双子のジェレマイアはジェロームの笑いガスによって狂い、ジョーカーを引き継ぐのでした。



「光は必ず差す」シグナル登場!第22話『闇と光』

ジェレマイアの爆弾によって橋が爆破され、ゴッサムシティから船で多くの市民が脱出する中ヴィラン達や悪党はゴッサムシティで縄張り争いを始める。(『バットマン:ノーマンズ・ランド』のオマージュ)
ブルースもゴッサムに残り悪党達と戦うがそこに屋上から空に差す光が見える。ゴードンが巨大なサーチライトで夜空に光を差していたのだ。
ここのブルースとゴードンの会話が好きです。


ブルース「初めて会った夜こう言ってたね。今この世界がどんなに暗くても・・・」
ゴードン「光は必ず差す」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン4第22話『闇と光』



バットマンとゴードンの関係を彷彿とさせるシーンでとても良いです。



シーズン5(ファイナル・シーズン)


「悪党どもはこの街を支配したがるが、そうはさせない」ゴードンとザーズの決着!第4話『容疑者』

ヘイブン爆破事件の容疑者となったビクター・ザーズをペンギンから助けたゴードン。
ペンギンはゴードンに怒ります。


ペンギン「いったいどういうつもりだ!」
ゴードン「間違った正義を正してやってるんだ」
ペンギン「ジム・ゴードンが守ろうとしてるのは恐ろしい殺人鬼だ!市民のことは考えてない!君の負けだぞ。もう市民は君を信じない。俺を信じるだろう」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン5第4話『容疑者』



たとえ殺人鬼だろうと助けるゴードン、バットマンの正義の信念に近いものがあって良いです。

しかしザーズは助けてもらったにも関わらず街を支配するのは悪党達だと言います。
この言葉に何か思ったゴードンはザーズに銃を渡そうとして一騎打ちをしようとしますがザーズは考えた末に拒否します。


ザーズ「決闘はまたの機会にしよう」
ゴードン「悪党どもはこの街を支配したがるが、そうはさせない。さっさと消えてくれ」
ザーズ「・・・またなジム」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン5第4話『容疑者』



シーズン1から因縁があったザーズとの決着、ここのゴードンかっこよかったです。
また未来で関わるんだろうなあ・・・と思っていたら再会は早かったです。



「俺なしじゃ君はジョークさ!オチのないジョークだ」ジョーカー誕生!第7話『エース化学』

バットマンファンにとってはサブタイトルがネタバレ。
エースケミカルで対決するブルースとジェレマイア。
ジェレマイアは毒の薬品タンクに落ちてしまい脳死状態に。
ジョーカーの誕生です。



「愛のせいだ」早すぎるザーズとの再会!第9話『ゴードンの決意』

何者かに狙撃されたゴードン。犯人は7話で命を助けたザーズでした。
かっこよく別れたザーズはポイズン・アイビーに誘惑されてあっさり洗脳されてしまうのでした。
これにはブロックもブチ切れ。
がっかりだよザーズ。
ちなみにこの回でゴードンとレスリーは結婚する。おめでとう!



「生き延びるために人間をやめたんだ。そしてベインになった」こいつがベイン!?第10話『ベイン』

ヒューゴ・ストレンジに改造されてベインとなったゴードンの戦友であり軍人のエドアルド。
こいつがベインなの・・・無理やり出した感がすごい。
ゴードンの子どもを身ごもったバーバラの出産を手伝うレスリー。
バーバラはレスリーを2回殺そうとしましたが出産を経て2人は笑顔を見せ合う友人となるのでした。良かったです。



「あれは誰だ?」「・・・友人です」ついにバットマン登場!最終話『ビギニング』

ついに最終回。
舞台は10年後。10年前にゴッサムから離れて修行の旅に出たブルースが帰って来るという。
本部長となって髭を生やしていたゴードンはブルースにわかるように髭を剃り落とす。
ペンギンは10年間捕まってて釈放、アーカムに居たリドラーも脱獄。
セリーナはキャットウーマンとなって泥棒をしていました。
ペンギンはコミックの見た目に似せて太った。
ペンギンは自分を捕まえたゴードンへの復讐に1話の再現でゴードンを埠頭に立たせて銃を向けます。


ペンギン「これが始まりと終わりだ!お前と俺の!」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン5第12話『ビギニング』



しかしゴードンは海に逃げて窮地を脱するのでした。
ゴードンとペンギンの因縁はまだまだ続きそうですね。

脳死のふりをしていたジェレマイアはジョーカーとなりゴードンとバーバラの娘のバーバラ・リー・ゴードンを誘拐します。
エースケミカルで対峙するゴードンとジョーカー。
ジョーカーはブルースを待っていたと言います。
ゴードンを殺そうとするジョーカーにバットラングが刺さり、ジョーカーは倒されます。

セリーナと再会したブルース。
セリーナはブルースをたった一人の友達、居てくれるだけで良かったと言います。
ブルースは二度とゴッサムからは離れないと応えるのでした。

ペンギンとリドラーはバットマンに襲われ、バットマンに怯えるようになります。いままでの強気はどうした。

ブルースが現れるかもしれないと屋上のサーチライトを照らすゴードンとブロックとアルフレッド。


アルフレッド「世界がどんなに暗くても、光は必ず差す。昔ブルース様をそう励まされましたよね。・・・それがブルース様の希望だったのです」

『GOTHAM/ゴッサム』シーズン5第12話『ビギニング』



遠くの屋上に黒いコスチュームにマントを羽織った何者かの姿が見えます。
ゴードンは彼を「友人」だと言います。

最後にバットマンの姿が映り、『GOTHAM/ゴッサム』は完結するのでした。



まとめ

というわけで軽い気持ちで『GOTHAM/ゴッサム』を語ろうとしたら思った以上に多く語ってしまいました。

初期はヴィランが登場する前のゴッサムシティの犯罪との戦いという感じでしたが、徐々にヴィラン達も登場していって見ていてとてもワクワクしましたね。

まあ長いシリーズで全100話もあるのでダレることもありますが、メインのゴードンが芯の強い正義感があるキャラクターなのでブレずに突き進めて良かったです。
各キャラクターの関係性も敵味方がコロコロ変わるのが面白かったですね。
そんなところもバットマンらしくて良かったです。

初期の大きな目的であった「ウェイン夫妻殺害の真犯人と目的」については犯人や黒幕がどんどん出てきて、結局ヒューゴ・ストレンジがインディアン・ヒルを手に入れる為・・・で良かったっけ?
だとしたらブルースとヒューゴ・ストレンジとの絡みほとんど無かったよなあ・・・と思います。

こんな壮大な物語の後にバットマンの世界が始まるんだと思うと、色々感慨深いです。
コミック以上にバットマンとゴードンの共闘が多そう。
ヴィラン達もバットマンよりゴードン相手の方が恨みや因縁ありますよね。

ゴードンとブルース、ブルースとセリーナ、ゴードンとペンギン、ゴードンとリドラー等々・・・彼らがまだヒーローやヴィランとなる前から出会っていたら・・・そんな世界が描かれた『GOTHAM/ゴッサム』
大好きな作品です。

『THE PENGUIN-ザ・ペンギン-』と同じくU-NEXTで全話見れますので、少しでも興味をもって見ていただけたら幸いです。

以上、『GOTHAM/ゴッサム』について語らせていただきました!

読んでいただきましてありがとうございました!

いいなと思ったら応援しよう!