見出し画像

【雑記帳1】判断,実行,情報更新

さて,バスフィッシングの知識の体系化を試みるノートを初めてみたわけですが,知識を体系化するには何らかの視点必要になってきます.そこで,まずは釣りを以下のような活動と捉えて,その観点からの整理を試みたいと思っています.


情報更新と釣果創出のサイクル

つまり,釣りとは,情報をもとに適切な釣り方を判断,実行することを繰り返す行為だと考えるということです.何らかの釣り方を実行すれば,その結果として必ず新しい情報が得られるはずです(魚が釣れなくても,釣れなかったという情報が得られます).また,その実行の結果,釣果が得られることもあります.それが次の判断と実行に活かされていくわけです.

例えば,気温が高いという情報から,シェードを作るカバーにバスがいると考え,カバー撃ちを実行したところ,良型のバスを釣ることができた.さらに,そのバスが釣れた場所から,バスはカバーの先端付近についている可能性が高いという情報が得られた.というような具合です.

釣りがこのような行為であることを認めると,実行の結果得られるものは情報と釣果の二つであるということがわかります.このことから,我々が現場で試す釣りには,情報を得るために実行する釣りと,釣果を得るために実行する釣りがあると考えられます.ヒロ内藤さんのDVD「ヒロ内藤の「バスフィッシング理論」THE ANSWER」では,前者に用いるルアーをサーチルアー,後者に用いるルアーをワークルアーと呼んでいました.

もちろん,情報と釣果,どちらか一方のみを目的とした釣りを行うことはなく,常に両方を求めて釣りを繰り返していくことになると思います.午前中のうちに湖を一周したいと思って投げていた巻物にその日の最大魚が来るということもあるでしょうし,ある程度情報を把握できた後,釣果を求めて投げていたルアーから思いもよらない情報が得られて釣りの展開が変わっていくこともあるでしょう.

大事なのは,釣れたかどうかだけに注目するのではなく,その過程でどのような情報が得られたか,それを次の判断に活かせないかと考えることなのだろうと思います.そしてそれはバスフィッシングに限らず全ての釣りに言えることなのだと思います.

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集