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【雑記帳28】カバーに関する判断(追記あり)
【雑記帳24】で,バスの場所に関する判断を,エリア,ストラクチャー,底質,カバー,レンジの観点からバスの居場所を絞り込むことと捉えてみることにしました(底質については【雑記帳27】でバスの場所に関する判断の一部というよりは,エリアを判断するための情報の一つという認識に変わりましたが).今回は, カバーについて考えてみます.
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バスの居場所を決めるのはあくまでエリアとストラクチャー
まず重要なのは,バスの居場所は基本的にエリアとストラクチャーによって決まるということです.もし良いエリアの良いストラクチャーの周辺にカバーがあればバスがそこに集まったり,そのカバーを使うことでバスが釣りやすくなるだけであって,カバーはバスの居場所を定める第一の要素ではないと言われています.これは月刊誌等を含めた様々な媒体で言われているような気がしますが,一つ出典を示すなら,ヒロ内藤さんの「THE ANSWER Game 3」で明確にそのように述べられています.
私個人の体験として上記の主張を感じたことがあるかというと難しいところですが,例えば延々と続くアシがあったとき,そこにアシがあるというだけで,全域にバスが同じ密度で存在するはずはないだろうというのは想像できますし,上記の主張に納得感はあります.
カバーに対する着き方を考える
では,なぜバスの場所を判断する際の観点の一つにカバーを挙げたかというと,カバーのどこにバスが付いているかを考える必要があると思ったからです.例えば,良いエリアの良いストラクチャーに豪華なレイダウンがあったとして,そのレイダウンのどの部分にバスが着いているのかということを想定しない限り,適切なアプローチを考えることはできないはずです.そこで,私が聞いたことのある話としては,カバーに対するバスの着き方の判断には以下の情報と理論が役立つとされています.
情報:魚の活性
理論:活性が高ければカバーの先端や外側,流れの当たる側に着く.活性が低ければカバーの奥や流れの当たらない側に着く.
(追記)情報:水質と流れ
(追記)理論:魚にとって良い水が流れているときは流れの当たる側に着く.悪い水が流れているときは流れの当たらない側につく.魚は上流側を向いてステイする.
情報:光量
理論:明るければカバーやシェードにタイトに着く.暗ければカバーやシェードから少し離れたところまで出て来やすい.
情報:目視や魚探でわかるバスの位置
理論:バスのいる場所がバスの位置(そのままですが).単にバスが居たと受け止めるのではなく,それがカバーに対してどのような位置だったかというのを確認しておくと良いと思います.
情報:魚の釣れ方
理論:釣れた場所がバスの位置(ボート際でバイトした場合など,判断できない場合もある).こちらも,単にカバーで釣れたと考えるのではなく,カバーのどの位置に着いていたのかということを確認すると良いと思います.
上記の主張の出典はと言われると,これも様々な媒体で言われているような気がしますが,例えば田辺哲男さんの動画や書籍では,魚の活性については最近の動画,光量については「最強のバス釣り入門: 「自分の力で釣りたい人」の必読書」で上記のような主張がされています.
カバーに関連する話題のうち,バスの場所に関する判断以外の話題(例えば各カバーに対して有効なルアーなど)については,本ノートのフレームワークにおける「実行」に関する記事の中で掘り下げていければと思います.