アプローチを分ける

以前も、もしかしたらどこかに書いた内容かもしれませんが、

やり辛さや学び辛さを調整する、というアプローチと

感覚を育てていくというアプローチは

きちんと分けた方がよい、と改めて最近感じています。


私はセラピストをしていますが、調整するというアプローチが

「セラピー」だと考えていてそれは感覚を育てていくこととは

全く違うことだと思ったんです。


やり辛さや学び辛さを感じている時のアプローチには

絶対的に必要な要素があり、

そのことはセラピーをする上で一番大切なことだと

以前メルマガに書きましたが

(ご興味のある方はメルマガのバックナンバーからお読み頂けます)


なぜこのように思ったかというと、過去のレッスンを思い返していた時に

例えばあるフレーズが弾きにくく感じていて

リズムを変えてみたり、ゆっくり練習してみたけれど

なかなかスムーズに弾けるようにならない時に

そもそもそのフレーズを弾きにくいと感じることには

どの感覚が関係していて、その感覚にどんな滞りが起きているか

ということに気付いた上でのアプローチが必要で

感覚を発達させていくことと、滞りにアプローチすることは

別のことだ、と気付いたからです。


私自身の経験から、何度も同じ弾きにくさが起きる時は

自分の思考や感情のパターンが関係していて

このことは自分の心の状態を知る事に繋がっていました。


ここに気付かずにテクニック的な練習ばかりを繰り返すと

指は動くようになっていくのですが、

指の動きだけ、つまり肉体レベルの練習だけを続けていくと

本当に表現したい自分の心が反映されないまま

「弾けるようになった」と勘違いし、

ここで気付かずに起きていた身体と心のバランスが悪くなり

後々身体に痛みが起きたり、やる気がなくなっていったりしてしまうことがあります。

(私自身、経験済みです笑)


なかなか解決しない弾き辛さや学び辛さには

まず「土台を整える」というアプローチ(セラピー)が必要で

その土台の上に感覚を育てるアプローチをすることが

私はいいのではないかと思います


今日もお読み下さりありがとうございました(*^_^*)



私自身が感覚トレーニングをする上で分かりやすかった

シュタイナーの12感覚論をピアノを弾く時の感覚と結びつけて書きました。


より自分を深く知り、音と共に自分を整え

全ての人生経験を音楽表現に活かすためのセラピー。

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