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【板橋 聡】 2019.07.13 筑波9耐 100kmチャレンジ ソロ 104位(レースリタイア)

楽しみにしていたこのレース。ど平坦というコースレイアウトが好きなのと、この日はチームメイトのヤマケンさん・キク・タカミと共に4名での出走なのでチーム戦が出来る事も楽しみ。3人とも平地には強いメンバーなので自分は100%アシストに徹するつもりで、微力ながら何かの力になれれば、とそんな意識でレース前の試走をマイペースで走っていたらチームメイト3名のトレインに周回遅れとされる。軽い疎外感を感じつつ集合場所へ。

104位 / 1:21'36 54.9km 920KJ 93TSS Ave.41.1km/h Ave.188w NP220w
※レースリタイアまでの数値

<序盤>
いつも通りローリングで先頭付近に出てリアルスタート。ど平坦というコースレイアウト的に序盤はかなりのスピードでセレクションが起こると思っていたがそんな事もなく、適度なペースでレースが進む。これもいつも通り、落車回避で前目をキープしながらなるべくゲストライダーかチームメイトの後ろについて省エネ。カテゴリは違ったがInnocentの選手のアタックに体が反応。人数がまとまればこのまま逃げようと思ったが結局二人だけですぐに集団へ戻る。
話は変わるがいつからかアタックへの反応が好きになり、3秒〜5秒の瞬間的なスプリントを定期的に練習していたおかげで1,000wまでの到達が早くなった気がする。この場面でも3秒で1,024w。コンディションも良い感じ。

集団一塊りでのホームストレート、左前〜真横の選手までが絡んだ10人超の集団落車発生。巻き込まれる事もなく難を逃れたが1ヶ月半前の落車が強烈に脳裏をよぎる。同時にレースを動かしてくるだろうと思っていたハヤサカレーシングの方も巻き込まれてしまった様で離脱。ここから5周?くらいがローリングとなりレース中断。救急車も来ていたし宮古島の様な出来事が無いことを祈りつつレース再開までを過ごす。そしてゆっくりペースとなった集団が巨大に膨らむ。

<中盤>
ローリング解除後、ヤマケンさんが1人でじわりと逃げ始め、そこに要注意選手の森榮さんが追走。それを見たタカミが2人にドッキングして計3名の逃げが形成。その瞬間にキクと集団の先頭へ出てコントロール開始。そのまままったりムードに。レース後に知ったがこの逃げが集団内であまり認知されていなかったらしい。そんな状態だったので自分やキクが先頭でゆっくり走っていても追走やペースアップはかからず、反対にローテに入らない事を注意されてしまう。

ヤマケンさんを先頭とした逃げと少しづつ差が開く。正確なタイム差が分からないものの、コース上でいくつか目視できる箇所があったので心の中で前との秒差を数えつつ一定の距離をなるべくキープ。同時にキクのすぐ後ろを走りながらその動きを監視し、何か動きたそうな雰囲気を感じたらそれに合わせて自分も動く。キクが右端から単独追走を試みれば自分は集団の先頭に出て様子を見たり、キクの後ろに走り方が危ない選手がいたらその間に入ったり、微力ながら出来る限りのサポートを。少し経って集団では追走の動きが始まりInnocentの選手が中心となって牽引。計30kmほどの逃げだっただろうか。最後はゲストライダー数名が引き倒して吸収(なぜ?)。

この辺りで自分に予期せぬ異変。最初は安全ピンでも踏んだのか?という音が鳴り始めて原因を探すが分からず、とりあえず模索しながら走っていたが後々に原因が発覚。そのまま走る事が自分にとっても同じ集団を走る他選手にとっても非常に危険だと感じた為、迷いつつもその周回でレースを降りた。順位だけはついているけど実質のリタイア。走行距離55km。

<終盤>
その後の自分は残りのレースを観戦。集団一塊りとなった後は大きな動きは無くラスト5周へ。その辺りからゲストラーダーが最後のセレクションを行なっている様で、周回を重ねるごとに人数が減っていく。そのままラスト2周へ。キクとタカミは集団前の方をしっかりキープ。ラスト1周。残り1.5km程からキクが単独でスピードアップ。そこにReVeloの選手が混じって2名逃げ。その背後に1名が追走。最終的には2名のスプリント勝負となったがこうなればキクは強い。スプリントをしっかりと制し、まさに有言実行での優勝。

その後ろの集団ではタカミがしっかり先頭の頭を取り4位。序盤に逃げていたのに最後もキッチリ取ったのは素晴らしい。そして最近のレースでは安定して入賞圏内に入ってきてる。序盤で積極的に逃げの牽引をし、スプリント強者である森榮さんの足を削っていったヤマケンさんも19位でゴール。(自分以外の)チームメイトがきちんとした役割で展開を作り、最高の結果を生み出せた素晴らしいレースとなった。

落車の影響で5周ほどのローリングがあったもののレース全体のAve.速度は去年とほぼ一緒で、単純な比較では去年よりも早いペースで展開されていた様子。自分としても非常に好きなコースレイアウトだったのでぜひ次回も参加したいと思う。

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