BaseBallBear Over Drive ライブレポート
こんにちは。
本日はタイトルの通り5/19(水)に渋谷club quattroにて行われた一年半振りのツアー初日に参加した感想をお伝えしたいなと思います。
ここからは、セットリスト等内容のネタバレにもなるので、これから参加される方はご注意ください。
・セットリスト
1 BREEEEZE GIRL
2 shot hair
3 GIRL FRIEND
4 SCHOOL GIRL FANTASY
5 the cut
6 風来
7 SYUUU
8 真夏の条件
9 changes
10 Tabibito In The Dark
11 ドライブ
12 Stairway Generation
En
13 新曲
14 PERFECT BLUE
セットリストの中身を見ると「ドライブ」、「SYUUU」を含めた最新シングルとBaseBallBearの代表曲がずらりと並んだフェス等を除くと、意外と珍しいセットリストだなと聴きながら感じましたし、何より爆音で音楽を聴く心地良さとこういうの好きだったなと再認識させられました。
開場が始まってから、一時間程時間がありその間はメンバーがセレクトしたアーティストの曲が流れるのですが、このチョイスがいつも素晴らしいんですよね。単純にメンバーが直接影響を受けたアーティストだけでなく、最新の新譜も混ざっていたりとその季節やメンバーの気持ちを汲み取ったセットリストになっています。(ですが、いつもは真剣に選んでいるけど久しぶりのライブで忘れていたみたいです、、、笑)
最後の曲が終わり、(確かトリプルファイヤーの曲でした、、、)照明が暗くなると、いつもの曲XTCの「Making Plans for Nigel」のイントロが流れます。(いつもこの曲を聴くと鳥肌が立ちます)
・ライブ本幕感想
1 BREEEEZE GIRL 一曲目は「BREEEEZE GIRL」から始まりました。最初のフレーズ「風に乗りたくて~」とギターのジャーンと音が耳に入ってきた瞬間これが生音でギターロックだと感じ感傷的になりました。演者も観客もライブってこういう感じだよなっていう様子見という異様な雰囲気でしたが、サウンド爽やかさともうすぐ夏だぞみたいな気持ちに徐々に心象がBaseBallBear色に変わっていく感じでした。
2 shot hair そのままドラムから演奏が始まり、あっ!これ 「shot hair」かなと期待膨らませつつギターのイントロでやっぱりという気持ちに。全体的に夏いセトリかなと感じさせる出だしでした。やっぱり音が経た音で深みがありました。
3 GIRL FRIEND 続いてはメジャーデビュー曲の「GIRL FRIEND」です。最初のイントロ間にいつもだと歓声が入りますが、観客は手を挙げて反応していて小出さんが少し笑っていたように感じました。今年20周年ということでこの曲を選んだのかなと思いました。この曲が今までで一番時間をかけたと話していましたが、メジャーデビューから15年経た今大人になったBaseBallBearの音色になっていました。小出さんのギターソロも良かった、、
4 SCHOOL GIRL FANTASY ここでまさかのレア曲です。中々聞けないカップリング曲の登場でした。これも春から夏へ移り変わる夜の歌かなと、個人的に思っていたのでとても聴けて嬉しかった。いつも私もこの時期にカラオケで歌うので心象と重なった気持ちでした。関根さんのコーラスも良かったし、「ぶっ壊したものばかりの世界」が今のご時世的に多くの人が抱える気持ちかなと。
5 the cut 曲がそのまま繋がりドラムのテンポに合わせラップから始まるこの「THE CUT」今の体制にならなければ、確実にこのアレンジにならなかったなと思いました。リズム隊の骨太なサウンドがあるから小出さんがギターで引っ張る必要もないし、音の足し算、引き算を上手く使った新体制になってからの代表曲だし、ライブで成長していった曲の1つですし、今日のトレンド感も感じるギターロックとラップの融合でした。
