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町内マラソンで入賞できない者が笑うアマチュアスポーツ
今まで知らなかったスポーツ選手が活躍する動画を目にし、自分のことのように心が高ぶり喜ぶ人は多い。さらに、活躍した選手がメジャーなプロスポーツの選手であれば、その選手がスポットライトを浴びる時間は比較的長い。しかしながら、アマチュアスポーツの選手となると、スポットライトを浴びる時間は極端に短い。仮にオリンピックで活躍した選手の場合、試合中の華々しい成果やメダルの受賞がスポーツニュースなどで一時的に報じられるものの、その後人々の記憶から忘れ去られるのは驚くほど速い。その証左に、昨年開催されたフランスオリンピックだが、そこで活躍したアマチュアスポーツ選手を誰も覚えてないのだから。
マイナースポーツの選手に至っては、スポーツでの活躍だけで世間の注目を集め続けるのはさらに難しい。多くの場合、選手の容姿やユーモラスなコメントが話題となり、それがSNSで切り抜かれて初めて注目を浴びることも少なくない。とはいえ、それが必ずしも長続きするわけではない。美人アスリートにはスポットライトが当たることもあるが、それは競技のパフォーマンスについての興味ではない。
まず考えてほしいが、彼ら/彼女らが一流のアスリートとして、あるいはトップ中のトップとして輝くため、どれほどの期間、ストイックな生活をしてきたかを。トップアスリートになるためには、まず自分自身の生活を徹底的に管理することが求められる。睡眠時間をしっかり確保し、起床してからの一日をいかに効率的に使うかを試行錯誤する。摂取する食事の内容からトレーニングメニューに至るまで、細かく計画され、実行に移される。それは単なる努力ではなく、自分のすべてをスポーツに捧げる覚悟が必要だ。青春時代の大半を同世代の仲間たちが楽しむような時間には費やさず、10年、あるいはそれ以上の年月を競技に注ぎ込む。その結果として手にするのが、ようやくオリンピックへの切符だ。だが、その切符を手にすること自体がいかに困難であるかは、なかなか多くの人に理解してもらえてない。
落ち着いて考えてみよう。一般人にとって町内の運動会で上位入賞することさえ難しい。そんな凡人の目から見れば、トップアスリートがいかにすごい存在であるかを実感せざるを得ないはずだ。
とりあえず、町内会の運動会でも一位を取ったこと無い奴は、まずは全トップアスリートへリスペクトをだ笑。