SNS上でのスネ夫アピール

SNS投稿に疲れてしまい、継続できない人は多い。単純に何かを投稿する行為は、ゼロから何かを生み出す、ある意味クリエイティブな作業となり、コピペ作業とはならず、なかなかはかどらない。1日でも投稿の歩みを止めようものなら、そこから雪崩式に投稿する気持ちが失せてしまう。もっと単純な言葉にすれば、三日坊主？

ただ、このSNS疲れになるには別の理由があると個人的には考えている。それはあなたがだらしないからではなく、あなたの目に怒涛（どとう）に流れくる他のインフルエンサーのキラキラした、きらびやかな投稿が原因ではないかと。

あたかもリアルの生活が華やかそうで、きらびやかそうなインフルエンサーの投稿があろうが、それは虚飾（きょしょく）とは言い過ぎだが、盛り過ぎであることには間違いない。

インスタグラムやTikTokのキラキラした投稿だと、モデル体型が毎日キラキラな画像を投稿している。これをうらやましいと多くの人は思ってしまう。つい忘れがちだが、彼女らは遺伝子的にたまたま一等の宝くじをひいた運のいい人なだけ。そして、たまたまラッキーに生まれたモデルを、キラキラさせることを商売にしている、キラキラしていないスタッフが投稿を手伝っているからこそ、かのようなキラキラ投稿が継続可能なのだ。そしてあなたのスレッドに流れ来る。

インスタやTikTokではない、X（旧Twitter）やフェイスブックのようなテキスト系の投稿（多少、画像が含まれる）でも同じこと。

ただ、それでも市井（しせい）の、一般の人でも投稿を頑張っている人はいるにはいる。その内容は、彼女ら彼らなりに飾った、どれもキラキラしたものばかりだし（一流モデルと同等のキラキラではなくとも）、どれもリアルが充実しているアピールばかりだ（海外旅行へ行った、娘や息子が成長したとか）。

口は悪いが、これを例えれば、スネ夫の自慢話なのではないかと。。。

正直、有名インフルエンサーも、一般人もかしこも、どれも同じスネ夫アピールで、SNS上にあふれかえっている。そんな世界で、あなたがSNSで何かを投稿し続けるのはシンドいでしょ、正直。

この世界をドロップ・アウトしてもなお、投稿をし続けているのは、ヤフー掲示板で謎のコメントを出し続ける、物事の文脈を読めない、理解できな無い、境界知能ばっかりとなる。

SNS投稿では、キラキラしない、リア充をアピらない、ときには傷つき、ときには喜ぶ、中庸（ちゅうよう）な自己表現が求められるべきなのだと思う。

ただ、なかなか承認欲求のドラッグから距離を取れず、ついついスネ夫アピールをしてはイイねを求めてしまう。