2022年度大学入学共通テスト出願者数は「前年から1万人減」
そういえば会社ブログの時は入試情報中心だった!
会社縛りがなくなると私的な記事が多くなりますが、そうだった、入試の正しい情報を引き続き発信するためにも、この場を作ったんだったという原点に戻り、2022年入試シーズンに向けての入試情報の記事を書いていきたいと思います。
2022年。2回めの大学入学共通テストの出願が終了し、出願者数が発表されました。
共通テスト締め切り、50万人出願…前年より1万人減
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20211007-OYT1T50242/
昨年との「差」に注目したいと思います。
初めて行われた今年1月の共通テストと比べ、1万2670人減った。
現役生は前年度比7064人減の43万3491人、浪人生などは同5606人減の6万8490人だった。
これ、文字にするとわかりにくいのですが、「浪人生など」が減っている比率が高いことがおわかりいただけますでしょうか。
元資料はこちら。
こちらを前年比で出してみると・・・
出願 総 数 501,981人 (514,651人)→対前年97.5%
【内 訳】
・高等学校等卒業見込者 433,491人 (440,555人)
→対前年98.3%
・高 等 学 校 卒 業 者 等 68,490人 (74,096人)
→対前年92.4%
つまり、今年減っているのは現役生より「高等学校卒業者=浪人生」が多いということになりますね。
昨年の入試は共通テスト初年度で、浪人生がもともと減っていたこと、コロナウィルス感染拡大の影響で受験生が慎重になったことが大きな特徴でした。
今年も浪人生が減っている傾向が続いているのは間違いなさそうで、そうなると東大・京大・医学部のような浪人生の比率が高い最難関大学は、現役生にとって引き続きチャンスが広がっているように思います。
一方で大学入学共通テスト2年めで難易度の上昇も予想されていることを考えると(また別記事に書きますね)、最終的な出願倍率は予想が難しいですね。
最難関大学をめざす方は、まず、大学入学共通テストでしっかり得点することが例年以上に重要になりそうです。
センター試験の頃は浪人生がセンター試験でアドバンテージを取っていましたが、浪人生が少なくなり、対策がしにくくなった(過去問が少なくなった)共通テストに変わったことで、そのアドバンテージは少なくなったと言えます。
引き続き慎重な出願状況が予想される中、まずは基礎力を固めていきましょう。
2022年度!がんばれ受験生!
ここから入試まで、また情報を更新していきたいと思います〜。