バンドマンたちの転換点

THE JIVES の活動休止がヤマコウくんのツイッターで発表された。
THE JIVES は何年か前に SNS でみかけてすぐ「ぜひ共演したい」と思い、当時ベース弾いてたミヤグニくんと接触して、彼らのイベント THE JIVE NIGHT に呼んでもらった。

バンド始めるのも、ましてやライブハウスのステージに立つのもかなり遅い年齢だったオレにとって、自分たちのイベントを持って躍動する THE JIVES はとても眩しい存在だった。

正直、別にそんな仲良くしてもらってたわけでもないし、個人的な連絡先知ってるのもミヤグニくんくらいだ。
ヤマコウくんもタクローくんも会えば挨拶したり好きな音楽の話したり、それくらいで。
でも、メンバーが徐々に脱退していき、今回活動休止が発表されたのは、なんだか青春の一部が終わってしまったような、なんとも寂しい気持ちだ。
オレにとっての THE BAWDIES や DOES が青春のヒーローだったように、多くの人にとって THE JIVES はそういう存在だったんだろう、というのも容易に想像できる。

そして、自分の中で THE JIVES と並んで輝いて見えたバンドが、Virgin Crab Band だった。
自分がライブ活動をやり始めてすぐあちこちで名前を聴くようになって、是非対バンしたいと思ってたけど、Rudy Red で割りと早く実現し、それから何度か共演の機会に恵まれた。
新宿 ACB はだいぶ濃かったな。VCB、The BillyYards、THE SNEAKIN' NUTS、で俺達 Rudy Red だった。
彼らの解散いつ頃だったっけ、と思ってツイッターアカウント見に行ったら、もう二年以上前だったんだな。びっくりした。

The Memphis Bell も、コウくんが脱退して、最近では良平くんも脱退したし。
The Spanky Muds もベースが二人辞めていったし。
the Goozgru(実は立ち上げ時に一瞬所属してた)もメンバーが入れ替わり、ロスヘルツと名前を変え、そしてカツミくんが脱退したし。
チェンアップスも、メンバー変わったと思ったら、最終的に活動休止してたな。

それが悪いってことでは、当然ない。けど、やっぱり、バンドって「続ける」ことがすごく難しいんだな、と思い知らされる。寂しいな、と思う。
もちろんネガティブなものばかりじゃなく、人生のステージを次に進めるにあたって、バンドではない選択肢を選びとるということもある。

バンドマンも30代になってくると、やはり転換点を迎えてくるものなのか。


自分たちはどうだろうか?

オレがベティ・ザ・トーイに加入したとき、5人中オレを含む3人は20代だった。
ただ、よーすけさんは30なったばかりで、第一子も出来たばかり。ベティ・ザ・トーイでの活動は、そんな「ライフステージが変わりつつあるフロントマン」がどうバンドと向き合うかの過程と、それにメンバーがどう対応していくかという過程の擦り合わせが常にあったように思う。
それからメンバーチェンジもあったけど、2019年からずっと今の体制ではある。長い活動休止期間はあったが、誰も辞めるとは言わなかった。

Rudy Red は今メンバーがバラバラだけど、メンバー全員がしっかり大人になってから出会っているし、割りと最初からこんな感じというか、大人な距離の取り方でペースを調整してきたように感じる。もちろんぶつかることはあるが、それもあくまでも作品上の話だった。


オレは、バンドのライブはやるより観る方が好きだし、今日挙げたバンドも漏れなく、ライブで観るのが大好きだった。
メンバー変えながらでも続けているバンドに関しては、いまだにライブが好きだし。

ただ、人生は進んでいくし、人は変わっていく

オレはベティ・ザ・トーイや Rudy Red でライブやるのも大好きなので、少しでも長く続けていたいな、と思っている


なんかゴール決めずに書き始めたら何書いてんのかわからなくなってきた

てことでこの辺で

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