チューンアップメソッド 4
サスペンドチューン。シャッドラップなどの木製系ルアーを、サスペンドチューンすることは、とても有効だ。ナーバスなサカナにはノンラトルが有効だし、バルサ系のキビキビした動きとのバランスもいい。(と思う)
簡単なのは、板オモリや糸オモリを使う方法。10℃程度に調整した水に、背に板オモリをかぶせたルアーを浮かせる。サスペンドするように板オモリを、少しづつちぎりながらサスペンド調整する。最後に、背か腹にバランスよく接着する。
糸オモリは、フックにかけて調整し、調整できたら、フックの軸に巻きつける。糸オモリと板オモリを使ったチューンでは、重心の違いから動きは異なってくる。
ルアー本来の動きをできるだけ活かしたいなら、板オモリを直接本体に貼るチューン。よたよたした(弱った)状態をイメージしたいなら、糸オモリのチューンなど、好みで選ぶといい。動きの違いを確かめたいなら、両面テープで仮止めするなどして確認できる。
ただ、その動きの良し悪しを決めるのは、結局のところ、人間ではなくサカナである。究極の答えなどないのだから、自分が信じられるという思い込みが大切。
実際に、役立つのは動き云々のウンチクより、そのルアーに対する信頼度の方が大きい。チューンアップを成功させる基本スタンスだ。