なぜ塗装工事はクレームが多いのか??
前回のnoteで書いたように、リフォーム工事の中でクレームナンバー1は外壁塗装工事という事実があるのですが…
では、どのような業者、職人さんがクレームを出しているのでしょうか?
クレームは、悪徳業者や質の悪い職人だけが出していると思っていませんか?
愛想が良くて
さわやかで
一生懸命に
頑張って仕事をする職人さん
そんな感じの良い職人さんでも…
クレームを出す事が多々あるのです。
それは、なぜでしょうか??
実は塗装業と言うのは、起業するにはとてもハードルの低い職業なんです。
用意するものとしては、作業車以外はヘルメット、刷毛・ローラーなどの塗装用具など、ホームセンターでも簡単に揃う道具でも気軽に起業出来てしまうのです。
また、起業するにあたって何も資格は必要ありません。
例えば…
電気であれば「電気工事士」
電気工事をするにあたり、なにも知識の無い職人さんが電気工事をするのは、まず不可能でしょう。
自動車であれば「自動車整備士」
工場で自動車整備をしてもらうのに、自動車整備士の資格保有者が1人もいない工場はないと思います。
病院であれば「医師免許」
医師免許のないお医者さんなんて、ありえないですよね…
塗装業にも「塗装技能士」という資格がありますが、起業するにあたって必ず必要な資格ではありません。
逆に受験するには実務経験が必要だったりします。
ですので、塗装業では簡単に誰でも起業する事が出来ると言えます。
しかし、外壁塗装にはいろいろな知識が必要です。
塗装の技術的な事以外でも、塗装の基礎知識として
・塗料の塗布量
・塗料の希釈率
・塗料のポットライフ
・塗り重ね乾燥時間
・素地に合った下塗りの選定
などなど、当たり前に知らないとちゃんとした塗膜として成り立たない専門知識が多くあります。
ペンキを買ってきて、ペタペタと塗っていればいいなんてことではないのです。。
ですが、我が家の塗り替え工事をしている職人さんがちゃんと知識を持って、作業手順を守った施工をしているかどうかは、見ただけでは分かりませんよね?
ですのでお施主様自ら、塗装工事の基礎知識や見積の内容をしっかりと理解して工事に挑む必要があるのです。
では、次回からは具体的な内容に触れていきたいと思います。
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