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2.投球術としての真ん中

皆さんこんにちは、野球オフシーズンにnoteではしゃぎだしたHIROです。
野球好きの皆様にサチアレ!をテーマに書いております。

■自己紹介
勝率98.4%は私が中学校野球部時代、正捕手として1年間で残した戦績です。
練習試合も含め、130試合126勝2敗2分、全試合でマスクを被りました。
ささやき戦術を大声で繰り広げるプレースタイル。(他に見たことない)
守備の監督として任命されるもイップスに陥る心優しき一面を持つ。
心優しい一面だけは忘れずに、現在会社員として働いている。

■下記の方々に有益な情報提供ができれば良いと思っております。
・学生野球の指導者の皆様(小中高)
・野球少年少女を支える保護者の皆様
・野球をもっと楽しむために詳しくなりたい全世代の皆様
・教育者の皆様

さて、今日のテーマは『投球術としての真ん中』です。
コースと言えば内角、外角とお考えの方も多いのではないでしょうか。
私自信、真ん中のコースは主に3つの使い方をしていました。

真ん中の使い方
1.高めのつり球(肩の高さボール球)
2.縦系の変化球(膝から下ボール球)
3.打てないと判断した打者・投手に投じる(膝の高さ)
主にこの3つの使い方で、投球の幅が更に広がります。

1.高めのつり球(肩の高さボール球)
高めのつり球を要求する目的は主に3つあると考えられます。
①高めを振らせる
 ⇛打者が思わず振ってしまったが、高すぎてミートできず空振りする
②次の球を活かすための見せ球
 ⇛対角線は打者の目が追いつかない場合あり、次の球で低め変化球を放る
③ウエスト
 ⇛盗塁警戒やスクイズ、バントが考えられるとき(フライになりやすい)

2.縦系の変化球(膝から下ボール球)
真ん中とは、『甘い球来た』と打者に思わせるコースです。
これを逆手に取り、主にストライクからボールになる球は有効です。
スローカーブや縦系の変化はど真ん中めがけて投げて、ベース奥にワンバウンドさせるイメージで投げると打者はつられます。これが外角になると、コースと高さの判断になるため、打者は見極める確率が高くなります。
ですから、振らせに行く変化球として真ん中というコースは有効です。
三振を狙いに行く際、1.高めのつり球を投球した後に投げるとより効果的と言えます。

3.打てないと判断した打者・投手に投じる膝の高さストライクゾーン
これは球数を減らす目的で意図的に投じます。
特に小中学生、草野球などは、ヒットを打つ確率が極端に低い打者がいます。投手の疲労を考慮すると、理想は27球(9イニング)で試合を終わらせることですので、打者の力量を見極めて無駄球を投じないことも大切です。
また、点差、イニング等の状況を加味し、投手の場合も投じます。
万が一ヒットを打たれても、投手を塁上に置いて疲れさせる、投球の準備をさせない等の意図があります。
投手がランナーとして塁上にいて、後1本が出ずに残塁した場合、かなりダメージが大きいです。
これは作戦としての打たれてもオッケーな場合であり、投手を疲れさせる目的でわざと死球を当てるなどはあってはいけません。

どうでしょう、真ん中というコース、意外と奥が深いのではないかなと思います。打者に的を絞らせないことで、打者の判断が遅れ、凡退の確率があがります。内外角に加え、真ん中の高低を意識してみてください!!!
真ん中というコースをぜひ、活用してみてください!!!

最後までお読みいただきありがとうございました。
野球人の皆様、お怪我にお気をつけて。

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