土砂降りだつたと云ふ
俺は泥のやうに眠つてた
兄は泥んこと格闘-格闘なる言葉
嫌ひだらうが…
夜の詩人が厭で
ぢやあお前は誰なんだ
泥酔者である父親の如く
あゝ泥まみれの詩
なしくづしの詩
たつた140字詰めの
終はりが見えない で、
動悸してゐるよ 我が晝下がりは
泥繩式詩篇。
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