ジャズのベースラインを自由に弾く為の、習得ポイントに特化した練習です!
どうもですー!
ベーシストの森田哲生です!
これまでにも沢山動画や教材を通して説明してきたジャズなどの4ビート、ウォーキングベースの練習の仕方ですが、今回は少し違った切り口で解説して行こうと思います!
・コード譜から自由にベースラインを弾くための障壁
ある程度、譜読みをして演奏するのに慣れてきた人や指板の音が把握出来てきた人にとって、譜面などに書かれている決まった物を弾くのは、少し時間を掛ければ弾けると言う人も多いかなと思います。
しかし、コード譜から『自由に』ベースラインを創造して行く為には、一つ二つのフレーズなどが弾けるでは足らなく、沢山のフレーズや流れを、瞬時に出せる所から始まるとも言えます。
最終的には、このフレーズを弾こうと言う感覚すら無く、曲のコード進行のサウンドや、その時に他のプレイヤーさんが創造するサウンドの流れ(距離感)にしたがって、それこそ自由に弾いて行くのですが、それは結構レベルの高い話になりますので、また別の機会に話そうと思います。
ですので、今回は練習初期に陥りやすいマズい事を回避しつつ、決まったフレーズを効率よくどう覚えて、使いこなして行くのかにスポット当てて解説して行きます!
・よくあるこの手の教材の中身とは、、、
先ほど話したように、最終的には自由に弾くが目標ではありますが、各々のコード上で一定のフレーズを覚える必要がありますので、自由に弾くとは反対にあるような、ベースラインが丸っと書かれた物が多くを占めています。
それが悪いのかと言うと、実はそんなことは無いのです。
しかし、ただ弾いて終わりでは自由に弾けるようにはなりにくいです。
では、どうするかと言うと、ベースラインのフレーズ自体を覚える必要があるのと、そのベースラインがコードに対してどんな音で構成されているかを分析、理解する事が大事です。
ただ、長いフレーズは覚えるのも大変ですし、分析も大変です。
そこら辺が、自由に弾く道のりがとても長く感じ要素の一つかなと思います。
・では、どうするのか。。。
どうするかの取り組み方の方法にはいろいろあるとは思いますが、僕がお勧めしている方法は、32小節など長いものでは無く、短い小節に分解して取り組む事です。
詳細には教材に書いていますが、短い小節を覚えて(出来れば音とコードの関係性も理解して)、当てはめて弾いてを繰り返し染み込ませて行きます。
この方法でも、そこそこ時間は掛かりますがらこれまで多くの方に指導してきましたが、大体この方法を繰り返し、10曲くらい取り組んで頂けると、良くやるジャズスタンダードのコード進行だと初見で対応して弾けるくらいにはなっています。
しかし、この方法だと部分的に当てはめる所以外はどのように弾いたら良いのでしょうか。と言う疑問が出てくると思います。
実は、これまでにも説明してきた方法が、ここに繋がる布石でした。
・まずは広いキャンパスに下地を作る
これまでに説明してきた、僕が提唱している一番初歩の練習方法ですが、細かくは別の記事で書いているので、貼っておきます。
詳細は以前の記事に書いてありますが、大枠を説明すると、コード進行には、コードの構成音やよく使われる進行など、多くの共通項があります。
まずはその共通項をしっかり理解して弾ける事が大事で、また共通項と言うだけあって全ての曲で使う事が出来ます。
それだけでもそこそこカッコ良いですし、充分機能します。
その事を練習、習得して頂くと全てに対応出来る状態ですので、部分部分変えたい所以外はこのベーシックな物を弾き、先に説明したような短い覚えたフレーズを部分部分変えて習得して行きます。
・今回の教材の趣旨
この教材では、これまでのようにスタンダード曲のコード進行を取り上げています。
これまでの教材のように使えるフレーズ、且つ、分析しやすいフレーズを沢山掲載しましたが、今回の教材はどのように習得していくかにポイントを置きたいので、具体的に使って頂く箇所などを指示しています。
特に、中々うまくいかないって人は、ここがキモな事も多いですので、是非手に取って参考にして頂ければと思います。
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