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僕の夢の話を聴いていってくれ


※2018/10/26更新※


noteを使いはじめて、ちょうど2ヶ月になる。
ずいぶん遅くなったが、今回は自己紹介も兼ねて、僕の夢と、そう思った経緯の一部を書きたいと思う。
これを通じて、僕がどういうことを考えている人間か、知っていただければ嬉しい。

文章は0~4部の計5部に分かれている。
すべて読んでくだればめちゃめちゃ嬉しい!…が、長めになってしまうので、手短にという方は0、2、3部だけでも見ていってください。

0.僕の夢の話を聴いていってくれ【主題】
1.人生は何のためにある?【導入】
2.バトンをつないでいくように【動機】
3.GIVEのネットワークを拡げよう【理想】
4.今から、何して生きていく?【現実】


0.僕の夢の話を聴いていってくれ【主題】


僕には夢がある。


それは、自分の目の前に現れる人に、「横山と関わって良かった」と思ってもらえる存在になる、ということだ。


※ 横山は、僕の本名です。

この考えは、今後の人生の生き方として、いつのときも自分自身の根っこに置いておきたいと思っている。

今にも「ちょっと何言ってんのか分からない」「綺麗事ぬかしてんな」「というかそんなの誰でもそうだろ」と石のような声が飛んできそうだが、ご容赦いただきたい。
抽象的で無個性な言い回しになっている自覚はあるし、そして理由もある。
ここから詳しく説明をしていこうと思うので、ぜひ見ていってほしい。


1.人生は何のためにある?【導入】


さて、夢の話をするにあたって、僕の場合はまずはここから話すのが順当だと思う。

「人生は何のためにあるのか?」

この問い、まったく考えたことない!という人は少ないのではないだろうか。
人間、とかく自分のやっていることの意味を求めたがるものだ。
そして人生は、その最たるもの。

この問いに対して僕は、2018年8月現在、こう結論付けている。


人生は幸せになるためにある。


「意味不明」「どういうことだよ」「やっぱり当たり前じゃねえか」と石つぶて第二弾が飛んできている音が聞こえるが、もう少しだけお付き合い願いたい。

その「幸せ」について、もう少し深掘ってみよう。

24年も生きていると、ひと一人を数値化して測るいろんな種類のものさしがそこら中に散らばっていることに気付く。
大きなところで言えば、お金(所得)とか、学歴(偏差値)とか。
やはり数字にしてしまえば分かりやすいらしく、上に挙げたようなものさしは世間一般でも良く使われている。そして、このものさしのもとで優秀な数字を叩き出せることが、あたかも幸せであるかのように捉えられている。その結果、たくさんの人たちの中に、見栄、嫉妬、羨望、焦燥……いろんな種類の負の感情が巻き起こる。

数値化そのものはとても重要なことで、よい面も多々あると思うが、決してそれがすべてではないことを忘れてはならない。

このあたりの話は以前所感をつらつら書いたので、興味のある方はぜひそちらも見ていただけると嬉しい。

さて、少し話が逸れてしまった。
結論から言うと、そのような世間一般に押し付けられたものさしは、パキっと折ってしまえばいい。そういった指標は、あくまでも幸せになるためのひとつの手段・道具でしかなくて、それそのものが人生の目的ではないからだ。

人生における唯一の絶対的な評価軸は、たったひとつしかない。

「自分が幸せだと思えるかどうか」

である。他人にどう言われようと、自分で自分を認められればそれで勝ちなのだ。

というわけでこの「幸せ」を、

「現在の自分自身と自分の過去への肯定感」
すなわち、「自分で在るということに誇りを持てること」

と言い換えたい。


これを踏まえて、はじめの話に戻ろう。
僕の夢は、「より多くの人に、『横山と関わって良かった』と思ってもらえるような存在になる」ことだ。

そう、「横山と関わって良かった」という感情は、まごうことなく自分の過去の一部分への肯定だ。
もしも誰かがそう思ってくれたとしたら、その人にとって「横山と関わった」という過去は肯定できるものだ、ということになる。
その人が自身の経験を肯定できるということは、現在の自分への肯定感を強めるにあたってプラスにはたらくはずだ。なぜなら現在の自分は、過去の経験の上に成り立っているのだから。

「もっと具体的にならないの?」と思う方もいらっしゃるかと思う。
たしかに仰る通りだ。この文言では、相手にどういう風に関わろうとしているのか、よく分からない。

ただ、具体性を上げるということは対象を狭くするということでもある。
何がプラスになるかなんて個々人のバックグラウンドによって違い過ぎる。
だから、「目の前の相手のプラスになるにはどうすればよいか」ということは常に考え続けていかなければならない。

