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Pekalonganの型押しバティック(たびうさぎ、春日曠氏のコレクションから)
Kompeni模様のオランダ時代のバティック。現在、チレボンでも複製して繰り返し作られている文様です。これはSarung。Kepala部分にBuketanと呼ばれる花束文様を配置しています。図録で似たような文様を見たことがあるのですが、春日氏のお宅で実物を見せていただき、驚きました。
一見、手描きに見えるのですが、型押し+手描きのコンビネーションバティックだったのです。模様の線の形状が同じことや、線に「溜め」がないことなどで近くからみると確かにチャップなのですが、、、1枚のバティックを作るのに、たくさんの種類のCap(型)を作っていたのですね。様々なCapを1枚の布に構成していく型押し職人さんもすごいなぁ。
Buketan...花束部分もCapです。
チャップの大きさには限度があるのでいくつかのCapを組み合わせて花束文様を構成しているのですが、すごいことにつなぎ目が見えない。
型を作って量産したんだろうなぁ、、、何枚くらい作ったのだろう?
プカロガンのCap産業は今も継続していて、チレボンの工房もCap(型)はプカロガンに注文に出しています。先日、久しぶりにプカロガンに行き、面白いチャップバティックを何枚か購入しました。やはりレベルが高い(丹誠過ぎてプリントに見えるのも)。
たびうさぎのバティック展覧会は下記のスケジュールです。実物をぜひご覧になってください。
開催日時 2020年3月26日(木)~3月29日(日)
10:00~19:00(最終日は17:00まで)
入 場 無料
会 場 三鷹市芸術文化センター第3展示室(地
下1階)
主 催 たびうさぎ(春日 曠)