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Autumn Trip(神石インターナショナルスクール)
この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2022年度の教育プログラムについてお伝えします。
プログラム概要
■開催日時
2022年10月15日(土)~23日(日)
■参加者
小学生25名+教員5名 ※4~5年生は10/19より合流
■対象
小学1~5年生
■問い合わせ日
2022年2月14日(月)
■認知経路
校長先生が5月に来島・ツアー体験いただいたことから
スケジュール
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特徴
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プログラムの特徴
・長期プログラムのため、小豆島を拠点とし、小豆島のアクティビティは観光協会にご協力いただいた。
・校長先生のご意向により、豊島美術館、心臓音のアーカイブ(登録)、地中美術館を組み込み、美術館で作品を鑑賞する際のマナー学習する要素も盛り込んだ。
・自然の中での活動、アート鑑賞、制作ワークショップなどをバランスよくプランニングした。
・児童の様子を見ながら適宜スケジュールは調整しながら進行した。
・学校が山地側にあるので海岸散策は複数の場所で設定。
プログラムの様子
■1日目
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・妖怪美術館を館長の柳生忠兵衛氏アテンドで見学。丁寧にご案内いただき、児童にも妖怪の文化やその背景にある日本人の思いなどを理解できた。
・明日の妖怪づくりワークショップに向け、海岸で素材を集めた。
■2日目
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・素材集めのため千年オリーブ大樹、沖ノ島を散策。
・沖ノ島の海岸は岩場で少しハードな印象だったが、珍しい貝の化石のようなものを見つけるなど熱心に素材集めを行っていた。
・妖怪づくりワークショップはワンダホーにて、忠兵衛氏が指導。災害時に電気をつくる妖怪、海のゴミを食べる妖怪、蛇をやっつけて人間を守る妖怪など。忠兵衛氏より、自然に還る素材(麻紐など)を使うことや、あるものを活かして妖怪を作れたことへの評価コメントがあった。児童からは、昨日プランニングした通りには作れなかったけど拾ったものが活用できてよかったなどの感想があった。
■4日目
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・福武ハウスにて、滞在中の香港のアーティストによる粘土ボタンづくりのワークショップに参加。英語でコミュニケーションをとる場面も。
・事前ワークで描いたデザインをもとに、コウイカ鋳金ワークショップを実施。
■5日目
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・犬島 くらしの植物園でのハーブ摘みは熱心に取り組む児童が多かった。
・暑さが厳しかったので作品鑑賞の時間などを調整しつつ進行した。
■6日目
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・豊島美術館では水の生まれる様子に興味を持つ児童が多かった。五感を使って鑑賞するアナウンスをしたため音に注目してくれた児童もいた。
・14時に離島し、小豆島での自由時間を確保。
■7日目
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・ベネッセハウス ミュージアムの対話型鑑賞では活発に発言ができた。
・屋外作品シール貼りワークに熱心に取り組む児童が多かった。
・本村エリアでは直島小学校4年生が合流、家プロジェクトの作品ガイドを担当し、交流機会になった。
■8日目(最終日)
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・作品接触などのリスクがあるため、高学年+教員1名、低学年+教員3名に急遽グループ分けを変更。
・最終日ということもあり、比較的美術館に入る姿勢は身についていた印象だが、接触リスクは高かった。
・前倒しでスケジュール進行したため、予定になかったが赤かぼちゃの見学を追加。
教員からの評価
■満足度
5/5点
→子どもたちがしっかり学び、また楽しめる内容であった。
■再利用意向
5/5点
→こちらのニーズを踏んだ内容を提供していただいた。対応が適切で丁寧であった。
■コメント
■特に良かった内容
ガイド付きアート鑑賞。子どもに合わせて内容をカスタマイズしてくださったから。
■改善点
旅行会社との連携。仲介が多く不明点が多かった。
■感想
8日間のプログラムの計画は大変だったと思いますが、とてもバランスの取れた素晴らしいプログラムでした。ありがとうございました。
まとめ・考察
・午前中にアート鑑賞、午後に活動やワークショップという流れが、児童の集中力を持続する上で理想的なスケジュールだった。
・おやつタイムや遊びの時間を挟むことでメリハリをつけたのが良かった。
・作品を見たときのアウトプットは活発にでき、出てくる意見もバラエティに富んでいて、児童の豊かな想像力・創造力が発揮された。
・学校の指導方針などがあるため、児童への声掛けや配布物等は事前に教員と相談が必要。プログラムの内容含め学校側との連携を密にとるようにしたい。(藤原)