フルサイズ構成、決まりました。
2年ぐらい迷っていたのですが、やっとフルサイズ構成が決まり、家にお迎えすることができ、嬉しくて書いています。
フィルムにハマって、35ミリ版より大きなセミ版で撮るようになり、今更フルサイズデジタルを揃える必要はありませんでしたが、いつか来るであろう、フィルムを使えなくなる時代を迎える前に、状態のいいものを揃えておきたいと考えました。
まずはカメラ。
・写りがいいこと
・格好いいこと
・ファインダーが使えること(外の明るさに惑わされずに撮影できること)
・オールドレンズを使いやすいこと
・手に届く価格帯であること
等が条件となっていました。
色味・グラデーションがいいという評判を受け、12MPという、現代では信じられないほどの低画素機であるα7Sを選びました。
画素数が少ないと、データも小さく扱いやすくなり、解像度がそこそこなレンズでも気にならず、手ブレの影響も小さくなる(らしい)ということで、階調性以外にもいいところばかりのようです。
次にレンズ。
用途としては、主に風景写真、時々テーブルフォト、そしてポートレイトを撮る機会があっても使えたらいいな、という感じです。
ある程度接写ができるといいな、と考えていました(一眼レンズだと大体大丈夫ですね)。
反対に、大きく重く値段も張るので、明るいレンズは候補から外しました。子の判断のおかげで、レンズの選択肢が格段に減り、考えやすくなりました。
その中でも、コンパクトでレンズ構成が少なく、歴史的銘レンズであるテッサーを探しました。M42の一眼レンズ、銀色鏡胴の古いもの、京セラコンタックス時代のもの、Nikkor 45mmF2.8など。もっと新しくコンパクトなものもあるといいな、と思いながら。45ミリというのも、よく使っているフォールディングカメラの画角に近く、使いやすいです(建物を撮る時などは、少し手狭に感じますが)。
そうこう探していると、高品質で格好いいレンズを作る、大好きなコシナから、ヘリアー40mmF2.8というレンズを見つけました。レンズ名だけ取ってきて、構成は不細工なんでしょう?と思っていたのですが、これは正真正銘のヘリアー構成で好感度大。さらに格好いいフード付きです。軽そうで、カメラがお辞儀せずに座ってくれそうです。
あとは色です。クラシックレンズといえばシルバー。シルバーがいいと思っていましたが、フードが黒色だということ、レンズ全面の文字盤が黒で統一感が今ひとつということで、黒にしました。どうせ黒色のα7Sか、ZeissIkon ZMでしか使わないので、黒の方が元々相性はいいのです(黒ボディに銀レンズの組み合わせが格好良くて好きなのですが)。
そして、良さそうなものが出てくるのを待って、ついに購入しました。
早速、暗い街に出かけ、少し撮ってみました。コンパクトで持ち歩きやすく、画角も思った通り(Rollei35で予習済み)使いやすく、気軽に撮影を楽しめました。
写真の出来栄えも満足です。
これでしばらくは機材のことに頭を悩ます(これが楽しい!)こともなくなります。
最後に、いくつか写真を載せるので、みて行っていただけると嬉しいです。
ありがとうございました。