チリも積もれば|6/4 対オリックス1回戦を振り返る

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気になったところを書いていきます。

気になったところ

山﨑→坂本へのスイッチ

8回表、先頭の宗がエラー出塁、続く太田もヒットで無死1,2塁から二死まで漕ぎ着け西川を迎えたところで交代という采配。
山﨑を交代したことに関しては相性が大きいのかなと思いました。
通算で山﨑康晃vs西川龍馬は26打数10安打で打率.385、ホームランも2本と非常に打たれています。
一方で対左の方が打っている西川に対して対左の方が打たれている坂本という起用に関しては単純な相性だけでない意図も感じます。
特に3球連続カットボール、チェンジアップ、カットボールという配球で三振を取りましたが、坂本のカットボールが西川に効果的であるという狙いがあったのかもしれません。
正確には意図が分かりませんが結果的に最適なチョイスが出来た場面だったと思いますし、坂本の立場もより確固たるものになったのではないかなと思います。
今後も火消しや勝ちパターンという良い場面で使われると思いますが一つ一つ抑えていって信頼を積み重ねて欲しいなと思います。

終盤のバントについて

個人的には7回の蝦名のバントは一死3塁にするものだったので良い判断だと思いますが、8回の山本のバントは一死2塁にして下位打線に向かうという点であまり好みではありませんでした。
上手くいった部分をどうこう言うべきではないとは思いつつ、今までの自分の意見に一貫性を持たせる必要もあるはずなので書きます。
まずこの2つのバントには違いがあると思っています。
終盤で1点が欲しい場面ということは共通していますが、7回は次の打者がヒットを打たなくても犠牲フライやゴロでも点が入るのに比べ、8回はヒットを絡めなければ点がほぼ入りません。
比較的可能性が低くなる策を取った上で低い可能性をモノにできたシーンという風に感じました。
ただし森や梶原にこのチャンスでのアプローチを通して経験させるという意図があったのであれば恐ろしいくらい効果的だったと思います。
今後につながる成功体験になってくれればなと思います。

終わりに

ここ数週間で2軍からの供給が急激に高まり、起用の柔軟性も強まっている印象です。
ファームから上がってきた選手がしっかり結果を残せていますし、戦力整備が進んできました。
まだまだこのチームは伸び代を数多く残していますし、シーズン後半になればなるほど強くなるという期待をしています。
後半一気に上がるための布石を打っていると思って見ていきたいと思います。

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