新型コロナウィルスに対する日本の政策の今と感染爆発が起こるかの瀬戸際での攻防
作成日:2020-03-22 20:04:03
今日本の新型コロナウイルス対策は揺れている…
まず何より日本の感染状況を把握しよう。
1.日本の感染状況
「新型コロナウィルス国内感染状況(最終更新日 2020年3月21日 18:00現在)」
https://mainichi.jp/covid19
ランキング順に気になる都道府県を記載
1位:北海道157名
2位:愛知県130名
3位:東京都123名
4位:大阪府106名
5位:兵庫県76名
6位:神奈川県58名
となる。
2.都道府県別感染ランク上位4位の現状
順番に状況を追っていくと
1位の北海道知事は19日に緊急事態宣言に終止符を打ち「爆発的な感染拡大と医療崩壊は回避された」としている。この事態の収束は鈴木の政治センスの良さと対策を打つ反射神経の良さがあってこそであり、北海道モデルを打ち立てる。後述するがこれは厚生労働省のクラスター対策班の功績も大変大きい。
「緊急事態宣言、19日で終了 新型コロナ「爆発的な感染拡大回避」―北海道知事」
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020031801263&g=soc
2位の愛知県知事は3/16に医療体制は十分だと言っていたが、21日の医療関係者対策会議では、医師側からの病床の数の問題のほか、無症状や軽症者向けの施設があれば望ましいといった意見が出てやっと現状はあくはまともとなったが、実際どう対策を練るのかが重要になってくる。しかし、得てして得大村知事の慢心には不安が残る…
「新型コロナで愛知県の医療関係者が対策会議」
https://hicbc.com/news/article/?id=0004D572
3位の都知事はまったくの音沙汰なしで何をやっているのかも分からない状況となる…非常に危険な香りしかしない…一番感染爆発と医療崩壊する可能性を感じている…早急な方針決めと対策を練る必要性を感じている。
「舛添要一氏 小池都知事のコロナ対応を不安視「何の警戒シグナルもない」」
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1786029/
4位の大阪府知事は一番新しい大阪方法を編み出し、入院フォローアップセンターという新概念を打ち立て、感染者の症状などを一元的に管理し、大阪府内にある6つの感染症の専門病院が効率的に稼働できるよう入院先を調整させるようだ。韓国方式とは違うと言えよう…
しかし、一番どの都道府県の中でも現実に即した対応をしていると感じている。
「大阪「入院フォローアップセンター」本格稼働 重症・軽傷で入院先を調整 新型コロナ」
https://www.fnn.jp/posts/2020031617565810KTV
兵庫県と神奈川県も後々調べるとするが、兵庫県は結構不安f(^_^;今言いたいことは上記四つの都道府県でやっていることは点で別々で統一性がないということ。
しかし、実は裏で厚生労働省のクラスター対策班がクラスター発生した場所に派遣され功績を挙げているのである。
実はまとまっていないようでこの厚生労働省のクラスター対策班がかなりの活躍をしているのだ!
3.厚生労働省の対策とクラスター対策班について
3/19の専門家会議では良く理解できなかったが、この文章を読むことで現在の日本の対応の状態を知ることが出来た。
そして、今まで疑問だったものにこの文章は答えを出してくれた!
大変論理的で、専門的で、今までの流れをちゃんと説明できてる文章です!
これ拡散すべきですよ!!
「専門家会議の「クラスター対策」の解説 ――新型コロナウイルスに対処する最後の希望」
https://note.com/kyoshimine/n/n6bf078a369f9
そこでクラスター対策班とは何なのかを知ることは重要であるが準を追って説明する。
まずクラスターとはここでは感染した集団を挙げ、その二次感染のルートやどを追いかけ、感染者に自宅待機や病院の受診をさせることにより、クラスターを最小限に抑えていく実行部隊をクラスター対策班と呼んでいる!
昨日大分にクラスターが発生したので、おそらくクラスター対策班のリソースはとられていることだろう…
「大分市の病院に「クラスター対策班」」
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3935270.html
ここの拡充ほんとに大事だよな。でも高度に専門性が高いから難しいだろうね…
ちなみにクラスター対策とは以下2本柱を言う。
①既に発生したクラスターの早期検知・早期制圧
②行動変容によるクラスター発生の予防・抑止
またクラスターを判断するのは重症者(=主に高齢者)のPCR検査が主要な手段なのである。
そして、感染症対策について説明するが、大まかに二つに分けられる。
それは封じ込めと緩和対策である。
前にツィートしたがパンデミックが宣言されるのはフェーズ5までの対策である封じ込めが失敗した場合、フェーズ6のパンデミックではその封じ込めが緩和されると専門家は言っていた…そういうものなのは分かるが何故そうなるのか私には理解できていなかったがやっと分かった。
その緩和というのが集団免疫による解決法で、人口の40~70%を感染させることにより、それ以上は免疫が出来るため広がらず、感染拡大を阻止できるという方法だ。しかし、三日前にその対策をとっていたイギリスは集団免疫戦法を断念したのだ…
「イギリス政府が集団免疫戦略を断念へ!免疫獲得は困難と専門家 「結果として25万人の命を奪う可能性」」
https://johosokuhou.com/2020/03/19/27747/
八方塞である…
しかし、日本が封じ込め対策を失敗したのは周知の通りであり、集団免疫以外の準封じ込め対策でまだ対処できるというのが世界でもまだ実践例のないクラスター対策による解決であるとクラスター対策班が主張しているのである。
これが今最新の日本の新型コロナウィルスにたいする対策である。
ちなみに日本が集団免疫の戦略をとるならば、40%で集団免疫が作られると仮定した計算を行い最小で12万人が死ぬまで感染はとまらないという…更に日本の病床数は160万床で既に8割が普通の病気で埋まっているのでそこに感染者が流れ込むと医療機関が崩壊し感染爆発するとその10倍が死ぬと言われており120万人がなくなる可能性があるという…しかも人工呼吸器は日本全国で約一万台しかないと…
70%ならざっくり220万人が日本で死ぬ可能性があるのだ…
既に日本政府は感染爆発を起こした場合、220万人が死ぬ可能性を考えて行動しているので、何としても医療機関の崩壊と感染爆発を防ぎたいのであることを私はやっと理解ができたのだ!!
