チリも積もれば|6/1 対日ハム2回戦を振り返る

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気になったところをあげていきます。

気になったところ

6回裏 佐々木千隼vsマルティネス

二死1,2塁でここまで2安打1本塁打のマルティネスを迎えた場面。
絶対に間違えないぞというバッテリーの狙い、意図をとても感じるシーンでした。
1球目から4球目までは特にストライクゾーンギリッギリに投げ込み、5球目は少しだけ浮いたものの6球目もギリギリ。
ラストボールの7球目こそ甘いスライダーになりましたが、そこまでの際どい外の出し入れのおかげでマルティネスの意識もそちらにあったのか、差し込むことができたと思います。
経験豊富なバッテリーの意思疎通がしっかり取れていたレベルの高いやり取りに感じられましたし、ここが力の入れどころと認識した際のお手本のような投球でした。

伊藤光について

誰もがわかる通り今日は攻守に光っていたと思います。
ホームランはもちろんのこと、盗塁の際の2塁送球が二度あった(一度は四球でノーカンのため実質一度)と思いますが、どちらもストライク送球。
さらに前述の佐々木千隼や最後の森原など、投手との意思疎通もバッチリで、ガッツポーズなど気持ちの入り方が伝わってくる振る舞いなども見られました。
基本線は山本という運用で、戸柱と同じく週に一度程度の出場なものの、代打でも高序列で起用したくなる打撃の調子に加え、近年の懸念であった盗塁阻止についても復活しているように思えます。
これほど贅沢な捕手運用は他チームにない武器ですし、ベンチ内での声掛けなどコーチングの部分でも必要不可欠な存在として例年以上に光り輝くシーズンになっていきそうです。

終わりに

個人的に最近深く見ることができていませんが、蝦名、森、梶原、坂本と昇格してすぐに結果を残す、「使ってもらう」ではなく「使わせる」選手が出てきたことで良い意味で悩ましい事情になってきたと思います。
非常に攻守でバランスが整ってきましたし、次はリリーフの整備ということで坂本に加えて中川虎、佐々木千隼、ウィックも良いアピールができていると思います。
誰が不調ということは必ずあることで計算通りにはいきませんが、反対に計算外から好調の選手がカバーできている現状はかなり理想的です。
正直に言えば、今の段階でここまで選手が出てくるとは思っていなかったですし、期待を上回っている感覚です。
噛み合う噛み合わないは試合ごとにあれど、全体的に見たら良い傾向が続いているのでこのまま6月で一気にまくるような展開に期待しています。

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