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音楽を始めたきっかけ①

就活をして

「はい、あなたは今日からミュージシャンです」

という感じでプロミュージシャンになった人はまずいないでしょう。

好きな音楽を突き詰めて、真剣に続けてきた結果、気付いたらプロになっていたという人が多いと思います。

音大や専門学校に行かないといけないというのもありません。現に僕は全て独学ですし、周りのミュージシャンの多くも独学の方は多いです。

僕が音楽を始めたのは高校1年生の頃。

それまでは幼稚園〜中学まで10年間サッカーをやっていました。中学では部活では無くクラブチーム所属でした。

休みはほぼ無く、毎日過酷な走り込みで試合に負ければ坊主というチームでした。学校で試合や練習は無いので女子からの声援など勿論ありません。

学校が終わったら大急ぎで帰る坊主で帰宅部のヤツ、という少年でした。

そんな僕は高校でもサッカーをやると思っていたのですが、正直疲れてしまいました。そしてずっと坊主だったし帰宅部でモテなかったし、高校デビューしたい気持ちでいっぱいでした。

高校の仮入部シーズンになると、教室にドアに勧誘が殺到します。そこである部活に捕まってしまったのが、僕が音楽を始めたきっかけです。


僕の通っていた高校は当時吹奏楽部の部員が160人くらいいました。強豪校だったんです。


その人数の裏には脅迫レベルの勧誘がありました。笑

部室に強制連行させられ強制的に楽器を触らされました。しかし生粋のサッカー少年には女々しい吹奏楽部に入るなど全く考えられませんでした。

何度も勧誘され、何度も断りました。

けれどある日、吹奏楽部が中庭でコンサートをしていました。「宝島」や「Truth」などのフュージョン曲、Deep Purpleメドレーなんかもありました。


そのDeep Purpleメドレーの最後の曲は誰もが知る名曲Smoke on the water。

ジャッジャッジャーとギターリフから始まったのです。僕は1発でやられてしまいました。


「自分もSmoke on the waterを中庭で弾きたい」


そう思ったのです。

もうホントにドキドキワクワクしながら吹奏楽部の入部届けを出しました。高校デビューは約束されたも同然でした。


しかし僕が中庭でSmoke on the waterのギターリフを弾く日はきませんでした。



その②へつづく

音楽を始めたきっかけ②



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