【読書記録】夢をかなえるゾウ4
ガネーシャと死神
読む前の気持ち(なぜ読もうと思ったのか)
最初に読みたいと思った本にたどり着きました。
本の内容よりもシリーズの最新作だから読みたかったという理由で実はどんな内容なのかもわかっていなかったです。
本の要点
どこにでもあるような幸せな家族。サラリーマンの父親は仕事に追われながらも今の日常がずっと続くことを望んでいた。そんな中、突然余命3ヶ月の宣告を受けてしまう。ガネーシャと死神が降臨。余命までの間、家族に残せるものは何か?死を意識した主人公の手にした成果とは?
驚きの構成であっと思いました。涙が溢れてきます。
読んだ後の気持ち(読む前に対して変わったこと)
あっと驚く展開で、今までの夢をかなえるために強烈な努力をするというわけではなく、人生後悔しないために、いつ死がきてもいいように準備しておく、精一杯やっておく、やりたいことをやっておく、というような気持ちになりました。死について真剣に考えさせられました。
皆さん、死とは隣り合わせだということ、必ずやってくることをいつの間にか先送りにしてしまっていませんか?少なくとも私は先送りにしていました。死を直前にして後悔しないようにと思いました。
わかったこと、印象に残ったこと
大きな夢を持てば持つほど今の現状が足りていないと言うことにストレスを感じる。夢は全てかなうわけでは無い、どうしてもかなわない夢もある。どこかで諦めることも必要だということ。今までのトーンとは違いました。
引用
「判断に迷うちゅうことは、自分の本心と、周囲からの期待が 合うてへん場合がほとんどやねん。そんで、自分がこれまで周囲の人の気持ち大切にしてきたんなら、違う方を選択する勇気も持たなあかん。その両方を経験して初めて、自分にとってほんまに大事なもんが何か分かるんやからな」
確かに、迷うということは自分の本心と周りとの期待のズレに迷っているということだと思うと楽になりました。
引用
「ただ、より良い状態を目指し続けるちゅうことは、同時に、悪いとされる状態も、より悪く感じられるようになってまうねんな」
確かにそうだと思いました。上を見れば見るほど今の立ち位置が低く感じる。低く感じるのが嫌だから、反対に自分の立ち位置を高く感じたくなる。そうするには自分より下を見ないといけない。下をみれば見るほど優越感に浸れる。というのが今の世の中なのではないでしょうか。
気になったところ
喜怒哀楽を、おさえることなく表に出してみること。なかなか年齢を重ねていくとできなくなっていく。少しの勇気、最初の一歩でできる気がします。
自分の体に感謝する。いつも自分を支えてくれている。なんて思ってもなかった。
今後の行動
巻末に課題のまとめがあります。
その中でも特に死ぬまでにやりたいことリストを作って一つひとつ実行して、小さな夢の達成を積み上げて行こうと思いました。