メジャーレイクで巻物の秋?
11月の青野ダム。秋本番という季節ではあるが、水温は18℃。例年よりも4~5℃は高い。1カ月ほど遅れているという印象だろうか。それでもまだ秋水温。秋らしいパターンを追ってみることにした。
先週の大雨で急激に増水し水温が低下した。先週はバイト、吸い込みが弱く体感的にも活性が低い印象だったが、あれから1週間。少しは回復しているだろうか。今朝まで降った雨でゴミが流れ出ていて、ところどころターンオーバーのようなニゴリが出ている。
秋らしいパターンを追う、ということで、基本戦略は岬、ハンプ周りを巻物でランガンしていくことにした。フォローのラバージグとスポット用のテキサスリグをメインタックルとする。
スロープを出て上流に向かう大小のワンドが続く。増水して冠水したカバーがおいしそうに見えるが、ワンドの中までは入らない。メインベイトのワカサギが回遊するメインチャネルに絡む地形変化を釣っていく。
水深5m前後にベイトが映る。その上下1mを中心的に岬を輪切りにするようにクランクベイトを通し、尾根を縦に通す。ラバージグを馬の背からバンプさせ、何か引っかかりがあればテキサスリグを入れていく。
ひとつめの大きなワンドの出て次のワンドに向かう岬。岬といっても幅が広く、ドラッギングの要領でクランクベイト(ラパラDT16)を通していく。するとグッと重くなる。生命感は感じるが、引いていてもそれほどでもない感じは、先週の感じに似ている。前回は、枝を掛けたと思って引き上げたところ実はバスで水面でエラ洗い一発、バラしてしまった。
ラインスラックを出さないように引き上げるとやはりバスだ。リアフック一本。エラ洗いでバレてしまう可能性が高い。ここで潜ってくれればフックも掛かるのだが、その感じはない。焦る気持ちを抑えつつ、ネットに収めるとフックが外れた。危なかった。40弱のコンディションの良いバス。
巻物には代表的なクランクベイトやリップレスクランクベイトと呼ばれるバイブレーションがあるが、クランクベイトは、バスにぶつけていくイメージ。バイブレーションは湧き上がらせるイメージで使う。
クランクベイトをローテーションしながら、インターセクション部まで上がる。ノンラトル系への前アタリが何回かあったが、フックセットすることはなかった。やはり活性はあまり高くないのか。ライトリグ(スモラバ)を入れると、ディープ側で20cmクラスが釣れる。数釣りするならこのパターンか。
午後になって下って行く。朝一で釣れたストレッチの上流側の岬にラバージグをキャストすると、着水してすぐにバイトが出た。ラインスラックも巻き取っていなかったため、急いで巻アワセをする。バスの重みは感じたが弱い。ジャンプ一発フックオフしてしまった。サイズ的には朝一のクランクバスと同じくらい。
巻物中心の秋らしい釣りで、もう1~2本を期待したいところだったが、先週の3バイトノーフィッシュを思えば、まぁ良い。渋いとはいえ、まだもう少し秋らしい釣りを楽しめそうだ。