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レギュラー脱落年齢から逆算した2024年阪神タイガースドラフト戦略

1 背景

全選手の年齢構成を踏まえてドラフト戦略を語る記事がある。

しかし、これは不適切な考え方だ。

過去の記事で述べた通り、レギュラー選手以外の価値は、一軍控えでも二軍中心でもほとんど0と言っても過言ではないからである。

そこでこの記事では、レギュラー選手とレギュラー有力候補のみの年齢構成に限ってドラフト戦略を考える。
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筆者プロフィール

京都生まれ京都大学大学院工学研究科修士課程修了。
大学時代、知人の紹介でオリックス・バファローズの裏方として働いたあと、ビジネス構築からスポーツ選手の支援まで行うIT企業で、プロデータサイエンティストとして活躍。プロ野球の現場と統計学両方の世界を知る特異な経歴。
統計検定2級、阪神タイガースのファン。
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2 考察手法

レギュラー選手を対象にポジションごとにレギュラー脱落年齢を算出。レギュラー脱落年齢以上すなわち即戦力選手を獲得すべき年齢を赤色、そこから逆算して大卒選手を獲得すべき年齢をオレンジ色、高卒選手を獲得すべき年齢を黄色としている。

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1,756字

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