詩)都築郷士『ぶうつく』呟きの如く・25 附・詩人の為の秋冬ワードローブ集
【晩メシ】
(前略)ただし、これはあくまで食事ではなく、薬であるというので、「薬石」と呼んだわけです。薬石の石の字は、古代インドで行なわれていた、尖った石を焼いて皮膚を刺し、病いを癒すへん(たん)石という療法からきたものといわれています。-『四季の精進料理 秋·冬編』米田祖栄
※
夕ぐれのくれは邪魔せず遠ギター 郷士
これちと難解。夕、と、くれ、と。どう分ける?
※
【どのみち作詩】
今日もう一つ
もしくは、明日に滑り入るか
どのみち作詩だ。
影の長さがどれくらゐなのかも
知らぬ 己は眠つてゐる
冥王星(惑星ではない)
に、独り立つてゐる夢見て
服装倒錯は必ずしもホモ·セクシャルを
意味はしない -
誰か偉い人が書いてたよ、
だがどの道 幼少
何かのキズを儲けたのだ
脳髄に、な
私は他人を嗤へるもんぢやない
アナルセックスや顔面騎乗
が、(三度のファックより?)好きだ
誰も彼もが脳にキズ
この方面の人たち集めて
サイコ·セラピー樂しいな
チャーリーC.は法廷でもしつかりしてゐた、
そんなことゞこの夫婦でもしてるでせう
/ 冥王星は極寒だ
季節は宇宙ぢや大事な宝なのだ。
影の長さがどれくらゐなのかも
知らぬ。冥王星では
特に..
さて誰を引用する?
まだ色んな本があるよ!
私にはゐない息子が選んでゐる
少なくとも彼はバカぢやない
少なくとも彼はバカぢやない。
泰平ヨンみたいな性格の友、
息子を鍛へるに
何種類かのドラッグに無重力体験
「子は實験である」、
今日の、格言。作、私。
©都築郷士
(だんだん詩の尺が長くなつてきてゐる。)
※
呼ばれたと思うたらそれ猫のメシ 郷士
萬ある物の目の前スーパーの食品売り場の眩暈ゲンウンが殺る
(©都築郷士)
引用文は一部分だけ手を入れた。お許しあれ、祖栄庵主。詩の中の「モノ」が増えてきた。私にとつては喜ばしい事。詩には形而下の物体が絶対必要、と最近ぢや考へてゐる次第。
大根がそろそろ土を盛り上げる 郷士
これは時期尚早。降霜の頃の句(俳句ぢやないよ)だね。ま、ぢやアデュー!
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