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『兼任サポーター』は悪なのか? #2


本記事は3部構成の第2部になります。
1部をご覧いただくとより楽しめますので
是非1部をご覧いただけると幸いです。




前回の記事、評判が良くて嬉しいです。

タイトル『兼任サポーター』についてなのに
本質に触れられるまではまだまだ先で(笑)
前回が上巻だとすると今回は中巻になります。
長ったらしく書くのは苦手なんで。
懲りずに見てくれると助かります。


ということで今回は

『大分トリニータ』は自分にとって恩人

という部分を話していこうかなと。

YouTubeを辞めた理由


今まで話をしてこなかったことがある。
それは2020年から約2年ほど
YouTubeに動画をアップしなかった理由だ。

前回綴った2019年シーズン。
コンサドーレはルヴァン準優勝。
トリニータも危なげなく残留と
それぞれそれなりの成績を残すことになった。


そして大好きな日立台で迎えた
2020年シーズンのJ1開幕戦。

今年もYouTubeや遠征など、昨年より札幌の為
頑張ろうと考えていた矢先のことだった。

日立台は1年に1度の楽しみ

既に世間ではマスク着用が推奨されていた。
ゴール裏で「応援の時はマスクを外そう」
という話があったが、応じる人は少なかった。
試合はというとオルンガ江坂にやられ見事敗北。

そしてこの日以降、日常は変わってしまった。

某ウイルスで当たり前の生活がなくなり、
Jリーグもこの余波を受けた。

試合が無くなるのと同時に
クラブのアイデンティティである
チャントや応援歌などが
日本中のスタジアムから消えていった。
今思い出しても最低な出来事だ。

やっとリーグが再開したと思っても無観客。
ピッチに響くのは選手とベンチの声のみ。

ただ、これまでかき消されていた
ボールの音や掛け合いが聞こえていたので、
初めの頃は非日常をなんとか楽しめていた。

しかし声出しはなかなか解禁されず、
挙げ句の果てにはスタジアムの音響で
チャントを流すというあまりにもお粗末な
苦肉の策が投じられていた。

言葉を選ばす言うがこの頃は
「クソ」みたいな日々の連続だったと思う。
自分が知っているフットボール文化を
全て否定されているような気分だった。

音響から流れるチャントで
心が奮い立つ人っているのか??
かといって我々が声を出したら
SNSで袋叩きにされ謝罪案件に。

昇格も降格もない消化試合を戦う選手を
等間隔に並べられた座席の中で
手拍子のみで鼓舞をするなんて。

時代のせいといえばそこで終わりだが、
こんなのフットボールじゃないだろう。

そう煮詰まって考えすぎてしまった結果、
今までと同じ熱量でコンサドーレを
応援することはできないと限界を感じて、
YouTubeの活動はしれっと終了することにした。

単純にこの状況下で魅力を伝えられない。
そうなるとモチベーションが上がらなかった。

YouTubeを再開した理由


しかし2022年の開幕戦から自分は
YouTube活動を再開することとなった。
それは何故か。

結論から言うと

『大分トリニータ』の存在が50%
Jリーグのルール緩和が50%

言ってしまえば自分にとって
『大分トリニータ』というクラブは
YouTube活動の恩人なのである。

このことは今までどこにも話していない。
なんなら彼女(カメラマン)にも。

ここからのことは初めて語ります。

トリニータが与えてくれたもの


全てのきっかけは2021年の天皇杯。

2021年の大分トリニータは
リーグ戦でなかなか勝ちを積めずに低迷。
最終的にこの年でJ2へ降格してしまった。

しかし天皇杯に関してはリーグ戦に比べ
かなり順調に勝ち進めていた。

天皇杯準決勝。
等々力で川崎フロンターレとの対戦。

とりあえず暇だし近いから観に行くかと
いつのまにかトリニータサポーターへ
変貌していた彼女(カメラマン)と
等々力に出向き、試合を観戦した。

コンサドーレ以外の試合に
金を払って観に行くのなんて
いつ振りだろうか。

アウェイに駆けつけたトリサポ

今見返しても川崎のスタメンは反則級。
案の定前半から川崎の猛攻を受ける展開に。

しかしGKの高木が神セーブを連発。
凄すぎて笑ってしまうくらいの好セーブで
数年振りにスタジアムでサッカーを見て
興奮と鳥肌が止まらなかった。

誇張なしで決定機が10回ほどあったが、
とにかく高木が止め続けて、
なんとか0-0のまま延長戦に持ち込んだ。

延長になるとは思わなかった


ただ誰が見てもトリニータは瀕死。ここから
勝つ見込みなど数%もないような状態だった。

延長後半、小林に決められ遂に0-1に。
ああここまでかと思ったが延長後半ATに
エンリケが土壇場で追いつき試合はPK戦に。

PK戦でも高木は神セーブを連発。
そしてまさかまさかのトリニータが勝利。
かつてない逆境の中で決勝へ駒を進めた。

興奮が止まらなかった。

サッカーを観て手が震えたのはあれが2回目。

1回目は2019年ルヴァン杯決勝での
後半AT深井の同点弾が決まった瞬間。

つまりはあの時と同じ興奮、感情を
「大分トリニータ」という縁もゆかりもない
クラブに抱いた瞬間だった。

心の底から「よっしゃあああ!!」と喜び
「すげぇなこのクラブ!」と思った。

それは3年前に心踊らされた
あの時よりもより激しくなっていた。

もちろん決勝も観に行った。
圧倒的アウェイな中でまたもや土壇場で
同点に追いつく。

最後は敗北となったが、
最後まで諦めない姿勢が見える
最高の決勝戦だった。

結果は準優勝だったが降格するクラブにとっては
とても大きな成果であり集大成であった。


そしてこの大分トリニータの飛躍を観て
自分の中で失っていたサッカーへの情熱、
スタジアム観戦でしか味わえない
感情や興奮などが蘇った。

そして翌年2022年シーズン開幕前に
スタジアム内での動画撮影に関する
ガイドライン変更が知らされた。

試合を映さないのであればYouTubeや
SNSにスタジアム内で撮影した動画を
アップしても良いという大革命が起きたのだ。

大分トリニータから貰った情熱で
再びJリーグを盛り上げるために
YouTubeでの活動を再開すると決意。

これがYouTube再開に至った流れです。

じゃあ何故今日までこのことを
話さなかったかというと、
単純にタイミングを失ったから。

あと動画にするには少し恥ずかしくて。
「大分トリニータに感謝します」
みたいな動画を撮ると
上部に見えてしまうような懸念があったので。

次回、ようやく完結。


ということで遂に次回が本題です。

コンサドーレサポーターでもあり、
トリニータサポーターでもある。

何故反感を食らう覚悟でゴール裏に行くのか。

今回長々と書いた理由も踏まえて、
胸の内を語りたいと思いますので是非。

あ、トリサポさん。
この記事拡散してくれると嬉しいです!
こういう時期だからこそこの記事を読んで
モチベーション上げてくれたら嬉しい。

それでは次回また。

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