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入社3年目研修(ベネッセ)
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
ベネッセの理念を体験する機会として、BATON(企業理念冊子) を活用した思考ワーク 、 同期社員とアートを通じて理念について意見交換できる時間を設定。午後は希望制とし、地域との関わりに触れる集落フィールドワークもしくはアートにより思考を深める体験ワークショップを実施した。
■開催日時
2022年9月8日、15日
■参加者
117名
■対象
ベネッセ3年目社員
■問い合わせ日
2022年6月30日
■事前学習
BATTONよりキーワード抽出
■事後研修
ベネッセアートサイト直島レクチャー
■オプション
豊島犬島ツアー(翌日、任意参加)
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スケジュール
10:00 ベネッセハウス ミュージアムにて対話型鑑賞
11:00 ベネッセの理念キーワードと作品を掛け合わせた思考個人ワーク
11:45 グループセッション
14:00 李禹煥美術館・ヴァレーギャラリーにて思考を広げるワーク、もしくは、本村エリア自由散策(選択制)
16:30 終了
特徴
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プログラムの特徴
・ベネッセの理念研修として、理念に関するワードと掛け合わせた思考ワーク 、 普段会う機会のない同期とアートを通じて理念について意見交換できる時間を設定した。
・午後は選択制とし、地域との関わりに触れる集落フィールドワークもしくはアートにより思考を深める体験ワークショップを実施した。
参加者の声
・対話型鑑賞が新鮮だった。答えのないものに対してみんなで考えることが面白かった。
・作品を見ても何も感じていないようで、問いかけられると意外と感じていることがあると思った
・カードを使ったワークでは、同じ作品をみても、様々な視点で見られて面白かった。
・じっくりアートをみて自分がどう感じたかを見つめる時間が今まであまりなかったので、初めての経験でした
・アートを鑑賞することをきっかけに「よく生きる(よく死ぬ)」とは、と同期たちの価値観を共有できて、親密さが深まったこと
・アートに触れる機会がほとんど無い中で、アートとフレーズを掛け合わせるなんてことができるのかと感じていたが、時間がゆっくりと流れる直島だからこそ見つめ直すことができた
企画担当者より
■満足度
5/5点
参加者の3年目の満足度が高かった。特にコロナ下で、同期とのつながりを作り切れていなかった3年目社員にとって、会社の理念であるよく生きるを考えることを、リアルに直島で、同期とともに、やれたことは、おそらく、大事な経験になったと思うから。
■再利用意向
5/5点
3年目は引き続き。中途入社の2,3年目の方向けにも実施したい。また、別途オンラインのプログラムとして、新人と中途入社の1年目にも実施したい。
■特に良かったこと
グループごとに財団の担当者が付いて、対話型鑑賞のファシリテーションをしてくださったこと。午後からの選択制のプログラムの、非常に内容の濃い時間へとつながった。午後のプログラムの非常に充実したものになった。
■要改善点
事前課題として『BATON』の中からキーワードを見つけておくことと、当日の対話型鑑賞とのつなぎが不十分だったこと。プログラムの後の振り返りの時間を十分にとることができなかったこと。振り返りとして仲間同士の対話の時間がつくれたらもっとよくなったと感じている。
まとめ・考察
・理念を自分なりに言葉にする過程で作品鑑賞が機能していた。社員同士の対話の深化にも効果があったと思われる。
・人数規模が大きい案件だったが、グループ分けを工夫することで移動の課題は改善できる可能性あり。(藤原)