好きなこと、は本当に好きなこととは限らないという話。
休学を決意して感じたことについて書いています。
皆さんこんにちは。
なにかと哲学的なタイトルにはなってしまいましたが、僕が休学を決意するにあたって考えたことが「本当にすきなことは何か」ということなので、つらつらと書いていきたいと思います。
好きなことと本当に好きなことの違い
僕は中学生の頃から科学に興味があり、特に物理分野に興味がありました。なので大学は物理学科に入学したわけですが、ついには二か月弱で休学をしました。
なぜ休学したかというと、一日の大半を物理に費やしても幸せだと思えるほど物理が好きではないことに気付いたからです。
入学するまでは好きな物理を学べる期待を抱いていたのですが、入学してみると課題の山に埋もれる毎日でした。自由な時間は殆どとれず、数学、物理と向き合うばかりでした。いくら好きな物理でもここまで追い込まれると好きではなくなってしまうわけですね。
ここで本当に好きなものは物理ではないことに気付いてしまうわけです。
本当に好きなものの見つけ方
では、自分が本当に好きなものは何だろう、と考えるわけです。
まずは自分が好きなものをできる限り思い出してみました。音楽、読書、哲学、絵画などなど。 もはや理系の片鱗は見出せませんが(笑)、芸術的な文化が好きであることに気付いたわけです。
もちろん物理などの科学も文化なのですが、エンターテインメントなどの文化が好きなんだなあということですね。
もう少し考えてみると、知らないことを知ることも好き、ということにも気付けました。 こんなことは当たり前だろ、なんていわれるかもしれないけど、僕は特にその傾向が強く、高校生の時は選択していなかった生物についての新書も読んだし、全く知らない分野の入門書なんかを読むのが楽しかった思い出があります。
そして物理については、ただ単純に問題が解くのが楽しかったから好きだと錯角していたことに気付きました。もちろん物理の話自体は好きですが、それは知らないことを知るということが好きだという範疇に含まれるわけです。
学校で学んでいることが好きな理由は勉強していると点数がついて返ってくるからそれが楽しいということが大いにあった、ということですね。
大学に入ると授業のレベルも高くなり自分で問題を解いて勉強するようなことは少なくなります。 また、答えがすぐに返ってくるなんてことはありません。
あくまで問題を解いて丸をもらうことにモチベーションを見出していた僕には魅力がわからなくなりました。
このように考えた結論としては、学校などで学んでいなくても自ら知りたくて学習していること(したいこと)が本当に好きなことなんだと気付けました。
最後に
大学に入ったけど楽しくない人、どの大学を受験しようか悩んでいる人へ
本当に自分が好きなことについて少し考えて、楽しく勉強できる場所へ行くという選択をお勧めします。
自分があまり好きではないことを強制されてやり続けることは思った以上に大変で、精神的にもきついことです。 この先就職すれば趣味の時間はあまりとれなくなるでしょうから、最後のモラトリアム期間として有意義な時間を大学で過ごしましょう。
また自分の本当に好きなことは自分の幹になり、それが太ければこの先もっと成長できるようになるはずです。
それが人生の糧になることは間違いないと思います。
本当に好きなことを大切にして生きていきたいと思います。
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