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コーリーバンド創団140周年記念コンサート①

おはようございます。音楽家、チューバ奏者、指揮者、金管バンドディレクターの河野一之です。

昨晩帰国し、時差ボケもなぜかなく昨晩もぐっすり就寝。自分の無敵さに驚いている河野です。

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12/28(土)年忘れ、イギリス周遊歌合戦2024

2025年2/1(土)16:30開場
ブラスバンド獅子座其の参

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コーリーバンド創団140周年記念コンサート

初めにコーリーバンド(Cory Band)とは、河野が留学していたイギリスのウェールズに拠点を置く金管バンドです。

河野が留学中に在籍、当時から今年初頭まで世界ランキング一位を独走。さらに2016年には金管バンド業界における最難関コンテスト(ヨーロピアン選手権、ブリティッシュ・オープン、全英大会)の全てで優勝。ここまではイングランドの強豪ブラック・ダイクバンドも1985年、1995年に達成したことがありましたが、コーリーは同年さらにブラス・イン・コンサートでも優勝し、真のグランド・スラムを達成しました。

今年2024年も全英大会ウェールズ地区予選、ブラス・イン・コンサートで優勝、というわけで簡単に書くと最強で最高のバンドです。

顛末

事の始まりは今年の初めごろに発表されたコーリーの新作140というCDでした。

めちゃめちゃいいCDです。

バンドルームが1度火災にあっているため様々な情報が消失しましたが、初め1884年John Treherneが指揮者としてコーリーの前身であったTon Temperance Bandと共に活動をしていたという記録が残っており、そこから数えて140年目の今年が記念の年となりました。

Ystrad駅でTon Temperance Band

Ton=ウェールズ語で平原や草原、牧草地の意味。Temperance=英語で節制や禁酒。つまりコーリーの前身は平原にある禁酒バンドという名前。禁酒=英国で1800年代前半に始まった労働者階級の抗議活動の一環から。

https://coryband.com/our-history/

1895年にはワイストラド(Ystrad)にあるゲリ炭鉱図書館(Gelli Colliery Library)の公式開館式典でTon Temperance Bandが招待され演奏を行いました。

そこにはクリフォード・コーリー卿(Sir Clifford Cory)も招かれており、Ton Temperance Bandの演奏にとても感銘を受けたコーリー卿はバンドにスポンサー支援を申し出ます。

それを受諾、そこでTon Temperance Bandはクリフォード・コーリー卿の家名からCory Band(コーリーバンド)という名前になりました。

ということで、これらの経緯ののち今年2024年はコーリーにとって記念すべき年だったわけです。

招待

2013年のコーリー退団後も、河野自身が職業にしているという以前に家族同然に付き合っていたバンドメンバーとはSNSを通じて交流を続けてきました。

2014年、2017年には再渡英し共演させてもらったり、2022年のコーリー韓国ツアーへも会いに行ったりと金管バンドの研究というのもそうですが、親愛なるメンバーに会いにという感じでした。

そんな2024年の秋、河野のFBに一件の招待状が届きました。それは「12月21日にコーリーバンドが創団140周年記念コンサートを新旧合わせた現在のメンバーと共に開催を企画している旨、さらのそこに出演しないか」というものでした。

急いでスケジュールを確認するとなんとか空けられそう、ということで急遽妻にも確認をし飛行機の予約

現在英国ポンドは少なく見積もっても£=¥200、僕が留学をしていた頃に比べると+¥80、またウクライナ・ロシア戦争や物価や燃料費の上昇で過去に渡英した時よりも軽く2倍の費用がかかることがわかりました。

「機会は実現が可能な可能性がある時にくる」

挑戦するかしないかは自分次第、普段からこう思ってますので、今回も招待が来た時からできない理由を探す前に、実現させるにはどうしたらいいかという前提で動きました。(内心はもちろん高額な航空代金や宿泊費、英国国内の移動費にドキドキです。)

というわけで、全部「どうにかなる!」と半ば開き直って全て手配を行いました。

ここからは以下の曲を流しながらお聞きください。僕も流しながら書いています。『コーリーバンド140周年記念作品 Soaring The Heights / Christopher Bond』。良い曲、すでに泣きそう笑

ロンドン

今回は幸運なことに羽田より親愛なるJALにてロンドン・ヒースロー空港へ

片道14時間でしたが、万全の準備を行なったため終始寝られ体感3〜4時間でした。ヒースローに着くと懐かしい外国の香り(主に香水)

衛兵さんがお出迎え

ロンドンの午後3時に着いたため外はほぼ真っ暗、そこからバスを乗り継いでロンドン市街地に取った宿へ向かいます。

初日は夜も遅かったのと、我が家からホテルまで28時間ぐらい経っていたので身支度後、即就寝

2日目はロンドン観光、街並みは何もかも変わっておらずとても美しい建造物に囲まれ、道端はゴミが散乱し、観光客まみれのいつものロンドンでした。

かなり人がいない機会を伺って撮っていますが現実は凄まじい人です
トラファルガー広場
聖地ロイヤル・アルバート・ホール

長くなりましたので本日はここまで

本日もここまでお読みいただきありがとうございました。
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Thank you

Kazz


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音楽家 Kazzのnote
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