以前、付き合っていた女性がいる。
結局僕が振られたのだが、彼女は僕にいろいろなきっかけを与えてくれたので、今でも非常に感謝しているし、今後もその思いが薄れることはないだろう。
逆に僕は、彼女に応えられなかった。
その時々で彼女が必要としているものに、応え続けることができなかった。
付き合う以前から友達として長く関わっていたので、彼女がいろいろな葛藤や生きにくさを感じていることを知っていた。彼女自身が悪いわけではなく、避けられない環境のせいで、理不尽にそうならざるを得なかった。だからこそ、彼女を幸せにしたいと思った。そんな中で彼女が渇望していたものを、僕は提供できていたらしい。だが環境の変化とともに、望むものも変化し、その変化に振り落とされてしまった。
力不足だった。申し訳ないと思った。
彼女が必要とした人間性すべてを兼ね備えていれば、彼女の希求に応えられたのだが、ただただ未熟だった。
今彼女がどうしているのか知らないが、どこかで幸せに過ごしていればいいなあと思う。

さて、そんな経験もあって、どんな人が目の前に現れても、そして必要なものがどう変化しても、その人のプラスになれるように、僕自身が多様性を持ち、それぞれの個性の良さを理解、吸収しておく必要がある。
そんなことが簡単にできてしまえば苦労しないし、茨の道だということは分かっている。でも、ここは譲れない。


というわけで、僕の夢は、僕自身の幸福観にもとづいた結果、冒頭のような抽象的なカタチをとることになった。



2.バトンをつないでいくように【動機】


なぜこの夢を持つに至ったのか。次はそれをお伝えしたい。

きっかけは、就職活動だった。

就活では、よく「自己分析」というプロセスが組み込まれる。
職業や会社を絞り込んでいくために、何を重視するのか、自分自身の価値観を見つめ直してみる、というものだ。
このプロセスを経て、それぞれの就活における「軸」が決まってくる。

この春に就職活動をしていた僕は、多くの就活生の例に漏れず、この自己分析にとりかかった。これまでどのような人生を歩んできたのか、自分がどういう時に幸せを感じてきたのか、過去を振り返ってみた。

そして気付いた。

自分自身がこれ以上ないほど恵まれた環境の中で生きてきたことに。

もう完全にぬるま湯と言っていいと思う。

別に何をしても許されたとか、望むものが次から次へと与えられたとか、そういう意味ではない。
周囲の環境、周りにいてくれた人たちに、たくさんのものを貰いながら、ここまでやってきたということだ。

家族、学校の友人、先輩後輩、先生、塾バイトの同僚、生徒たち、社会人の先輩方……
周りにいる人間を見て、「この人のこういうところいいなあ」と、長所を真似して自分の中に取り込んできた。
出会ってきた全ての人に、学ぶべき点があった。
僕に新しいものの見方を教えてくれた。
そういう考え方があるのかと、驚かせてくれた。
笑わせてくれた。泣かせてくれた。
たくさんの人たちが、無償で親切にしてくれた。
僕からの見返りを求めることなく、親身になって僕の助けになってくれた。
家族は、いつも僕たち兄弟のことを第一に考えてくれていた。

僕の周りは、そういう人たちばかりだった。

彼らに導かれて辿り着いた、自分自身の現在地を、僕は誇りに思っている。
誤解を恐れずに言わせてもらえば、今の僕は、自分が好きな自分でいることができている。
そしてその自分が好きな自分は、彼らから貰ってきたものがごちゃ混ぜになってできている。1%とか0.1%とかの割合だとしても、今まで出会ってきたすべての人たちが今の自分を形づくっている。そう思った。


これ以上喜ぶべきことがあるだろうか?


だから、今度は僕が、貰ったものを周りに還していきたい。
周りの人たちから見れば、まさに僕が彼らにとっての「周りの人たち」のうちの1人。
僕が彼らに「出会えて良かった」と思うように、彼らも僕に「出会えて良かった」と思ってくれるような、そういう生き方をしたい。

これが、夢を持つに至った経緯だ。


3.GIVEのネットワークを拡げよう【理想】


ここまでは自分自身がどうなりたい、という話だった。

ここからは少しだけ、周りにこういう影響を与えたい、という話をしよう。

上に書いてきたように、他者が自分自身を肯定できるような働きかけをしたいというのもひとつなのだが、その先にもう少しだけ大きな野望がある。

僕は、これまで貰ってきたものを、次の誰かに渡したいと考えている。
もちろん周りにいてくれた人たちに返すのも大切だが、同時に、今後出会う人たちに還していきたい。

分かりやすい身近な例に、先輩との飲みでの出来事がある。
僕は大学や塾バイトの先輩と飲みに行くことが多いのだが、多くの場合おごってもらうことになってしまう。
当然ながらこちらとしては、本当にちゃんと払いますと食い下がる。特に何度もおごってもらっている時は譲れない。
でも先輩は笑いながら、「今度後輩におごってあげて、俺もそうしてもらってきたから」と言う。

