スマホに集中力を奪われる理由と制限の重要性
私は電車の中でアンデシュ・ハンセンの『スマホ脳』を読んでいる。右手に紙の本を、左手にスマホを持って何かを読んでいる写真の人は、スマホが気になって読書に集中できないようだ。スマホが気になるのは、生き残ることが厳しかった時代に、生存のために遺伝子に組み込まれたプログラムが、デジタル化による情報洪水に対応しようとして、記憶の固定化を妨げるからだろうか。私たち現代人は、自ら制限を課すことによって、進化を通じて得られたサバイバル能力を無効化する必要があるのではないか。この意識的に情報を無視する作業は、糖質制限ダイエットと同じように、自己防衛メカニズムの修正と言えるかもしれない。
今度電車に乗る前にスマホの電源をOFFにして、スマホ脳を開いてみようと思います。