「地獄楽」が面白いんだ

どんっ

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どうだい、美しいだろう?

「地獄楽」12巻の表紙だ


あるときにふとしたキッカケで第一話を読んで「あ、これ好きなヤツだ」と直感し、先日ジャンプ+に掲載された最終話までしっかり読み切ってしまった 

この漫画、とにかく面白い

ここ最近の自分の養分は特撮より地獄楽である

ところが、ツイッターで地獄楽について書いても誰も反応してくれない

フォロワー誰も読んでねえの?マジか?こんなに面白いのに?

というわけで、この漫画の面白いと思うポイントを、ネタバレしないレベルで書いていこうと思う


まず、主人公画眉丸

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(↑描いてみた)

彼が愛妻家。一貫してぶれずに愛妻家。

それが超カッコいい。

漫画の主人公に限らず、ロックスター像とかによくある「数多の女と寝てきた」みたいなのは超ダセェ

一人の人を実直に愛する奴の方が超クール

そしてそのおかげで余計な恋愛要素が「地獄楽」にはない。なんか自分そういうの苦手なんだ、話の本筋にあんま関係ない主人公モテる描写みたいなの。


そして他のキャラクターがすごく立ってる。

この物語は、「唯一人だけの無罪を奪い合う罪人たち」と「その罪人たちの監視役である処刑人たち」で進んでいく

つまり、誰も仲間ではない(一応処刑人たちは同門だけど、「一枚岩ではない」旨が登場人物の口から語られる。これが終盤意味を持ってきて…というのはネタバレになりかねないのでやめておく。)

それが、生き残るために、仙薬を得るために、島から出るために、成り行きで共闘し、行動を共にしていくごとに、徐々に情が芽生えていく

その過程が説明的にならずに、しかし納得の行く形でちゃんと描写されているのがいい

大した物語もなくいつのまにか「仲間だ!」みたいな展開の漫画がクサすぎて苦手って人にも全力でオススメしたい


そして…そのキャラクターたちが、結構容赦なく、死ぬ

だから、「どうせ最終的には勝つんでしょ」っていうのがない

お気に入りのキャラが戦闘に入るとマジで「死なないで…!」と祈りながら見守ってる

ページ捲ったら死んでるんじゃないか…と思ってドキドキする

物語に没入できる

だからこそそれを乗り越えたときの爽快感と安堵感が強い


最後に、終盤の展開~最終回までが、本当にお見事

いや、他に言い方考えたんだけど、もう「お見事」としか浮かばないくらいお見事

大元の設定、序盤からの描写、すべてがこの終盤の展開とフィナーレのためにあった…と思わせる内容だった

最終回まで読んで、ほんとに良かった…と思える漫画だった

無駄が一切なく、ここまでキレイに着地させた漫画もなかなかないんじゃなかろうか


他にもあれやこれや言いたいし、この漫画に没入できる大事な大事な要素がもうひとつあるんだけど、それはネタバレになるなで控える

まぁ、気になったら読んでみてくれ。初回は全話無料で読めるから


読んだら是非オレと話をしよう

ちなみにアニメ化が決まっている。鬼滅や呪術廻戦並みの作画クオリティだと嬉しいなぁ

では、こんなもんで。ばいばい

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