この考え方が大好きだ。
してもらったことを当人に返す、いわゆるギブアンドテイクの発想にとどまらず、してもらったことを次の誰かに還す、ギブの連鎖をつないでいくのだ。

この発想の人が増えていけば、世界はもっと生きやすい。

現在は、「××されたから俺も××していいや」という感覚がはびこっているように思う。周りのせいで……という、言うなれば被害者意識だ。もはや自分から不幸になりにいっているようにも見える。そしてその意識に操られるように、羨みの的である他人を引きずりおろそうとする。
そんな空気に、疑問を感じる。お互いに足を引っ張り合って、バカバカしいことこの上ない。

「○○してもらったから、俺も次の人に○○しよう」という発想。
リターンは求めない。別に自分が得するためにやっているわけではない。その感覚でいた方が、かえって何か返してくれるものだし、仮にTAKEするだけの人間がいたとしても、感情論でなく、その人に先はないと思う。
そしてそれが次から次へと連なっていく。
GIVEの矢印は、人と人とをつなぎ、網目をつくっていく。
そんな世界なら、多くの人が自分の周りの環境を肯定できる。そして周囲への肯定は、自分自身の肯定にもつながる。自他肯定感の高まりは、GIVEするという行動に直結する。好循環だ。

そういう空気が、少しでも多くの関係の中に根付いていってほしい。
この価値観を、現代社会の中にインストールしたい。
綺麗事かもしれないが、絶対に可能だと確信している。
なぜなら僕の周りには、そういう人たちがたくさんいたのだから。


4.今から、何して生きていく?【現実】


さんざん理想を語ってきたが、抽象論を口にするだけなら誰にでもできる。
実際に理想に近付いていくために、僕は何をすべきなのだろう。

ひとつの想いとしては、僕は目の前にどんな人が現れてもいいように、もっと多くの要素を持ち、もっと深くひとつひとつの要素の良さを理解したい。

今どき、同じような価値観の人だけが集まるコミュニティの中にいても生きていける。
インターネットでちょっと検索すれば、自分と同じ趣味の人なんてすぐに見つかるし、自分と同じものを好きな人も山ほどいる。そしてたいがい、そういう人たちのコミュニティができている。同じ思想を持つ人たちは、同じ思想の人たちの世界の中に閉じこもり、居心地よく過ごしたり、異なる思想を攻撃したり、自分たちの正当性を主張したりする。
まるでキャンプ場に林立するテントの群れのようだ。
共通項でまとまった個々のグループは独立していて、そのテントの中だけで生活を完結させられる。
つまり、自分と違うものをシャットアウトして、自分に似た人たちだけと関わりながらでも十分に生活できる。

そのひとつひとつのテントを自由に出入りでき、それぞれの良い部分を抽出して自分のものにしていく、それが僕の理想だ。

真面目で、ふざけていて、楽観的で、現実的で、素直で、意地を張って、外向的で、内向的で、スポーツ好きで、読書好きで、理論的で、感情的で、優しさを持ち、厳しさを忘れず、みんなといるのが好きで、一人でいるのが好きで、落ち着いていて、はしゃいでいて、……ひとつの物事に対して、いろいろな要素をもって、いろいろな立場から捉えられる人間になりたい。

だからいろいろな人と話がしたい。
いろいろな人の価値観を知り、理解し、良さを取り入れたい。
そして必要としている人がいれば、その人にそれを届けたい。


また、1つの具体的な夢として、本を出したい!とも思っている。
僕の外界への関わりの最終目標は、「社会に自分の価値観をインストールして、社会全体の自他肯定感を上げる」ことだ。
そのためには、本という媒体で考えを打ち出すのが最も効果的だと思っている。noteでの発信も、その一つの形だ。より多くの人に干渉でき、出会ってよかったと思ってもらえるものを創り出せるように、発信を続けていきたい。


そして最後に、これを読んでくれているあなたへ。
僕はあなたの話を聴いてみたい。
ぜひアドバイスを頂きたいし、反論や批判も大歓迎だ。
率直に、あなたの考えを聴いてみたい。
そして、僕を育ててほしい。
あなたの考えを知ることが、僕にとって何よりの成長だ。


現在、「負の感情をポジティブに再定義する」というテーマで文章を書いている。一読の価値のあるものに仕上げているつもりなので、ぜひ見ていっていただければ嬉しい。



ずいぶん長くなったが、このあたりでおしまいにしよう。

この考えのもと、今後もインプット、そしてアウトプットをしていきたいと思う。

ここまでお付き合いくださった方、本当に有難うございました。
読んでくれたそれだけで、あなたのことが大好きです!

【まとめ】
内に向けての夢:人生の中で目の前に現れる人に「横山と関わって良かった」と思ってもらえるような存在になる
外に向けての夢:個々の自他肯定感を高め、GIVEの連鎖をつなげようという価値観を社会の中にインストールする

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白湯
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