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低音デュオ第13回演奏会終了(と、初演リスト)

ご来場ありがとうございました

非常事態宣言下の微妙な情勢でしたが、低音デュオ第13回演奏会は無事終了しました。ご来場くださった皆さま、素晴らしい曲を書いてくださった作曲家の皆さま、ありがとうございました。

大事だったり大変だったりした演奏会の次の日というのは不思議なもので、演奏会が差し迫っている時にはそんな日が来るとは全然想像もできないのですが、演奏会が済んでしまうと「(しばらくは)その曲(たち)を演奏しなくても良い日」が必ずやって来て、どうしても持て余してしまいます。

そんなわけで今日は低音デュオで初演した曲のデータの整理などをやっていました。(リンク先は低音デュオのページに飛びますが、同じ初演リストの簡易版を文末にまとめてあります。)

https://teionduo.net/?page_id=339

多分データ漏れなどもあると思うのですが、今回初演した曲で49曲(惜しい)。バリトンとチューバという特殊編成としては中々な曲数だと思いますし、この中の何曲かはヘビーローテーションで再演させていただいています。

それにしても(繰り返しになりますが)このような珍しい編成で50曲近くの新作となると、何か似通ったものがありそうなものなのですが、毎回毎回驚くような面白い作品が出来上がってくるのは本当に不思議です。こういった新鮮な驚きを真っ先に味わえるのは演奏家の醍醐味だと思います。

そんな低音デュオですが、次回登場は6月23日、木下正道さんの作品展で「双子素数I a, b」を一挙演奏します。演奏時間25分の大作。その後6月27日にはロームシアター京都にて「ホリデー・パフォーマンス」に出演します。

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低音デュオ初演曲リスト(2021年5月20日現在)

湯浅譲二《天気予報所見》1983 ※編曲版初演
川島素晴《ダス・ラッヘンマン III》2006/2015
神長貞行《ディジタル・ボックス》2007
鈴木治行《沼地の水》2009
松平敬《¿æ?》2009
田中吉史《科学論文の形式によるデュオ》2009/ 2010
松平敬《天井のコラール》2010
松平頼曉《ローテーションI》2010
橋本晋哉《海峡、あるいは我深き淵より》2010
細木原豪紀《Volui obviam》(モンテニウス写本)2011
木下正道《双子素数I》2011
難波研《サイレント・ムーン》2011
山根明季子《水玉コレクションNo.12》2011
松平敬《花咲き乱れ》(モンテニウス写本)2011
田口和行《天井の星》(モンテニウス写本)2011
橋本晋哉《不可思議の蛇フィトン》(モンテニウス写本)2011
山本哲也《モンテヌスの主》(モンテニウス写本)2011
檜垣智也《第4オルドル》2012
中川俊郎《3つのデュオローグ、7つのモノローグと、31の断片》2012
近藤譲《花橘 – 3つの対位法的な歌と2つの間奏》2013
木下正道《双子素数I-b》2013
伊藤巧真《ものろ・雲・のろぐ》2013
日野原秀彦《エクソドス》2013 ※低音デュオ×東京現音計画
三輪眞弘《お母さんがねたので》2014
中谷通《2_1/96_1》2014
河添達也《異考共生の断片II-カンツォーナ2015》2015
湯浅譲二《ジョルジオ・デ・キリコ 》2015
川上統《児童鯨》2016
徳永崇《感情ポリフォニー》2016
山本裕之《細胞変性効果》2017/2021
足立智美《超低音デュオ》2017
川浦義広《アクセス・ポイント I 》2013/2017
木ノ脇道元《TORERO》2017 ※低音デュオポップソングNo.01
山本和智《高音化低音》2017
稲森安太己《忽然と》2018
高橋悠治《明日も残骸 しいんと ぼうふらに掴まって》2018
鈴木弘志《百歳になって》2018 ※低音デュオポップソングNo.02 
新見桂子《砂漠の足踏みミシン》2019 ※低音デュオポップソングNo.03
桑原ゆう《浮世忍びくどき歌》2019
小出稚子《寿老人 福禄寿》2019
福井とも子《doublet IV》2019
佐原詩音《A. I.》2019
根本卓也《お前は俺を殺した》2019
松平頼曉《ローテーション III》2020
伊左治直《羊腸小径》2020 ※低音デュオポップソングNo.04
伊左治直《腐蝕のベルカント》2021
守屋祐介《澱河歌三首》2020
夏田昌和《歌われない言葉》2021
野村誠《どすこい!シュトックハウゼン》2021 ※低音デュオポップソングNo.05

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橋本晋哉 / tuba, serpent, ophicleide
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