Flashからプログラマが得た楽しみ

この回はOS Xとも直接関係なく、終始プログラマの喜びを語っている回。連載も6回目ぐらいになって気持ちも楽になってきたのか。だれもオレの文句など聞きたくないのではないか…などと考えたかどうか知らないが、かなり気を緩めた内容になっている。えてしてこういう時の方がいいことを言っていたりする典型な気がする。

ようは、面白いデモに出会った、その環境がFlash 4だったということだ。出会わせてくれたのは、言わずと知れた中村優吾氏。 @yugop かれのデモを見て、あー楽しそうだな、自分でもやってみたいなと思わせられた、そういう回。大事な一言はこれ

中村勇吾さんはそういうものを断片的ながらFlashでさらっと作成している。面白いから作ってみましたというより、作ったら面白かったといった具合にフットワークが軽い。

やっぱ楽しいこと、面白いことって最強でしょ。自分が楽しまないで打入れが面白く思ってくれるの?と。この時期は、特にその思いが強かったですね。人に押し付けてでも自分が楽しいことをやろうとしていた時期です。楽しさ、面白さを全面に押し出して仕事していました。

僕もこんなプログラマ生活続けていて、何が嬉しいって自分の作ったものが人に使ってもらえた時ももちろんなんですが、物を作っている身として自分が面白いと思ったことを他の人も共感してやってくれる、というのは勝るとも劣らず楽しく嬉しいことなんです。YouTubeで動画始めたのも、ほんとうはもっと技術的な情報をアップしていきたいな、と思って始めたんですが、毎日の楽しい日常を流すだけになってて、ちょっと残念。

あ、でもちょっとずれますが、ぼくが惚れてただ人に紹介したいから!という理由で撮った動画でSvelteの紹介をしたものが、 @baseballyama の目に触れてSvelteを始めるきっかけになったらしく、その後彼がSvelteのコミッターになるという、うれしいやら、エンジニアとしての負けてたまるか感たるや、というか、もう嬉しいんですけどね、まぁ、そういう気分です。

ともかく、面白いことを見て試してみたくなる、というのは大事なことで、そのためには色んな刺激を常に自分に入れていきたい。日々Twitterに時間を消費しているのもそういうメリットがなければ見てないわけですし、今の時代にも通じる感情だと思います。

そんなわけで、中村優吾氏のデモは刺激的でね、この話につながったというわけです。あとにもさきにも、一番自分がFlashに近づいた瞬間。その後のフラッシュの流れには結局一度も乗ることはなかった。まぁ、けっかよかったのか悪かったのかなんとも言えませんが、この時期の急接近はとても楽しかったです。プログラミングという行為を別の視点から見ることができた。

Flashはとうになくなった環境なんですが、ことあるごとにこうした楽しみ、自分にとっての刺激となる環境を探しわたっているのは変わっておりません。いま今でじゃあなんかあるかというとあんまりなくて、それでYouTubeとか色んな方面へ探しに出ているわけなんですが、今ここへきて盛り上がりを見せてるAIを使った画像生成が、強いて言えば楽しい方向でしょうか。プログラマ、やっていてよかったなと思わせてくれたりします。はい。

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