日程調整のちょっとした面倒をなくす「候補日ピッカー」を作りました
はじめまして。basyohと申します。普段はAIを用いたプロダクト開発やプログラムマネジメントに関わっています。
今回、日程調整のちょっとした面倒を解消するためのChrome拡張ツールを開発しました。
その名も、
「候補日ピッカー」
です。
日程調整の時の候補日を打ち込むのって面倒じゃないですか?
ミーティングやイベントごとの日時を決める時、メールやチャットでいくつか候補日と時間を出して、その中から相手に選んでもらうというのが一般的かと思います。
この時、候補日を打ち込むのって面倒極まりないな、と思ったのが開発のきっかけです。
日付の認識がずれないように曜日まで入力するとした場合、
月・日を入力
↓
(半角から全角へ切り替え操作)
↓
曜日を入力
↓
(全角から半角へ切り替え操作)
↓
開始時間・終了時間を入力
と何度も全角/半角を切り替えないといけなくなります。
かといって数字を全角にすると間伸びして読みづらいし・・・
そこで今回、選ぶだけで候補日時をサクッと並べられるChrome拡張を作りました!
使い方は非常にシンプルです。
候補日を選んで
時間を選んで
「候補日時にする」ボタンを押すだけです。
すると、下に候補日時がテキストで表示されます。
これを繰り返して候補日時をいくつか並べます。
最後に「クリップボードにコピー」を押せば、お使いのメールやチャットに貼り付けることができます。
ここまで読んで「使ってみたい!」と思ってくれた方、Chrome ウェブストアからインストールしてすぐに使えます。無料です。
ここからは開発背景について説明します。
なぜChrome拡張なのか?
世の中にはスケジュール調整ツールがあるのに、なぜ今回開発したのか?
またなぜChrome拡張にしたのか、その背景を説明します。
このプロダクトの主な利用者はビジネスパーソンを想定しています。(もちろんビジネスパーソン以外の方に使ってもらうのも大歓迎です。)
ビジネスパーソンのうち、企業に所属している人は企業のセキュリティポリシーの制約を受けます。
そうすると、アプリケーションをPCにインストールしたり、企業のOutlookやGoogleカレンダーと連携するタイプのアプリは、利用開始までに非常に大きなハードルが課せられます。
セキュリティ担当部署に申請をあげて、セキュリティチェックシートに記入して稟議を通す・・・ちょっとした便利さのためにそんなことするくらいならツールを使わずこれまで通り手打ちで候補日を入力する方を選ぶでしょう。
ウェブアプリについては、インターネットアクセスを許可している会社であればこの点はクリアできそうです。
しかし、メールクライアントからウェブブラウザに切り替えてウェブサイトにアクセスし、候補日を選んで、画面を切り替えてペーストするというのもちょっと面倒です。
そこで、chrome拡張です。chrome拡張ならすでに開いているウェブブラウザの上部ツールバーからすぐに起動でき、サクッと候補日を選ぶことができます。
特にGoogleカレンダーユーザーなら、カレンダーを見ながらchrome拡張で候補日時をピックアップできるので、画面切り替えをすることなく候補日出しができて非常に便利です。
また筆者の経験上、chrome拡張のインストールには制限をかけている企業は少ないため、利用開始までの申請等のハードルもないと踏んでいます。(厳しい企業の方はすみません)
この開発はChatGPTとの二人三脚で構築しました
筆者はこれまでChrome拡張の開発経験はなかったのですが、ChatGPTとの対話でつまづくことなく開発することができました。
ChatGPTとの会話のラリーによって、より良いものを作り上げるという経験ができたのが今回大きな収穫でした。
MVPとしてリリースするための必要最低限の構築物を何にするかと、そのコード修正の相談
アイコンの作成
今後の機能追加
今回はバージョン1.0ということでリリースしていますが、今後要望がありそうであれば以下の機能追加をバックログで考えています。
時間選択を15分単位ではなく、任意の時間を選択できるようにする
終了時間選択は、開始時刻を選ぶと自動的に1時間後が出るようになっているのですが、1時間後固定ではなく、任意に設定できるようにする
カレンダーの月曜始まり/日曜始まり/土曜始まりを選べるようにする
時間範囲指定を8:00~21:00以外も選択できるようにする
定型文を設定し、自動入力できるようにする
無料ぜひ使ってみてください
最後までお読みいただきありがとうございました。
普段の仕事でのちょっとした面倒をなくしたいということで作ってみたのですが、多くの方の同じような「ちょっとした面倒」をなくすことに貢献できたら嬉しいです。
このChrome拡張は無料で使えますので、ぜひ使ってみてください。
この記事はここで最後ですが、
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