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京都記念2022全頭分析
こんばんは。私にしては珍しくTwitterでの出走馬分析が早く終わったので、それらをまとめてnote記事にしてみました。まあ記事と言ってもほとんどTwitterで書いたものをコピペしただけなんですけどね笑。Twitterでは文字数の都合上省かざるを得なかった部分を付け加えたので、多少は読みやすくなってると思います。それではいきましょう。
※馬の状態面について書いている部分がありますが、基本的には関係者の話などから、事実だけを載せています。ただ、関係者の話も全て本当かは分からないので参考程度に。
アフリカンゴールド 国分恭介 56.0kg
前走∶日経新春杯5着 国分恭 55.0kg
冬の中京で行われた中日新聞杯と日経新春杯を続けて好走。前走は5着も、外差しワンツーの競馬を内前で粘ったのは復調と見て良し。
ただ、上がり勝負、スピード比べでは分が悪そうに思える。開催の進んだややタフなコンディションで内枠から先行して粘る競馬でないと厳しいか。GⅠ馬も揃うこのメンバーで勝つのはかなり難しそうで、好走にも馬場、展開の助けは必要。
エヒト 松田大作 56.0kg
前走∶AJCC9着 北村宏 56.0kg
前走AJCCは0.7秒差で敗退。ただ、残り200をきってから前が壁になり全く追えていない。ゴール後までしっかり伸びており(パトロールビデオ参照)、末脚は確か。
前々走、恵まれてはいたものの阪神2000mの3勝クラスを快勝。下級条件とはいえ阪神2200mの勝鞍もある。内枠からロスなく周って抜け出す形になれば。展開次第では頭まで期待できる。
〈バタバタの狙い目〉
単勝50倍
サンレイポケット 鮫島克駿 56.0kg
前走∶ジャパンC4着 鮫島駿 57.0kg
昨秋のGⅠを湧かせた1頭。天皇賞秋、ジャパンCで連続4着。確かな末脚はもちろん、ジャパンCではある程度位置を取りに行く競馬も見せ、調子の良さだけでは片付けられない強さを示した。GⅡ以下では実力上位の存在。
ただ、懸念事項もいくつかあり、その一つは人気。俗に言う「無欲の差し」で好走してきた感もあり、人気を背負う立場でどうか。右回りが約1年半ぶりになるのも気になる。
重賞を勝ち切るにはややタフな馬場の方が相対的に見てプラスに思え、人気を背負うならバッサリ消しても。
〈バタバタの狙い目〉
単勝8倍
ジェラルディーナ 福永裕一 53.0kg
前走∶チャレンジC4着 福永 53.0kg
前走は道中内から2、3頭目を追走した馬が馬券内を占めた中、当馬は1枠1番からラチ沿いを追走。直線も外に出した馬が差し脚を伸ばしたのに対して当馬は内。
勝ち馬はGⅠ級、3着馬は高齢とはいえGⅠ馬、2着馬と5着馬は次走重賞で好走。強さを見せた4着と言っていい。
ただ、伸び伸び走らせて外差しでないと勝ち切るには厳しいというのも感じた一戦で、強いパフォーマンスを見せた阪神外回りや大箱の府中の方が合うだろう。正直、分からない部分も多い馬。
〈バタバタの狙い目〉
単勝10倍
タガノディアマンテ 幸英明 56.0kg
前走∶中山金杯4着 津村 56.0kg
ステイヤーズSの2着馬で、約1年ぶりのレースで2000mの重賞に対応した能力には一定の評価が必要。ただ、ステイヤーズSも9ヶ月の休み明けでの好走ということを考えると、間隔を開けた方が良いタイプなのかも。相関性があるかは分からないが、冬場のレースに好走が偏っている点も見逃せない。
前走の好走はタフな中山と後半5F11.0-11.2-11.6-11.9-12.4という異質なラップが味方した印象。スピードが求められるような競馬では厳しいように思え、馬場が荒れることと展開の手助けは必要。
ダノンマジェスティ 和田竜二 56.0kg
前走∶日経新春杯10着 岩田望 55.0kg
前走は大外枠から出足つかず、外々回して差す競馬。直線は勝馬、2着馬の後ろならもう少し伸びてこい、という物足りない内容。
今回人気になりそうなサンレイポケットには、新潟大賞典で0.4秒差に迫っているものの、上位5頭の追い比べには入り込めておらず、そこまで評価できない。
末脚比べでは劣るため、前々で進めつつ粘り込めるか。ゲートがまずは課題。ただ、成績を見ても重賞では今ひとつ足りないか。
ディアマンミノル 横山典弘 56.0kg
前走∶万葉S5着 横山典 54.0kg
スタパワ型の差し馬。宝塚記念2020に更に雨量をプラスして、上位7頭がいなければ勝負になるかも、というイメージ。そもそも日本には適鞍がない気もする。
スピード競馬になる重賞では戦えない。馬券内にくるには厳しい流れかつ差し馬が届く流れ、タフな馬場は最低条件。横山典とは手が合いそうで、長距離路線へどうぞ。
マカヒキ 岩田望来 57.0kg
前走∶ジャパンC14着 藤岡康 57.0kg
