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【調剤薬局事業】薬局での取り組み~原田薬局修善寺店~

こんにちは。
今回は弊社唯一の静岡県の店舗、【原田薬局修善寺店】での取り組みについて紹介したいと思います。


原田薬局修善寺店は前オーナーの引退に伴い、弊社代表の大道が事業継承して運営している店舗です。

伊豆箱根鉄道修善寺駅徒歩2分

門前の整形外科の処方箋がメインですが、2023年から在宅にも力を入れています。

取り組み

伊豆地域唯一の無菌調剤調整可能店舗

うちでは、HEPAフィルターによる安全キャビネットを設置し、無菌調剤を受けております。
この地域唯一の無菌調整可能薬局ということで、近隣医療機関からも処方を応需しております。(無菌製剤処理加算)
抗がん剤の調整はできないのですが、中心静脈栄養(TPN)などで使われる輸液の混注、麻薬注射剤の調整等を受けております。
麻薬に関しては、携帯型精密輸液ポンプ 持続・PCAタイプ CADD-Legacy® PCA Model 6300(Smith Medical Japan)を用いて末期がん患者等の在宅訪問も行っております。

CADD-Legacy® PCA Model 6300
セッティングすごい気を使いますw

算定している施設基準

調剤基本料1
地域支援体制加算2
後発医薬品調剤体制加算3
無菌製剤処理加算
在宅患者調剤加算
かかりつけ薬剤師指導料及びかかりつけ薬剤師包括管理料
在宅中心静脈栄養法加算
在宅患者医療用麻薬持続注射療法加算
在宅患者訪問薬剤管理指導料

地域の多職種勉強会(2か月に1回)にも継続参加し、
地域の医師、訪問看護師、ケアマネさん達と密なコミュニケーションを
とっております。

先日、Drの送別会にも呼んでいただきました

2023年まで在宅患者ゼロのところから在宅患者を獲得し、地域支援体制加算の取得にまで成長した店舗です。

在宅患者獲得の経緯

①在宅応需している近隣医療機関のリストアップ
②各医療機関へ挨拶回り
③受診したりもして顔合わせを重ねた所も有り
④訪問した医院の中から今後在宅に力を入れたい医師Aから協力の要請
⑤無菌、麻薬の調剤を依頼したいが地域で応需できる薬局がないことの相談を受ける
⑥それならうちがやりまっせ!と言い、必要な届け出・申請を進める
⑦A医院でよく使う麻薬リストを頂き、それに合わせて麻薬も備蓄
⑧保健所と相談して無菌製剤の準備も進める
⑧在宅応需、無菌製剤・輸液の調整も開始

箇条書きですが、この流れで在宅患者を応需し、地域医療に貢献、地域支援体制加算2を取得しました。

まとめ

私が管理薬剤師に着任してから2年ほど経ちましたが、振り返ってみると、誰でもできることをコツコツと行ってきた成果かなと感じております。
在宅獲得のための営業が苦手だな、と感じている薬剤師は多いと思いますが、やってみたら多職種とのつながりもできましたし、無菌・麻薬調剤の経験も積むことができました。

「なんでもやってみたらええねん!」という弊社代表の方針の元、いろいろ経験させてもらっております。

伊豆市は人口減少、高齢化が顕著な地域です。
介護や在宅などの福祉を必要としている人が多い地域ではありますが、まだまだサポートが届ききってないのが実情です。
今後はこういう課題に、地域一丸となって解決に向かっていこうと考えております。

お読みいただきありがとうございました。

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