明桜高校・風間球打君の分析
甲子園注目の投手、ノースアジア大明桜高校の風間球打君が大会3日目に登場。帯広農業相手に4回無失点(執筆時点)の好投を繰り広げている。雨の中の投球になっているが、落ち着いた投球を見せている。
野球脳の私から見た風間君は、良い投手だが、心配な点がある。
※前提として素晴らしい投手であり、この称賛は他の方が書かれている記事等を見ていただきたい。
風間投手の課題
・腕を振る前に力を入れて腕を振り抜いている。
▶筋肉の一部分に負担がかかりやすい。
▶連投の疲れでフォームが乱れてくると制球ばらつきが出る可能性
▶体に支障きたす可能性がある。
▶変化球が抜ける(直球のリリースと異なる修正が効かない)
・安定して内角に投げきる制球力がまだない
▶投球の幅が狭まり、好打者には的を絞られやすい(配球面)
▶内角を狙った珠が中に入る失投
課題の改善に向けて
・投球の一連のフォームを、流れとして行う。
▶体全体で投球する分、負担が一箇所に集中しづらい
▶体の感覚がおかしいときも修正が可能
※今は野手投げに近い力の入れ方でこの方が制球しやすい投手もいる
・内角に投げきる練習を行う
▶特に右打者に対して、どこにめがけて投げるか自身の中でコツを掴む
▶投げきれないときは高低差を有効に使い、投球の幅をもたせる
上記は私が1イニング程度見た中で感じたことです。
1試合を通して投げきるわけですし、1イニングだけではもちろんわかりません。
しかし、試合の1イニングで見られるということは、その投手の力を表しています。
もちろん素晴らしい投手ですので、他の方とは異なり、課題面に着目しました。
風間君のこれからに期待し、見守りたいです。
全国の高校球児の皆さんが、悔いなくプレーできますように。
2021.8.12