昨秋、阪神2400mの京都大賞典で復活の勝利。GⅡ以下では【3-1-2-1】と崩れておらず、ダービー馬だけあって力はある。
しかし、京都大賞典は中間11秒台が並ぶ厳しいラップでラスト1F13.0。スピードが求められず、俗に言う「経験が活きた」レース。
なによりも、買い時を逃しているのが大きい。後追いで勝てるほど競馬は甘くはない。
マリアエレーナ 坂井瑠星 53.0kg
前走∶愛知杯2着 坂井 53.0kg
前走は初重賞で2着。レース後に鞍上が話した通り、直線で右にもたれなければ勝っていた。
今回はエリザベス女王杯に向けての試走と考えるのが妥当で、秋の大舞台と同じコースで、力のある相手にどれだけやれるかといったところ。
斤量53kg据え置きで出られるのは強みだが、引っかかるのはケフェウスS。アラタ、アドマイヤビルゴに連れてきてもらったようにも見え、6kg差があるアドマイヤビルゴを交わせなかったのは物足りない。人気するならバッサリいきたい。
ユーバーレーベン Mデムーロ 54.0kg
前走∶ジャパンC6着 Mデムーロ 53.0kg
昨年のオークス馬。力があるのは勿論だが、オークは展開の恩恵も受けた。その後は怪我で順調さを欠き、ぶっつけの秋華賞は13着。復調気配のジャパンCは4角狭くなりながらの6着だが、それがなくても5着まで、か。
進路さえあれば末脚は確実で、タフな馬場も高速馬場も対応できることから、差し馬ながら安定感抜群。状態が戻っていれば、外々回しても馬券内にはきそう。
ただ、頭まで確実かと言われれば疑問で、フラワーCやフローラSのような差し届かずは充分考えられる。予想的には2、3着で勘弁してもらいたいが…。
〈バタバタの狙い目〉
単勝4倍
ラーゴム 池添謙一 55.0kg
前走∶中日新聞杯13着 池添 56.0kg
なにかと人気になるこの馬。重賞勝利の経験が評価を上げているのだろうが、3歳戦。ヨーホーレイクを負かしてはいるものの、展開利あり。
まともに斤量を背負った前走は見せ場なく惨敗。好走条件は、外目を楽に先行すること。上がり35秒台で上位にこれる馬場の方がプラス。折り合い不安もあり、展開恵まれてどうかだが、そもそも重賞では足りないと見る。
レッドガラン 斎藤新 56.0kg
前走∶中山金杯1着 斎藤 56.0kg
前走は内目を上手く立ち回り、重賞初制覇。4角からトーセンスーリヤを目標にして抜け出す、好騎乗も見られた。
ただ、よく分からないのがこの馬の適性。前走を見ると小回りや内回りで先行して抜け出す競馬が得意なのかな、と思うが、成績が良いのは阪神外回り。この辺りが解決しないと自身をもって重い印をうつことはできない。
そもそも、前走15倍だった馬を一桁オッズで買うか?という話もある。
レッドジェネシス 藤岡康太 56.0kg
前走∶菊花賞13着 川田57.0kg
昨年は、トライアル好走→疲れが溜まって本番凡走 の流れを春、秋で繰り返した。ただ、この「疲れ」は陣営の発言等からの推測であるため真偽は不明。世代重賞を勝つだけの力はあるがそれ以降は未知、と言う他ない。
戦績を見て分かるのは、好走が少頭数での競馬に集中していることくらいで、過去レースを見て分かるのも、折り合い不安はなさそうといった程度。ゲートは若干気になるレースもあるが、なにしろ3歳春以降に使っている数が少なく、参考にしづらい。人気次第の取捨になりそう。
いかがだったでしょうか?Twitterからコピペで終わらせようと思っていましたが、書き始めるとあれもこれもと追記してしまいました(笑)。ちなみに、〈バタバタの狙い目〉は、今のところ単勝で狙ってみたいかなという馬につけました。その下に書いたオッズは、これくらいつけば良いな、という感じです。
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最終予想
◎エヒト
◯ユーバーレーベン
結果
1着アフリカンゴールド
2着タガノディアマンテ
3着サンレイポケット
思い切って逃げたアフリカンゴールドと1枠1番から前目につけたタガノディアマンテのワンツー。スローペースから、内々追走の利を活かした粘り込み。昼前から降り出し、稍重馬場となったことも2頭には味方したか。
この展開で3着にきたサンレイポケットは強さを見せたし、4着ジェラルディーナもこれからが楽しみ。1番人気のユーバーレーベンは先行策をとり、外々追走ながら5着に粘っただけ力はある。ドバイが楽しみ。
レッドガランは距離短縮の少しタフなレース、マリアエレーナは牝馬限定戦で勝負になる。エヒトはもう少し位置を取りに行っても良かった感じ。内ラチ沿い追走は良かったため、次外枠で人気になるなら軽視か。
ラーゴム、レッドジェネシスはやはり力が足りない印象。次走以降も懐疑的。ディアマンミノルはペースアップについていけず。ダノンマジェスティはゲートは出た。内枠の方が良かったね。マカヒキは能力的にも厳しいし、過剰に売れるためもう買いづらい。