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アメリカ移民をおもう #4 医者だけどアメリカはやめとけ

前回はアメリカで医者として働くHさんのサクセスストーリーを伺いました。

今回はインタビューではないのですが、聞いたことをもとにnoteを書いていきたいと思います。
要約すると医者としてアメリカの医療にキレている方の話です。


めっちゃキレてた件について

状況

まず私がどこで話を聞いたのかというと病院の医者たちの休憩所のようなとこです。叔父の働いている病院に連れて行ってもらったのですが、叔父も仕事で忙しいので私は休憩所のようなところで叔父の仕事が終わるの待っていました。そこで他の医者にどうやって移民としてやってきたのかについてのインタビューさせて頂いたり、スマホをいじったりしていました。
ようやく叔父が帰ってきた!と思ったら別の女性と2人で部屋に入ってきました。叔父の同僚であるその女性は声を張り上げてめちゃくちゃキレていました。インドから来た方でした。

なんでキレていたのか

おおまかに言うと2つのことにキレていました。
1.アメリカの医療制度ひどい、医者ひどい
2.アメリカの治安やばすぎる

1.アメリカの医療制度ひどい、医者ひどい

アメリカは医療保険に入ることは義務ではありません。
日本の医療保険制度はこんな感じ

厚生労働省ウェブサイトより

医療保険に入ってないと怪我したり、病気にかかったりするとすごくお金がかかるという訳です。アメリカでは救急車を呼ぶのを躊躇う人がいるという話を聞いたことのある人も多いと思います。調べたところ、救急車を呼ぶのには30万円くらいかかるらしい…資本主義ですね。

公定価格によって運用されている日本とは異なり、米国は自由診療のため、病院や診療所によって価格の決め方が千差万別である。例えば、マーサーが行った価格調査*3によると、胸部レントゲンにかかる検査費用で120米ドル~1,550米ドルの価格差があった。特に、高所得層が多く居住する地域や病院へのアクセスが限定的な地域においては、高額な医療費設定を行う傾向にある。

Mercer より

このようにアメリカでは医療もビジネスです。
患者が保険に入っていなかったら、医療費払えなかったら治療を拒否する医者がいると彼女はキレていました。医者として人を救おうと目指していざなったら同業者がひどくて幻滅したような口調でした。実際にこの治療してくれない医者に対する文句は前回話を伺ったHさんが叔父と会話をする中で耳にしたのでアメリカ内では医者同士でも考え方に溝があるようです。

もう少しアメリカの医療制度について知りたい方はリンクを貼っとくのでぜひ読んでみてください。


アメリカの治安が悪すぎる

続いてのキレていた案件2はアメリカの治安が悪すぎるということでした。特に女性が住んでいるロサンゼルスはヤクをやっているホームレスも多く、銃撃もあって治安面では安心できない状況です。私は滞在した10日間中1人での外出は一回もありませんでした(車の免許がないのもありますが)。
ここまでキレていた理由は最近家の近くで銃撃があったからでした。しかも、銃撃前からどうやらヤクの取引現場が目撃されており、通報されていたのにも関わらず、警察は銃撃があってからようやく出動したことに不満を持っていました。アメリカの医者は稼げるし、高級住宅街に住んでそうなのに近所で起こるって恐ろしい。
「引っ越す!」と宣言していました。
なんなら「私はインドに帰る!インドの方が断然いい!」とも。

ありがたき言葉

そうやって弾丸トークをされていたのですが、ついに私にも名言をくれました。
それがこちら、

This place is crazy. Stay in Japan.

和訳すると、「この場所はイカれてる。日本にいときな。」という感じでしょうか。 
サクセスストーリーばかり聞いていた私にとっては衝撃的で、今でも思い出します。

最後に

今ロサンゼルスはニュースで見た方も多いと思いますが多くの住民が山火事で家を失っています。私がインタビューさせて頂いた方の家がなくなってしまったと叔父から連絡がありました。 
ロサンゼルスの一刻も早い復興を願うとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈り致します。

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