ちなみにこの日本政府の3本柱の基本戦略はすばらしいと思った!!
これは私も納得だし賞賛に値する!!!
①クラスター(患者集団)の早期発見・早期対応
②患者の早期診断・重症者への集中治療の充実と医療提供体制の確保
③市民の行動変容(クラスターの早期把握とともに、地域ごとの状況に応じた「市民の行動変容」や「強い行動自粛の呼びかけ」をお願いすることなどにより、いかにして小規模な感染の連鎖に留め、それぞれの地域において適切な制御を行った上で収束を図っていけるかが重要になってきています。)
(3/19の専門家会議最新資料抜粋)
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf
今まで何の対策もしていなかったのに何で日本だけが新型コロナウイルスで死亡者数が未だに30~40人なのか?なのである。
この「クラスター対策」の解説では
「クラスター対策などの政府の施策は原因ではありません(1月からずっと存在している要因でなければならない。)。
おそらく手洗い、マスクといった個人防護が根付いていること、握手やハグといった身体接触の習慣がないこと、引きこもりで二次元に生きるオタクが多いこと、などが原因でしょう。」としている(笑)
概ね合ってると思いますが、今までニュースや様々なコロナの記事や今の都会の人の状態をずっと観察してる私としては、日本人はまじめで皆が新型コロナウイルス対策を実践してるからこの結果だと思っていません。
1月からこの3月まで外へ出る人と出ない人は50/50だと感じてます。しかもマスクしない人もずっと多い状態でした。また若い人は余り当てにならないが、中年以上では女性の方がしっかり対策してますね。子供でマスクをしてる人はほとんど見たことがないですね。
東京や福岡など都会のクラブとか大阪のライブハウスのクラスター発生してた時期に並んでまで若者が夜遊びしてたみたいですからね…
やはり、全体的に引きこもりと手洗いの習慣と核家族化、西欧の用にキスをしない文化に助けられたというほんと奇跡な状態だと思うのです…。
なので、私が思うのはその奇跡に乗じて今日本人は大変気持ちが緩んでると思います。
今日も埼玉県知事の要請を無視して
「K―1大規模イベント、自粛要請も開催 埼玉県知事「残念」」
https://www.chunichi.co.jp/s/article/2020032201001619.html
が実施されます。
これは日本国民が今どれほど大切な感染爆発の瀬戸際にあり、今慎重に動かなければならいことが、今運よく感染拡大してないために分かってないのでしょう…
しかし、上記読んでもらってわかったでしょう?今感染爆発を起こさないように努力しないと約120~220万人以上が死ぬ可能性があるのです…
この現状を日本政府と厚労省はもっと世間に説明すべきでしょう!
後はほんと東京都知事が何も発信していないことが大変不気味であり、実はこんな状態で報告出来なかったってのがありそうで大変疑心暗鬼ですね。
4.考察と結論
ここまでは日本政府と各都道府県知事がどのような状態かわかったでしょう!
やはり数値と根拠と論理的な説明がないと信用ができない!これから徐々に誰にでも分かりやすく説明されていくのでしょう(^^)
まぁまだ信用してない疑問部分は多々私はありますがね(笑)
それらを以下に並べる。
1.クラスター対策の弱点は、感染が大きくなったらいつか追い切れなくなって崩壊すると思われるがその場合の対処は?。
2.クラスター対策班のリソースの枯渇時の対応は?
3.病院リソースの拡充(感染2割の無症状・軽症者は病院で対処し、韓国方式のように8割の無症状・軽症者への生活治療センターの様な隔離施設も用意すべきだろう)
4.感染者の個人負担を減らすべき(PCR検査は今の医療リソースでは大変危険なのは分かったが、今感染者を自宅待機させ国民に負担させてるのは大問題。)
5.検査をしない弊害として感染が分からず死んでいる人が既にいるが、ただ放置する現状は大変非人道的だがどう対処するのか??
6.都道府県での対応が違いすぎて、一部知事同士で対立しているのもあり、協力も統制もとれてないので早く国が彼らの方針を決めるべき。ほんと日本の政治家という老害は足を引っ張る…
まだまだ問題と課題は沢山のこっているとは考えているf(^_^;
今ここ二日間調べていて理解し、今やらなければならず、理解しておくべきことを並べよう。
1.医療崩壊し感染爆発した場合の予想死者数は約120~220万人以上という広報
2.気の緩んでいる日本国民に今自粛することの大切さの広報
3.クラスター対策班の国民への分かりやすい具体的説明
4.医療崩壊させないための箱の用意(重症・危篤者用の病院の新設や、韓国方式の生活治療センター的なものを作り無症状・軽症者を隔離)病院の整備など安倍や吉村府知事は頑張ってるようだがね。
4.経済活動するのに気をつけなければならない点(以下3点が同時に重ならないようにする)
①換気の悪い密閉空間であった
②多くの人が密集していた
③近距離(互いに手を伸ばしたら届く距離)での会話や発声が行われた
5.「密室・密集・密接」させないことを何より大切にする。
6.国民が上記を理解し一致団結することが重要!!
なのである。