【読書記録】あなたの知らないあなたの強み
宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる
読む前の気持ち(なぜ読もうと思ったのか)
宇宙兄弟を題材にした、
「完璧なリーダー」は、もういらない。
を読んだことがあって、とても参考になりました。
今回は、偶然本屋に行ったときに見つけてこれだ!と思って手に取りました。自己診断ID付きとなっていたので、自分の診断もできる点も良いと思いました。
本の要点
自己診断ツールを使って自分が5つの因子(A凝集性 B受容性 C弁別性 D拡散性 E保全性)の中で、どの因子の順番かを診断して、自分を知った上で読み進めていく形です。IDは一冊の本で一度きりなので複数人の診断はできませんが、簡易診断は本の中でできますので、そちらを利用すれば大まかには自分の因子がわかる内容になっています。宇宙兄弟に出てくるキャラクターで因子ごとに説明が入っているのでとても分かりやすい内容でした。また、自分がどのキャラクターに近いのかもわかりますので照らし合わせながら読み進めれると思います。
読んだ後の気持ち(読む前に対して変わったこと)
リーダーとは強くないとダメなのか?よくイメージする強いリーダー像というのは、生得的に持っていた潜在的な能力の部分が大きく、訓練や立場によって習得できる技術ではないというところが、なるほど、となりました。
自分の因子を知って、上司や部下や周りの人の因子を知ることでその対応の仕方を養うことが、リーダーシップにつながると思いました。
なので、いろんなリーダーの形があって、自分は、安心感を与えられるリーダーになろうと思いました。
わかったこと、印象に残ったこと
日本流のリーダーを目指せというところが印象に残りました。
日本人は、「需要、保全」タイプの人が多くその特性を活かしたリーダーシップを求めた方が良いということでした。
このタイプの人は面倒見が良く協調性があります。チーム環境を整え改善を繰り返しながら全体の底上げを図りつつチームを運営していくことができます。部下を見守りながらそれぞれに合ったサポートをしながら育んでいく。そんな安心感を与えられるリーダーになれるでしょう。
日本人に向いているのは、「安心感を与えられるリーダー」です。ご自身が「典型的な日本人だな」と思う方は、ぜひエディのリーダーシップを参考にしてみてください。
「心理的安定性」を担保する上でリーダーに求められるのは、自ら決断して率先垂範する強さよりも、メンバーがフラットに話し合える環境を作り、皆の合意のもと物事を進めていく安心感です。リーダーの役割は、議論を推進チェアマンに近いのです。
気になったところ
普段気にしていなかったけど、やっているなぁ。というところが結構ありましたので、これから社会に出る人とか、社会人経験が浅い人には良い内容だと思います。ある程度、経験を積んでいる方については、振り返りや具現化にはとても良いと思いました。
今後の行動
相手に対する意識が変わりました。
自分の因子を気にするようになりました。
自分は、今この因子が出ていて、相手はこの因子だから、こうなったんだ。
みたいな感じで、普段はわからずイライラしていたようなことでも、
だから、こうだったんだ。みたいに大まかですが意識することができて、自分の中では上手に回せるようになったと思っています。