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化粧について考える

化粧は苦手だ。

母が感謝しろよ、というくらいには程々の顔面で生まれたからなのか、己の顔面に対してあまりコンプレックスがない。細かく言えば色々あるが、概ねない。

そのせいか、化粧してコンプレックス解消するという概念が私の中で薄く、社会人10年も過ぎたのに未だに化粧が下手くそである。

とりあえず下地塗って、ファンデーション塗って、眉書いて、アイシャドウ塗って、チーク塗って、みたいな塗って書いときゃ何とかなるだろ、としか思ってない。
マスカラもつけまつげもしない。シェーディングにハイライト?何だそれは。

動画サイトなんかで動画を見ていると、技術の凄さに驚く。タイトルに整形級とあるが、本当に別人28号だ。

派手な化粧への憧れはあれど、きっと似合わないという気持ちがストップをかけてるのかもしれない。もしくは変身してしまうことへの恐怖かもしれない。

己がぐらついてるのに、他の誰に変身できるというのか。



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