ゆたかさってなんやろね。
こんなご時世やからこそゆたかさってなんやろね。と考えてしまうよね。
今までゆたかやと思てきたことがひっくり返るんやからね。
便利とゆたかさがイコールっちゅうわけでもないような気もするけどな。
僕はゆたかさの定義を語れるほど、考えれるほど脳みそシワシワやないので理想の旅について書きます。
まずね前の日から。
想像としては、せやね。愛する恋人と行くことにする。場所は…温泉地としておこう。
明日は待ちに待った、恋人と旅行。
前日からまずお泊りするよね。朝早いからそのほうが効率が良いとか言うて。
ほんでどっちの家でもええけど、晩ご飯はちょっと節約して家で食べる。楽してスーパーに惣菜買いに行ってもええな。
ほんで二人ともそこそこ呑める口やからビールに焼酎、ワインとカゴに入れてやな。気付いたらあんまり節約になっとらん。ちょっと反省しながら、でも明日の楽しみが勝ってしまうから話弾みながら帰るわけ。
「楽しみやな〜
とか
「朝起きれるかな〜
とか
「橋渡る時は絶対あの曲かけたいな〜
とか、ふっつうの楽しい会話するのよ。
おもろい、おもろない関係なく。
明日、朝早よ起きて、旅行行く。しかも恋人と。
それがもうおもろすぎるから言葉が出てケェへんような感覚。うーん。これは分からんか。
なんしか、まだ実感がないようで、でも事実やから変にこそばい。
そんなこそばい感じのまま家帰って二人で飯食うの。テレビでも映画でも好きなもん見たらええ。なに見たってあんまり頭入ってけぇへんわ。
惣菜も見た目と違ってあんまりやな。とか思いつつアルコールで流し込んで、どうでもええことでわろたりして。なんか今日はいつも以上に可愛く/格好良くみえる瞬間があったり。
そんなこんなで宴もタケナワ。
酔いもいい感じ。意外と彼女の方がしっかりしてて、千鳥足ながらもキッチンにキチンと向かって洗い物したりしてるわけ。
お風呂入る〜?とか聞きながら。
明日死ぬほど入るから今日はええやろ〜!とか返してまた変な笑い起きて、二人でベッド入るわけ。
二人とも酔うてるからナニが起こるわけもなく、軽い接吻して、なんか変に照れよる。
ほんで照れ隠しに、
楽しみやな〜
いうて…。
なんか旅行行かんでも、ゆたかな気持ちになるな。
なにがゆたかでなにがゆたかじゃない
のかは知らんけど。
意外と身近なところにあるもんとちゃいますのん?