イスタンブール旅行記 day1 福岡→上海トランジット
2024年2月16日
12時、福岡を出発、14時ごろ上海浦東空港着。12時間トランジット。
風が強かった。
飛行機が急降下するたび、隣の中国人ママが恐ろし〜〜とこちらにアイコンタクトしてくる。
降りる際、中国人ママの荷物を下ろしてあげると、その隣にいた娘が日本語を話せたので、九州旅行の話で会話が弾む。別府と阿蘇に行ってきたみたい。
上海の中心部までは地下鉄で1時間で行けるよ、と教えてもらった。せっかくだから出てみよう…!
降りてすぐ、外国人専用の指紋をとる機械に案内されて、少しオドオド…。中国だけ?と思いきや、日本でもやっているんですね。私は初めてやった気がする。
24時間だけ一時外出許可をもらい、空港を出ると、さっきの親子がいた。
一緒にいたお父さんらしき人が、僕たちと一緒に少し上海を回らないか?と声をかけてくれた。先程のママもニコニコしている。
え〜〜スミマセン!じゃあ、さっき娘さんが教えてくれた、高いタワーがある上海の中心部まで行ってもいいですか?と、流れで乗車。車は中国産、運転席は右。天井が窓ガラスになっていて、気持ち良い。後部座席の人間はシートベルトをしめなくてもいいそうだ。
隣に座った娘さんによると、私がお父さんと思っていた人は、娘の叔父にあたり、いつもは東北地方に住んでいて、今は春節で上海におり、今日は空港まで2人を迎えにきてくれたらしい。学校で英語の教師をしているからペラペラ、シンプルでとても聞き取りやすい喋り方がありがたい。
娘さんは、30歳。日本が大好きで、アニメとアイドル(けやき坂など)が好きで日本語が堪能になった。日本にはよく旅行でもライブでも来るらしく、今日はお母さんを連れての旅だったようだ。
今は公務員、日本でいう林野庁で働いているらしい。働く時間は1日8時間くらい、土日は休める。私は公務員だからいいけど、民間企業の人たちはブラック。日本は最近働き方改革と言われているけど、中国はまだそこまで来ていないのか?国から働け働けと言われるのか?
名前は周立也といった。中国の熟語に「頂点立地」と、足を地面につけながら、上を目指していくと言う意味の言葉があり、後の立地から名前を取ったらしい。(でも立に地だと男の名前になるから、地の土辺をとってつけた。)
お母さんは、英語も日本語も話せないので、娘さんの通訳を介してちょっとだけおしゃべりをしたが私の年齢を聞かれたので25だと答えると。そんな若い時に一人旅なんてすごいわねと褒めてくれた。
空港の周りは何もなかった。少し行くと上海ディズニーランドがあったが、全く外から中の様子は見えなかった。
段々と高い建物が見えてきて、団地とも違うけど、同じ形をした建物がボコボコ立っているのがちょっと異様だ。
上海を流れる川を隔てて、空港のある東側は手をつけられてない雑多な感じ。でも、川の向こう西側は、西新宿をもっと活気づけてビルを縦にビヨーンと伸ばして数を増やしたような、これからジャンジャン稼ぐぞ〜〜と新時代が来そうな予感がする都市のイメージだった。ビルを見上げると首が痛くなりそう。
おじさんとお母さんが中国語でずっと話している。それを聞いていた娘さんが中国人って声が大きいでしょう?私はそれが嫌なんです。だから私は小さい声で喋るの。周りに注目されるのが嫌だから!でもそうするとお母さんが何に対してそんなに気をつかっているんだというの。
世代によって声の大きさに対する認識が違うのか…。でも娘さんもしばらくしてお母さん位の年齢になったら声がでかくなっているのかもしれない。
ご家族に、途中で降ろしてもらい1人で上海の中心部を回ることに。
春節もあって観光客で賑わいなかなか歩が進まない。例の高いタワーに登って上から上海を眺めようと思ったけど、列にまともに並ぶとなんと2時間待ち。さすがに待てないので下から眺めるだけで諦めた。そして上海の中国人にはなかなか英語が通じない。
セブンイレブンがあるが、微妙に商品の中身が違う。おでんやホットスナックが微妙にまずそうでそそられない。
人混みに疲れたので、早めに空港へ引き上げようと地下鉄に乗ろうとしたら切符の券売機が現金のみの扱いだった。さっきの娘さんに切符はカードで買えると言われたのを信じていたんだけど…!
えー!現金下ろしてない!
券売機のそばに駅員がいたので事情を話すと困って他のスタッフを呼んでくれたが、らちがあかない。ATMがないかと聞いたら改札の中にどうもあるらしい。特別にゲートを通してもらって、見慣れない中国語の案内を読みながら何とかお金は引き出せた。しかし誤って500元も出してしまった。多分日本円で9000円位。こんなにいらない。実は上海は、なのか中国は、なのか、公共交通機関の運賃が安い。中心部から空港まで1時間なんと100円程度。だから人民元ATMで出しすぎた。しかし駅員は想像以上に優しかった私が日本人だと話すと、最初に声をかけ、駅員は大丈夫大丈夫と日本語で優しく言ってくれた。2番目に対応してくれた駅員の女性も私がATMで下ろす隣でしばらく見守ってくれていた。
ちなみに、地下鉄は下車駅までの運賃で切符を買うと、ICカードが出てくる。それを改札でタッチして入って、出るときは改札に吸い込まれる。紙の無駄がない。
地下鉄は5分に1本ぐらい来る。時刻表のようなものは見当たらなかった。日本の地下鉄とあまり変わらない。
しかし、他の国のルールに体を合わせていくのは半日位かかる作業。今回はしかもトランジットと言うことでインターネットが常につながっておらず、もう周りにいる人に聞きまくるしか方法がなかった。上海の人はあまり英語が話せる人がいなかったけど、そうすると比較的話せる人を連れてきてくれて何とかこちらのヘルプを救おうとしてくれる。お気遣いはたくさんいただいた。
上海の中心部から空港までの間で、意味なく途中下車したのが、でかいショッピングモールがある駅だった。
そこで食べたご飯。ラーメンと羊肉の串焼き。
現金がほとんど使えない。キャッシュレス大国、中国。
上海空港でみた怪しいお土産
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