6 風来 最新アルバムの最後の曲からの選曲。何度も話しているかもしれませんが、BaseBallBearのアルバムは最後の曲が重要で何かしらメッセージ性があると私は思っています。この曲に関して言えば、メンバーが丸くなったな思いました。このライブのMCで「今歌いたいことは笑顔になれる曲、最終的には怒りとかじゃなくて笑いだなと思いました」と話ていました。そんなことをこの曲、今回のライブで感じました。
7 SYUUU MCを挟んでからこの曲でした。この曲の意味「驟雨」とは突然振り出した雨のことです。これは恐らく、亡くなった赤い公園の津野さんへの曲なのかなと思っていました。最後のフレーズ「バカヤロー」が心に残るけど爽やかなBaseBallBearらしいけどコード進行は実は複雑という今BaseBallBearが打ち出す4つの楽曲でした。 8 真夏の条件 「まだ8曲だけど間髪入れずにこのまま今日のライブは突っ走るぞ」というメッセージ性も感じましたし、この曲の後の曲も代表曲ばかりでフェスのトリみたいな流れで最高でした。「ギター俺!!」も確かこの曲で言っていました。この曲のギターソロは本当に気持ち良かった。
9 changes 「やはりこの曲は欠かせないよね」という選曲。小出さんのゆったりと引き語りの様なアレンジから曲に入る形が新鮮でした。(ビバラでも同じ形だったので予想ができました)この曲を3人でやると4人が良いとか、音が足りないという意見がありますが是非生音で聞いて欲しいです。(リズム隊が凄くてそんなこと感じさせません!!)
10 Tabibito In The Dark 「よし!changesが終わって一息かな」って思っていたらTabibitoのイントロギターが始まりベースが入るあの形がこの曲の一番好きなところです。特に最近はベースの音が最高なのでライブアンセムかなと個人的には思っています。例の通り、サビ前の溜めで観客を煽る感じとかライブだな~って思っていたら、Tabibito In The DarkがTabibito In The Darkしてました笑(この表現伝わるかな~)
11 ドライブ Tabibitoの後は新曲の「ドライブ」この一年半コロナで自分達の生活が奪われたこと思いだし感傷的になりつつ最後フレーズ「ちょっと愛しているよ」でまた前に進もうと思えてきて今日のライブきっとこれが最後の曲かなとギターソロで思っていたらまさかの次の12曲目と繋がっていきました。(この曲で何人か泣いている人を見かけました。その気持ち分かるよ~~~)
12 Stairway Generation 関根さんの極太ベースから始まるこの曲で観客のボルテージがマックスになりました。本当にいつ聴いてもこの曲から元気をもらえますね。(小出さんが歌詞を間違えてました笑) En
13 新曲 お約束のアンコールもこういうの込みでライブだよなと思いつつ席に座って休憩してました。(笑)まさかの新曲でどういった曲かあまり覚えていませんが、今こういう曲を作っていきたいんだなとひしひしと感じました。(因みに明るくなるような曲でした。ギターがかっこよかった、、)小出さんのギター弦が切れてこういったところもロックだしライブなだと思いました。
14 PERFECT BLUE ギターチェンジして一拍いれてから「PERFECT BLUE」今日のラストにふさわしい曲だと思いました。小出さんも「こういう突っ走るセットリストには普段しないけど、コロナでライブが出来なくなって最初のツアーだからOver Driveというタイトルにしました」と言っていて本当に今日来て良かったしもうすぐで夏が来るしBaseBallBearの季節がくるなと爽やかな気持ちでライブを終えました。
・総評
こういったご時世でライブに行くのも気が気でないですが参加して良かったと思えるライブでした。小出さんも最初のMCで「よく来たね」と言っていましたし、MCがグダグダで特に台本がない感じとかいつも以上に拍手が多いライブで暖かい気持ちになれました。次のライブはいつになるか分かりませんが楽しみに次の来るライブを待ちたいなと思います。