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チリも積もれば|5/1 対中日5回戦を振り返る

ご覧いただきありがとうございます。
今日は初回の猛攻を見ることができなかったので昨日と同じく気になった部分だけ書いていきます。

試合結果

12-1で勝利!
石田健大は今シーズン初登板で初勝利。
17安打の猛攻。

気になった部分

石田について

フォームが変化していて軸足で立つときにブレがなくなった印象です。
初回の猛攻のおかげもあると思いますが、投球自体も大きくブレることなくゾーン付近でまとまっていました。
さらには変化球で空振りも取れ、クロスファイヤーの真っ直ぐでも見逃し三振を奪うなど、テンポも含めて石田のやりたいように投げられていたように思えます。
ただ球速自体はそれほどでしたし、甘いところを痛打されるシーンはあったので、真っ向勝負となると苦しくなることには違いないと思います。
次回登板で援護が今日ほどなかった時の投球として、どこまでゾーン勝負できるかは注目かもしれません。

初回の攻撃について

打者13人で9安打9得点の猛攻でしたが、初球ヒットが4人、5球を超えたのが2人と早いカウントで結果が出ていました。
試合前からデータ的な部分でイメージや準備が出来ていたのかもしれませんが、その上で狙い球をしっかり捉えて良い結果にすることが出来た部分が良かったと思います。
昨日書いた「チャンスでスイングに制限をかけている」という点が今日は見られなかったのかなと思いますし、シンプルに振れていた姿は久しぶりに気持ちが良かったです。
明後日以降も試合がある程度進むまではこれくらい振っていって構わないと思いますし、そういった姿を見たいなと思います。

蝦名について

ここ最近絶好調で昨日も書いた蝦名ですが、今日も今日とて4安打。
特にそのうち3安打は追い込まれたカウントで真っ直ぐを捉えたものでした。
浅いカウントで捉えた一昨日とは違ってカウントごとの対応力も今はとても良いように見えますし、多くの方が話しているように無駄な動きが削がれて真っ直ぐに負けなくなったということも大きいかと思います。
真っ直ぐに負けなければそれだけボールを引きつける余裕が生まれてゾーン管理も良くなるという好循環。
さらにラッキーでヒットになっているわけでなく、痛烈に捉えたものが多く、そういった点からも当分この調子は続きそうです。
あとは一般論で言えば他チームに注目されたときにどうやって対応していくか、あるいは調子が良すぎてゾーン管理が疎かにならないか、疲れが出てきて打ち損じや真っ直ぐに負けるシーンが出てこないか、あたりが懸念になりそうです。
しかしゾーン管理や対応力に関しては今のところ一軍レベルでも武器として見せることが出来ていると思うので、疲労からくるズレを乗り越えて欲しいなと思います。

関根の守備について

今年の関根は守備がめちゃくちゃ良いなと思っています。
元々シングルヒットで止めるプレーが上手い印象でしたが、そのような両翼で逃げていく打球に対して例年以上に動けている印象が強くなりました。
ライトが度会、蝦名という起用、また佐野がファーストという起用のため、レフト、センターで起用できていることが大きいとは思いますが、左利きでグラブがより伸びる方向に逃げていく打球に対する追い方、球際ともにこれだけ良ければ指標もどんどん伸びてくるんじゃないかなと思います。
足で進塁阻止が出来る存在として期待していきたいです。

総括

鬱憤が晴れたような攻撃で5月がスタートしました。
今日は度会も初めてスタメンを外れ起用の変化も見られつつありますし、そんな中で蝦名がポジションを掴みつつあることで別ポジションにおいてもファームからの供給に期待が集まるかもしれません。
ここまで戦ってきたメンバーも入れ替えられたくないということで彼らの奮起にも期待ができますし、少し遅くはなったものの争いが再加熱してチームの良い結果につながって欲しい5月です。

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