前言撤回する勇気

以前、現巨人2軍監督阿部さんが罰走をさせたというニュースが話題になった際に、罰走に対する私の意見を書きました。

今回はその阿部さんの考え方が変わってきているという記事があったので、紹介し感想を述べたいと思います。

この記事では、阿部さんが「四球を出すな、三振するなとか、何かを禁止する指示をやめようと思う。そこに準備や根拠があれば大いに三振してもいい」と言っているとのことです。

これはものすごい変化だと思います。

罰走をやめたとか、優しくなったとかそんな単純な変化ではありません。
阿部さんほど注目を集める方が、公に指導方法を変えるというのは勇気がいることです。
ひとつは、今までは間違っていたと認めることになるからです。
人間だれしも、間違うのは嫌です。できれば認めたくないですし、
ごまかしたいと思うものですよね。
もしかしたら、批判や中傷があるかもしれません。
選手やスタッフの信頼を失うかもしれません。
さらに、阿部さんほどの大物であれば、ありもしない憶測や噂が飛び交う可能性も高いでしょう。
実際、桑田さんと次期監督争いをしているからなどの噂が早速出ているようです。

このようなリスクがある中で、こっそりとか徐々にではなく、公に指導方法を転換することは物凄い勇気と決断力だと思います。

罰走をさせていたことは批判されて然るべきと思いますが、素直に反省し、正しい方法を考え、実行に移す姿勢は流石に超一流選手だっただけはあると尊敬できます。

もちろん、今後も罰がなくなるかは分かりませんし、キャンプ中の一幕だけで判断することはできません。
そもそも、罰を与えないと言ったわけではありません。
試合に負けてイライラして、また懲罰を与えることがあれば非常に残念です。

しかし、今は素直に考え方を変え、勇気を持ってそれを伝えたことに注目し、阿部さんを真似て、今後は罰とは無縁の指導者が増えることを期待したいと思います。

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