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主人公や王者たらしめる色

戦隊ヒーローズの組み合わせは、普遍的なものを感じる。赤は主人公、黒や青がライバル的なポジションとなり、ピンク色はヒロイン、その他の色(黄色や緑)はモブキャラとなる。

大人へ成長するにつれ気付かされるのだが、このチーム構成は本当に絶妙だよなと。男女の組み合わせ(女一人に対して男四人)や人間模様(主人公とライバルがヒロインへ恋心を寄せる)とかが。

また、色彩の観点からもよく考えられているなと感心させられる。戦隊ヒーローズの主人公となる赤色は、やはり主役を張る色だ。例えば、ザッカーチームのユニフォームカラーでいけば、マンチェスターユナイテッド、鹿島アントラーズや浦和レッズのように、赤色は王者の風格が漂う。

補足すると、強いチームは白がカラーユニフォームもあり、例えばレアル・マドリードは世界的に有名な強いチームだ。多分、戦隊ヒーローでは白だとヨゴレが目立つなりするから、この色は使われないのかもしれない。

さて、ライバル的ポジションの色は黒や青となり、バルセロナやユヴェントス、ガンバ大阪や横浜マリノスのように、いかにも強さを兼ね備え、赤色のチームに対して双璧をなすチームが使用している。

くつがえって、緑色はどうなるか?残念ながら、プロスポーツの世界でこの色を使用するチームで、強者のイメージはなかなか無い。サッカーで例えてしまうと少し悲しいので、誰も興味を持たない海外の野球チームで例えると、アスレチックスが緑色を使用している。そしてこのチームは、メジャーリーグ通から言わせると、どうやら強くはないらしい。

また、緑色はゲームキャラのイメージでいけば、マリオブラザーズのルイージだ。彼はいい仕事をするが、主人公であるマリオのサブ的なポジションにとどまってしまう。ほかには、日本のプロレス団体であれば、ノアのイメージカラーは緑色となっているが、新日本プロレスの2番手なポジションに収まってしまうのイメージが強い。

主役を張るには色にも気をつけなければならないと、戦隊ヒーローの構成には学ばせてもらえる。

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